第47回、改造計画 2010オフ、第一弾

2010オフは、まずシカゴ・ブルズから


 「今シーズンの優勝を狙えるチームにする」
 この目標に向けて、無理やりチームロスターの改造を行うこの企画。
 将来性?契約残?そんなものは完全に無視して、優勝のみを追い求めます。

 いつもながら、管理人の独断と偏見により、凝り固まった案となっていますので、どうか笑ってやってください。

 管理人 asua


 あと、アンケートを見て、やり始めて…している間に、アンケート結果も変わってきますし、複数手がけてどのチームが一番に仕上がるかにもよってきますので、必ずしもアンケート結果が現時点で1番のチームが対象となるわけではありませんので、あしからずご了承下さい。
 トレードや、契約状況などが刻一刻と変化しますので、できたらすぐにアップしたいので。
 よろしくお願いします。
 管理人 asua






 
No Player Pos Ht Wt Age Exp College 2010 Salary
20 Alexander, Joe SF 6-8 220 23 2 West Virginia $2,583,360
25 Asik, Omer C 7-0 255 24 R None N/A
10 Bogans, Keith GF/SG 6-5 215 30 7 Kentucky $1,033,342
5 Boozer, Carlos FC/PF 6-9 260 28 8 Duke $12,657,233
9 Brewer, Ronnie GF/SG 6-7 236 25 4 Arkansas $2,717,161
32 Brown, Devin GF 6-5 210 31 8 Texas-San Antonio $1,100,000
9 Deng, Luol SF 6-9 220 25 6 Duke $10,370,425
22 Gibson, Taj PF 6-9 225 25 1 USC $1,039,800
16 Johnson, James F 6-9 245 23 1 Wake Forest $1,594,080
26 Korver, Kyle GF/SF 6-7 212 29 7 Creighton $5,155,115
13 Noah, Joakim FC/C 6-11 232 25 3 Florida $2,455,680
1 Rose, Derrick PG 6-3 190 21 2 Memphis $5,184,480
40 Thomas, Kurt FC/C 6-9 230 37 15 TCU $3,800,000
Veremeenko, Vladimir F 6-10 230 26 R N/A
23 Watson, C.J. G/PG 6-2 175 26 3 Tennessee $1,000,497
 
 PGには、今若手PGの中での出世頭デリック・ローズを配し、SGにはユタ・ジャズでの実績があるローニー・ブリューワーを新たに獲得。SFにはルオール・デンがチームの伝説的プレイヤー、スコッティ・ピペン氏を目指して奮闘し、PFにはこちらもジャズからカルロス・ブーザーを獲得。Cには本来はPFながらガムシャラにやってくれるジョアキム・ノアがおり、大ベテランのカート・トーマスがそれを支える。
 バックアップには、PGにC.J.ワトソンがおり、外から射抜くカイル・コーヴァーが加わり、インサイドではタジャ・ギブソン(9.0得点・7.5リバウンド、82ゲーム出場のルーキー)がいる。
 この機動力のあるメンバーを、今のボストン・セルティックスのディフェンスを創り上げたトム・シボドーHCが指揮すれば、面白くなることは間違いない。

 …だが、優勝となると厳しい。
 ローズは素晴らしい若手PGだが、プレーに雑なところがあり、良くも悪くも若手だ。
 ブリューワーはディフェンスが素晴らしいSGだが、3P%ではキャリアで.234の数字はSGとしてはかなり悪い。
 そして、デン。
 器用でこれからが楽しみな選手ではあるが、怪我が多い。ここまでの6シーズンで82ゲーム全ての出場したのは1シーズンだけ。ここ3シーズンの出場平均数は60.6ゲーム。大ベテランのシャキール・オニール(ボストン・セルティックス)のここ3シーズンの平均63ゲームにも及ばない。少なくとも来シーズン優勝を狙うこのコラムでは、期待をかけるのは少し厳しい。

 そこで考えたのが、
 ベテランPGの獲得と、ディフェンス力の向上、アウトサイドシューターの獲得

 1つめは、オフにC.J.ワトソンを獲得、3つめはカイル・コーヴァーを獲得し、それなりに形にはなっている。
 しかし、PGの補強ということではワトソンの獲得は頼もしいが、こちらも若手。コーヴァーについてはいい補強だが、ディフェンスに難があるのに加え、一人で一気にチームのアウトサイドの状況を改善できるわけもない。


 そこで、アトランタ・ホークス、ニューヨーク・ニックスとの三角トレードを成立させる。

 まず、ブルズがホークスへデリック・ローズ、ルオール・デンをトレード。
 ホークスはブルズにジョシュ・スミス、マイク・ビビーをトレードし、ニックスへ2011年ドラフト1巡目指名権とジャマール・クロフォードをトレードする。
 ニックスは、ブルズにダニロ・ガリナリを、ホークスへエディ・カリーをトレードする。



 順を追って説明すると、まずはブルズ
 ブルズについて、ローズとデンの放出理由は先の通り。
 見返りとして、ベテランすぎる感はあるが、ワトソンもいる状況で、アウトサイドとゲームコントロールが安定しているビビーの獲得は大きい。
 更にSFでディフェンスのできるスミスを獲得。
 ニックスから獲得するガリナリは、サイズがあり(208cm)アウトサイドシュートにも長けている(昨シーズン、3P.381)。
 ローズとデンという将来性はガリナリ一人が担うことに今後なるが、ルーキーシーズンのような怪我がなければ、その多くを補ってくれるはず。

