第47回、改造計画 2010オフ、第一弾 2010オフは、まずシカゴ・ブルズから 「今シーズンの優勝を狙えるチームにする」 この目標に向けて、無理やりチームロスターの改造を行うこの企画。 将来性?契約残?そんなものは完全に無視して、優勝のみを追い求めます。 いつもながら、管理人の独断と偏見により、凝り固まった案となっていますので、どうか笑ってやってください。 管理人 asua あと、アンケートを見て、やり始めて…している間に、アンケート結果も変わってきますし、複数手がけてどのチームが一番に仕上がるかにもよってきますので、必ずしもアンケート結果が現時点で1番のチームが対象となるわけではありませんので、あしからずご了承下さい。 トレードや、契約状況などが刻一刻と変化しますので、できたらすぐにアップしたいので。 よろしくお願いします。 管理人 asua |
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PGには、今若手PGの中での出世頭デリック・ローズを配し、SGにはユタ・ジャズでの実績があるローニー・ブリューワーを新たに獲得。SFにはルオール・デンがチームの伝説的プレイヤー、スコッティ・ピペン氏を目指して奮闘し、PFにはこちらもジャズからカルロス・ブーザーを獲得。Cには本来はPFながらガムシャラにやってくれるジョアキム・ノアがおり、大ベテランのカート・トーマスがそれを支える。 バックアップには、PGにC.J.ワトソンがおり、外から射抜くカイル・コーヴァーが加わり、インサイドではタジャ・ギブソン(9.0得点・7.5リバウンド、82ゲーム出場のルーキー)がいる。 この機動力のあるメンバーを、今のボストン・セルティックスのディフェンスを創り上げたトム・シボドーHCが指揮すれば、面白くなることは間違いない。 …だが、優勝となると厳しい。 ローズは素晴らしい若手PGだが、プレーに雑なところがあり、良くも悪くも若手だ。 ブリューワーはディフェンスが素晴らしいSGだが、3P%ではキャリアで.234の数字はSGとしてはかなり悪い。 そして、デン。 器用でこれからが楽しみな選手ではあるが、怪我が多い。ここまでの6シーズンで82ゲーム全ての出場したのは1シーズンだけ。ここ3シーズンの出場平均数は60.6ゲーム。大ベテランのシャキール・オニール(ボストン・セルティックス)のここ3シーズンの平均63ゲームにも及ばない。少なくとも来シーズン優勝を狙うこのコラムでは、期待をかけるのは少し厳しい。 そこで考えたのが、 ベテランPGの獲得と、ディフェンス力の向上、アウトサイドシューターの獲得。 1つめは、オフにC.J.ワトソンを獲得、3つめはカイル・コーヴァーを獲得し、それなりに形にはなっている。 しかし、PGの補強ということではワトソンの獲得は頼もしいが、こちらも若手。コーヴァーについてはいい補強だが、ディフェンスに難があるのに加え、一人で一気にチームのアウトサイドの状況を改善できるわけもない。 そこで、アトランタ・ホークス、ニューヨーク・ニックスとの三角トレードを成立させる。 まず、ブルズがホークスへデリック・ローズ、ルオール・デンをトレード。 ホークスはブルズにジョシュ・スミス、マイク・ビビーをトレードし、ニックスへ2011年ドラフト1巡目指名権とジャマール・クロフォードをトレードする。 ニックスは、ブルズにダニロ・ガリナリを、ホークスへエディ・カリーをトレードする。 順を追って説明すると、まずはブルズ。 ブルズについて、ローズとデンの放出理由は先の通り。 見返りとして、ベテランすぎる感はあるが、ワトソンもいる状況で、アウトサイドとゲームコントロールが安定しているビビーの獲得は大きい。 更にSFでディフェンスのできるスミスを獲得。 ニックスから獲得するガリナリは、サイズがあり(208cm)アウトサイドシュートにも長けている(昨シーズン、3P.381)。 ローズとデンという将来性はガリナリ一人が担うことに今後なるが、ルーキーシーズンのような怪我がなければ、その多くを補ってくれるはず。 ホークスは、チームとしぶしぶ再契約したとされるジョー・ジョンソンを納得させる期待の若手、ローズにデンを獲得。昨年の順位(イースタン3位)を考えると、1巡目指名権(2010ドラフトで24位)に、シックスマン・オブ・ザ・イヤーに輝いたが契約延長交渉が難航し、オフには無償で出ていかれてしまう危険性もあるジャマール・クロフォードを出しても十分、補うことができるだろう。 カリーの獲得も、一応スミスの抜けたインサイドの補強と考えることもでき、万が一、それなりの成績を残してくれれば言うことはない。