第45回、改造計画 2009年編 第六弾はニュージャージー・ネッツ! 「今シーズンの優勝を狙えるチームにする」 この目標に向けて、無理やりチームロスターの改造を行うこの企画 いつもながら、管理人の独断と偏見により、凝り固まった案となっていますので、どうか笑ってやってください。 管理人 asua |
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ニュージャージー・ネッツ データは11/9当時のものなど 得点でリーグ29位の87.7 FGは27位の41.7% 3P%は27位の29.3% FT%は11位の76.4% リバウンドは20位の40.7 アシストは29位で17.0 TOは8番目に多く16.1 スティール、22位で6.3 ブロックは10位の5.3 ファールは19番目に多く22.3 得失点差はリーグ最下位の-11.9 スティールでは相手チームとの比較で平均で-4.4少なく、これも最下位 TOは同じく平均2.2多く、リーグワースト3位 アシストは同-3.7でワースト4位 リバウンドは同-3.4でワースト5位 FT試投数では-5.4でワースト3位 FG%では、-5.0でワースト5位 補強をするとなると、ドラフトが終わった今、FAかトレードとなるわけだが、その状況は以下のとおり。 FA、サラリー総額が5677万ドルで、サラリーキャップ(5770万ドル)まで空きもほぼなく、特別大きな手が打てる状況にはない トレードの場合は、超大物FA続出の2010年オフに向けて、契約最終年の選手のトレード価値が大型契約を引き受ける気があるのなら上がる可能性が高い 契約最終年 ボビー・シモンズ 1056万ドル、トニー・バティ 629万ドル、レイファー・アルストン 525万ドル、トレント・ハッセル 435万ドル、ジャーヴィス・ヘイズ 206万ドル 他では、昨シーズンに平均21.3得点をたたき出したデヴィン・ハリスの契約額が今シーズン840万ドルで、契約があと4年残っている。これは比較的割安な契約と言え、トレードするとしたら価値は高いか 「んな、あほな」 と言われるのは百も承知で、それでもあえて聞いて欲しいのが、ドウェイン・ウェイドの獲得だ。 正直、「今シーズンの優勝を狙えるチームにする」というが目標のこの企画で、ネッツがその位置まで行こうと思えば、やはりある程度以上の条件が揃わないと難しいのが実際のところ。のっけから泣き言で恐縮ですが。 このウェイドの獲得には、前提条件として、「オフの補強を望んだが補強されなかったことにウェイドが怒っている、などの理由で、ヒートとの再契約の意思がないことをチームに明らかにしている」ことが必要となる。 その場合、ヒートはウェイドをFAとして無償で失うよりも、今シーズン中になんらかの見返りを得たいと考えるはず。もちろん、無償で出て行かれたとしても、その再契約の分、キャップスペースが空くので、FA市場では戦いやすくなるが、その分、チーム戦力がFAに対しての魅力もなくなる。 そこへ先にも触れた割安で契約の残っているデヴィン・ハリスをオファーする。 ハリスなら、LBJなり、ボッシュなりを取ってきたとしてもポジションがかぶることもない。 更に、ヒートが処遇に困っている感じのあるマイケル・ビーズリーも獲得する。 見返りとしては、今のネッツの状況下(0勝7敗)での来年の1巡目指名権、プラス将来の1巡目指名権となる。あとは契約最終年の選手で、ヒートのポジションのバランスとサラリーの釣り合いを取る。 ウェイドとしても、現状の成績を見ればネッツ行きを嫌がる可能性もあるが、来オフにはFA。更に、ネッツであれば、「大都市・キャップスペース」という条件が揃い、LBJなり、クリス・ボッシュなりの獲得が可能。