 ホークスは、チームとしぶしぶ再契約したとされるジョー・ジョンソンを納得させる期待の若手、ローズにデンを獲得。昨年の順位(イースタン3位)を考えると、1巡目指名権(2010ドラフトで24位)に、シックスマン・オブ・ザ・イヤーに輝いたが契約延長交渉が難航し、オフには無償で出ていかれてしまう危険性もあるジャマール・クロフォードを出しても十分、補うことができるだろう。
 カリーの獲得も、一応スミスの抜けたインサイドの補強と考えることもでき、万が一、それなりの成績を残してくれれば言うことはない。残さなくても契約は来シーズンいっぱい。

 ニックスは、期待の若手ガリナリが昨シーズン花開いたわけだが、怪我の心配もある。カリーも放出したい。そう考えた場合、カリーをニックスでは戦力外と見ていることから、「クロフォード⇔ガリナリ」と考えた場合、将来性を除いたスタッツで考えるとそれほどマイナスはない。

 クロフォードの昨シーズン 18.0得点・3.0アシスト・2.5リバウンド・FG.449・3P.382
 ガリナリの昨シーズン   15.1得点・1.7アシスト・4.9リバウンド・FG.423・3P.381

 更にクロフォードはニューヨークでのプレー経験があり、走るゲームプランでの実績(GSWで2008-09シーズンに19.7得点と活躍)もある。ニックスの現HCは、マイク・ダントーニHC。
 このトレードでニックスはロスター枠がひとつ活用できていなかったのが開放され、支出も(カリー1127万ドル+ガリナリ330万ドル - クロフォード1008万ドル)449万ドルの削減となる。更には次のドラフトで1巡目指名権が1つと、来オフに獲得が噂されているカーメロ・アンソニーら大物FAに備え、ガリナリのサラリーを来オフのサラリーキャップから外すことに成功している。

 ブルズ放出 サラリー総額 デン1135+ローズ554 = 1689万ドル
 ホークス放出 スミス1160+クロフォード1008+ビビー556 = 2724万ドル
 ニックス放出 カリー1127+ガリナリ330 = 1457万ドル

 「トレードに際に、サラリーキャップを超えているチームは、放出した選手のサラリーの125%+10万ドルまでのサラリーの選手しか獲得できない」
 というルールがある。
 このトレードを成立させるために、形式上は以下のとおりとなる。順番もこのとおりで。

 ブルズ ⇔ ニックス
 条件付き将来の2巡目指名権  ⇔  ガリナリ330万ドル
 ブルズはサラリーキャップに余裕があるため、その余裕の範囲内であればトレードでのほぼ無償での獲得が可能なため。

 ブルズ ⇔ ホークス
 デン1135+ローズ554 = 1689万ドル  ⇔  スミス1160+ビビー556 = 1716万ドル

 ホークス ⇔ ニックス
 1巡目指名権 + クロフォード1008  ⇔  カリー1127

 結果、ロスターは以下のとおりとなる。

 PG マイク・ビビー C.J.ワトソン
 SG ローニー・ブリューワー キース・ボーガンス
 SF ジョシュ・スミス ダニロ・ガリナリ カイル・コーヴァー
 PF カルロス・ブーザー タジャ・ギブソン ジェイムス・ジョンソン
 C  ジョアキム・ノア カート・トーマス オマー・アシク

 ロスター枠は13であと2つ。サラリーは約5600万ドルほどになるか。
 あとは空いているキャップスペースを使って、ジェリー・スタックハウスをベテラン最低保証給(135万ドル)以上での1年契約をオファーし獲得するか、サイズのあるCを獲得する(クワミ・ブラウン、もしくはサイズはないがブライアン・スカラブリニとか?)。
 あとは、サイズアップと契約延長交渉がもつれた場合を考え、ノアとマーク・ガソル(メンフィス・グリズリーズ)とのトレードも行えれば理想的。できれば、グリズリーズへは契約延長&トレードを行う。このトレードが成立させられた場合、先のインサイド補強より、ベテランPGをあと一人連れてきたい。アール・ワトソン、ジャネロ・パーゴを希望。
 また、ガリナリかスミスがSGとして起用できるのであれば、両者をスターターとして起用したい。

 PG マイク・ビビー C.J.ワトソン アール・ワトソン
 SG ローニー・ブリューワー キース・ボーガンス ジェリー・スタックハウス
 SF ジョシュ・スミス ダニロ・ガリナリ カイル・コーヴァー
 PF カルロス・ブーザー タジャ・ギブソン ジェイムス・ジョンソン
 C  マーク・ガソル カート・トーマス オマー・アシク

 ガリナリは3Pで平均試投数6.0はリーグ4位と、オーランド・マジックのラシャード・ルイスとほぼ同じ平均試投数でほぼ同じ%を誇り、サイズも同じ。つまりはそれだけの実績を残しているということだ。それだけに今回提案するトレードは、実現が難しく、実現できれば大きくチームは前進する。
 スミスにブリューワーのディフェンス、ガリナリとコーヴァーのアウトサイド、ブーザーにガソルのインサイド。
 それぞれが機能し、トム・シボドーHCがチームディフェンスを完成させることが出来れば、あるいはありえるかもしれない。
 ガリナリが、ダーク・ノヴィツキーになるか、ポイントフォワードして器用さをいかん無く発揮するか、ただのシューターで終わるか。それ次第で可能性は桁がひとつ違ってくるだろう。


 管理人 asua

 
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