Rebuild             


第20回、「Rebuild−チーム改造計画」
正直、かなりしんどかった
アトランタ・ホークス!

え〜っと、正直言いまして、今回ほど「ギブアップ」と言いたかった回もありません(笑)。

アトランタ・ホークス

 アル・ハリントンのサイン&トレードがインディアナ・ペイサーズとの間で囁かれているホークス。
 実際には将来に向けて、指名権などを絡めたトレードが予想されるが、我が「NBA FAN'S PAGE!」では優勝へむけたトレードを提案したい。
 ジェフ・フォスターとサルナス・ヤシケヴィシャスの獲得を。
 今、ホークスにあってまず手に入れたいのが安定したPGと、インサイドでのリバウンド。
 この両方をこのトレードで片付けてしまえればと、この二人をチョイス。
 「PGならジャマール・ティンズリーのほうがいいのでは?」
 「リバウンドならジャーメイン・オニールとの1対1のトレードのほうがいいのでは?」
 とのご意見もあるだろうが、ペイサーズがハリントン獲得に踏み切るということは、今勝ちたい、という意思が見て取れる。となるとオニール放出では獲得する意味があまりなくなります(オニールに限界を感じており、方向転換を図りたいという可能性が残りますが)。
 さらにスピーディ・クラクストンというチームに勢いを与えてくれるPGをオフに獲得したホークスには同系統のティンズリーは不要。NBAでの経験は浅いものの、既にプロリーグで長くプレーしているヤシケヴィシャスの多才さと安定感を今回は選びたい。更には理想ではエヴィッド・ハリソン、現実的には2巡名指名権ぐらいはほしいところ。
 余談かもしれないが、ハリントンの契約内容はネネがデンバー・ナゲッツと結んだ6年6000万ドル以上だと考えるのは難しくない。となると、ニューオリンズ/オクラホマシティ・ホーネッツとペジャ・ストヤコビッチが結んだといわれている5年6000万ドル程度になるのかと。
 続いては、サンアントニオ・スパーズへジョシュ・チルドレスを放出し、ブルース・ボーウェンを獲得。期待の若手だが、ディフェンス力のかけるホークスにあって、スパーズ側がこの話を呑んでくれるのであれば、飛びついて間違いない話だ。しかし、ボーウェンも最近では衰えが目立つ。そのため、いつも言っているようにあくまでも「即勝負」を前提としてのトレード。私がチームオーナーなら絶対にGo!サインを出さない案であることも本人も承知しています。
 これにはスパーズがダラス・マーベリックスにディフェンス力ではなく、オフェンスで押し負けたのを受けて、そこへのテコ入れを望んでいてくれればありえるトレードかと。事実、ボーウェンのトレードの噂は毎年聞こえてくる話。
 更にはリバウンドが拾えるG、ジョシュ・スミスをボストン・セルティックスへトレード。見返りはアル・ジェファーソンの獲得。多くの面で未熟さと、才能の片鱗を垣間見せてきているジェファーソン獲得にインサイドの問題いっそうの期待を託す。Cを務めるフォスターは得点では多くは期待できない。その面を補ってくれれば。ディフェンスではフォスターは一定以上の能力を期待できるため、お互いに補い合えれば。

 これでとりあえずはこうなります。

 PG サルナス・ヤシケヴィシャス スピーディ・クラクストン
 SG ジョー・ジョンソン 
 SF ブルース・ボーウェン マーヴィン・ウィリアムス
 PF アル・ジェファーソン ザザ・パシュリア
 C  ジェフ・フォスター

 PGにはサリム・スタウダマイヤーも、ティロン・ルーもおり、層は厚い。ここらへんを使い、サクラメント・キングスとのサイン&トレードをまとめ、ボンジ・ウェルズを獲得できればベスト。できなければ、ヤシケヴィシャスに両Gポジションのバックアップに回ってもらい、クラクストンをPGのスターターとする。しかし、これではバックコートのバランスがPGに厚く、SGに薄い状態が続く。そのため、この状況になったなら、私はプレーが可能かをしっかり見極めた上で、FAのラトレル・スプリューエル獲得を考えたい。
 他ではCでは理想ではアロンゾ・モーニングを獲得したいところだが、マイアミ・ヒート残留を表明している為、FAのマーク・ジャクソンで手を打つ。また、マイケル・オロワキャンディなど、もう一人は連れて来たところ。というのも、先にも言ったようにフォスターはいいプレイヤーだが、ファールトラブルも多い。そのバックアップとモーニングのようないいCか人数か、どちらかをそろえる必要がある。
 これで、
 PG ヤシケヴィシャス クラクストン
 SG J・ジョンソン ボンジ・ウェルズ
 SF ボーウェン M・ウィリアムス
 PF アル・ジェファーソン ザザ・パシュリア
 C  ジェフ・フォスター M・ジャクソン

 そして!
 ここにラリー・ブラウン氏を連れてくる!正直、ホークスが優勝したいと考えるならこれは、他のどのトレードよりもやってくれないと話が始まらない。ブラウン氏をHCに向かえ、希望とあらばチームは置いておくと明言したM・ウィリアムスだが、トレードに出しオーランド・マジックとのサイン&トレードをまとめトリヴァー・アリーザなど、ブラウンHCの希望する人事を行なうのもありかと。
 あと、キース・ヴァン・ホーンのようはアウトサイドのあるインサイドのプレイヤーが欲しいが・・・。


 と、ない知恵を絞ってみましたが、これが私の限界。
 正直なところ、今回ほど「ギブアップ」を言いたかった回はなかったです。
 ここまでやっても、ヤシケヴィシャスがチームにフィットするのか、との疑問もあるし、チームができたとしてもジェファーソンが希望通り化けてくれないと優勝はかなり難しい。
 少しでも「優勝」の文字を意識できるチーム作りをと狙ったつもりだったのですが、どうだったでしょうか。



 今年はどこもコーチしない。
 そう話しているラリー・ブラウン氏。色々やるより、彼にHC兼GMの職をオファーする。これが一番の優勝への近道なのかもしれませんね。

 asua


2006オフの改造計画履歴

ニューヨーク・ニックス

ロサンゼルス・レイカーズ

アトランタ・ホークス

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