LBJに限れば、友人のJay-Zがネッツのオーナーの一人でウェイドがいるとなると、優勝を求めて移籍してくる可能性もある。 ヒートとしては、ハリスとネッツの1巡目指名権とでFA選手にチーム力としての魅力をアピールすることができ、かつビーズリーの分のサラリーキャップが浮くことを考えれば、ハリス加入によるキャップスペースが埋まる分も約半分はカバーできる。 ハリスの来シーズンのサラリー 898万ドル、同ビーズリー 464万ドル ネッツは、ウェイド、ビーズリーを獲得し、ハリス、バティ、ハッセル、ヘイズと来年の1巡目指名権と将来の1巡目指名権をトレードに出す。 確実にウェイドがFAとなり、かつチームと再契約しないという条件の下、FA市場に向けてサラリーキャップも埋めれない。そして、高い指名権なら欲しい。 ヒートにこの条件が揃った時、ハリスと”今のネッツの来年の指名権”というのは、ヒートにとって大いに魅力的に映るはずだ。ビーズリーまでは欲張りすぎ、といった気もしないでもないが、プレジデントのパット・ライリー氏は指名の段階からビーズリーの性格を問題視しており、ここまでその懸念通りに問題行動が続いている。このまま、その流れが続けば、放出はどんどん難しくなり、チームもコントロールを失う。それなら、契約最終年選手と将来の1巡目指名権とのトレードで放出に踏み切るのではないか、と期待しての提案である。 もちろん、ヒート側が来オフのサラリーキャップスペースをもう少し埋めてもいい、との考えを示せば、ハッセルの代わりにここまで10.0得点を記録しているルーキーのトレンス・ウィリアムスをオファーするのもいい。もしくは、釣り合いを取りやすくするために、ハッセルに加えて、という形が望ましいかもしれない。その場合、ヒートにもサラリーの釣り合いを取る為に、ドレル・ライトあたりを放出してもらう必要があるが。 トレード前 PG デヴィン・ハリス レイファー・アルストン キーオン・ドゥリング SG コートニー・リー トレントン・ハッセル トレンス・ウィリアムス SF クリス・ダグラス-ロバーツ ジャーヴィス・ヘイズ ボビー・シモンズ PF エドゥアルド・ナヘラ イ・ジャンリャン シェーン・ウィリアムス C ブルック・ロペス トニー・バティ ジョシュ・ブーン トレード後 PG レイファー・アルストン キーオン・ドゥリング SG ドウェイン・ウェイド コートニー・リー SF マイケル・ビーズリー クリス・ダグラス-ロバーツ ボビー・シモンズ ドレル・ライト PF エドゥアルド・ナヘラ イ・ジャンリャン シェーン・ウィリアムス C ブルック・ロペス ジョシュ・ブーン 違ったケースとして、ヒートがビーズリーの将来性をいまだに買っている、もしくはトレードする時期をまだだとしている場合においては、ビーズリーの代わりにユドニス・ハスレムを獲得したい。 正直、ヒートが再建を考えた場合、今シーズンの好成績はウェイド残留につなげる以外に大きなメリットはない。優勝できる戦力ではないし、プレイオフ未経験者がずらりと並んでいるわけでもない。本番は全て来オフのFA補強が終わってからの話となるはずだ。 そこで、ビーズリーを起用するために、ベンチスタートとなっている(はず)ハスレムを獲得する。ハスレムとしても、契約最終年と結果を出し、次の契約につなげなければならないシーズンをずっとベンチスタートとされるよりは、移籍したほうが奮起を促せるはず。 具体的には、「ウェイド+ハスレム ⇔ ハリス+来年の1巡目指名権+バティ+ハッセル+イ」といった具合になるだろうか。イをヒートにトレードすることについても、ヒートは以前にも、ワン・ジジという中国人Cの獲得に動いており、中国人プレイヤーに期待しているというか理解があるとみていいと思われる。 