残さなくても契約は来シーズンいっぱい。 ニックスは、期待の若手ガリナリが昨シーズン花開いたわけだが、怪我の心配もある。カリーも放出したい。そう考えた場合、カリーをニックスでは戦力外と見ていることから、「クロフォード⇔ガリナリ」と考えた場合、将来性を除いたスタッツで考えるとそれほどマイナスはない。 クロフォードの昨シーズン 18.0得点・3.0アシスト・2.5リバウンド・FG.449・3P.382 ガリナリの昨シーズン 15.1得点・1.7アシスト・4.9リバウンド・FG.423・3P.381 更にクロフォードはニューヨークでのプレー経験があり、走るゲームプランでの実績(GSWで2008-09シーズンに19.7得点と活躍)もある。ニックスの現HCは、マイク・ダントーニHC。 このトレードでニックスはロスター枠がひとつ活用できていなかったのが開放され、支出も(カリー1127万ドル+ガリナリ330万ドル - クロフォード1008万ドル)449万ドルの削減となる。更には次のドラフトで1巡目指名権が1つと、来オフに獲得が噂されているカーメロ・アンソニーら大物FAに備え、ガリナリのサラリーを来オフのサラリーキャップから外すことに成功している。 ブルズ放出 サラリー総額 デン1135+ローズ554 = 1689万ドル ホークス放出 スミス1160+クロフォード1008+ビビー556 = 2724万ドル ニックス放出 カリー1127+ガリナリ330 = 1457万ドル 「トレードに際に、サラリーキャップを超えているチームは、放出した選手のサラリーの125%+10万ドルまでのサラリーの選手しか獲得できない」 というルールがある。 このトレードを成立させるために、形式上は以下のとおりとなる。順番もこのとおりで。 ブルズ ⇔ ニックス 条件付き将来の2巡目指名権 ⇔ ガリナリ330万ドル ブルズはサラリーキャップに余裕があるため、その余裕の範囲内であればトレードでのほぼ無償での獲得が可能なため。 ブルズ ⇔ ホークス デン1135+ローズ554 = 1689万ドル ⇔ スミス1160+ビビー556 = 1716万ドル ホークス ⇔ ニックス 1巡目指名権 + クロフォード1008 ⇔ カリー1127 結果、ロスターは以下のとおりとなる。 PG マイク・ビビー C.J.ワトソン SG ローニー・ブリューワー キース・ボーガンス SF ジョシュ・スミス ダニロ・ガリナリ カイル・コーヴァー PF カルロス・ブーザー タジャ・ギブソン ジェイムス・ジョンソン C ジョアキム・ノア カート・トーマス オマー・アシク ロスター枠は13であと2つ。サラリーは約5600万ドルほどになるか。 あとは空いているキャップスペースを使って、ジェリー・スタックハウスをベテラン最低保証給(135万ドル)以上での1年契約をオファーし獲得するか、サイズのあるCを獲得する(クワミ・ブラウン、もしくはサイズはないがブライアン・スカラブリニとか?)。 あとは、サイズアップと契約延長交渉がもつれた場合を考え、ノアとマーク・ガソル(メンフィス・グリズリーズ)とのトレードも行えれば理想的。できれば、グリズリーズへは契約延長&トレードを行う。このトレードが成立させられた場合、先のインサイド補強より、ベテランPGをあと一人連れてきたい。アール・ワトソン、ジャネロ・パーゴを希望。 また、ガリナリかスミスがSGとして起用できるのであれば、両者をスターターとして起用したい。 PG マイク・ビビー C.J.ワトソン アール・ワトソン SG ローニー・ブリューワー キース・ボーガンス ジェリー・スタックハウス SF ジョシュ・スミス ダニロ・ガリナリ カイル・コーヴァー PF カルロス・ブーザー タジャ・ギブソン ジェイムス・ジョンソン C マーク・ガソル カート・トーマス オマー・アシク ガリナリは3Pで平均試投数6.0はリーグ4位と、オーランド・マジックのラシャード・ルイスとほぼ同じ平均試投数でほぼ同じ%を誇り、サイズも同じ。つまりはそれだけの実績を残しているということだ。それだけに今回提案するトレードは、実現が難しく、実現できれば大きくチームは前進する。 スミスにブリューワーのディフェンス、ガリナリとコーヴァーのアウトサイド、ブーザーにガソルのインサイド。 それぞれが機能し、トム・シボドーHCがチームディフェンスを完成させることが出来れば、あるいはありえるかもしれない。 ガリナリが、ダーク・ノヴィツキーになるか、ポイントフォワードして器用さをいかん無く発揮するか、ただのシューターで終わるか。それ次第で可能性は桁がひとつ違ってくるだろう。 管理人 asua |