トレード前 PG デヴィン・ハリス レイファー・アルストン キーオン・ドゥリング SG コートニー・リー トレントン・ハッセル トレンス・ウィリアムス SF クリス・ダグラス-ロバーツ ジャーヴィス・ヘイズ ボビー・シモンズ PF エドゥアルド・ナヘラ イ・ジャンリャン シェーン・ウィリアムス C ブルック・ロペス トニー・バティ ジョシュ・ブーン トレード後 PG レイファー・アルストン キーオン・ドゥリング SG ドウェン・ウェイド コートニー・リー トレンス・ウィリアムス SF クリス・ダグラス-ロバーツ ジャーヴィス・ヘイズ ボビー・シモンズ PF ユドニス・ハスレム エドゥアルド・ナヘラ シェーン・ウィリアムス C ブルック・ロペス ジョシュ・ブーン 好みとしては前者よりこちらなので、独断でこちらを進めさせていただく。 ウェイドとハスレム獲得後のネッツに必要になってくるものは、SGとPF以外での安定性か。 まず、第一のPGについては、ここは我慢したい。 アルストンは評価が安定しないが、マイアミ・ヒートでウェイドと確か共にプレーした経験があり、昨シーズンのオーランド・マジックをプレイオフでファイナルまで牽引した実績もある為だ。 Cもロペスがここまで実に立派な成績を残しており、これ以上は贅沢というもの。ディフェンスでも2.2ブロックを記録(一方で3.8ファールを犯しているのが非常に気になるが)。できれば、ベテランをバックアップにつけることでよしとしたい。 SFでは、ロバーツが13.8得点と奮闘しており、ここも我慢したいが、できればバックアップに頼れる人材が欲しい。ヘイズは怪我でここまで出場がなく、シモンズに至っては期待できない。 そこで、ゴールデンスティト・ウォーリアーズからステフォン・ジャクソンを獲得したい。 ウォーリアーズに対し、強烈にトレードを求めているジャクソンに、チームも「いい話があれば」とオファーを受ける体制にある。 そこで、安いサラリー(73万ドル、来シーズンも契約が残っておりそれも85万ドル)で13.8得点を挙げているので実に惜しいがロバーツを代わりに放出する。 ウェイドがネッツにくるとなると、SFにはアウトサイドとディフェンスが求められる。ロバーツは重ねてになるが、実に惜しいが”今シーズンの優勝のみを狙った案”というが前提のここでは放出の対象とせざるを得ない。ちなみに、私が実際にチームのGMなら間違いなく来シーズンいっぱいは出さないが。 話を戻して、ジャクソンとロバーツを軸にウォーリアーズとのトレードを進める。 まず、サラリーの釣り合いと契約最終年という意味合いで、ネッツはシモンズも放出。加えて、2巡目指名権もつける代わりにアンソニー・ランドルフもつけてもらいたい。実際、何もない状態であればありえない話だが、ランドルフもドン・ネルソンHCともめた過去を持つ。ジャクソンをさっさと放出してしまいたい、との願いがウォーリアーズに強ければありうるかもしれない。シェーン・ウィリアムス、ナヘラのどちらを付けても構わないが、残念ながらそれが交渉を大きく進める理由ともなりえないだろう。無理なら、ロニー・トゥリアフ、スピーディ・クラクストンのどちらかを引き取る形になるか。ただ、ロバーツは、本当にどうなるかが予測がつかない選手で、時折、選手に対して変わった評価基準を持ち出すネルソンHCが高く買っている、なんてことがあれば…。 トレード後 PG レイファー・アルストン キーオン・ドゥリング SG ドウェン・ウェイド コートニー・リー トレンス・ウィリアムス SF ステフォン・ジャクソン ジャーヴィス・ヘイズ PF ユドニス・ハスレム アンソニー・ランドルフ エドゥアルド・ナヘラ シェーン・ウィリアムス C ブルック・ロペス ジョシュ・ブーン あとはクリーブランド・キャバリアーズと契約するといわれて、いまだに契約に至っていない(はず)アントニオ・ダニエルズをPGに加え、Cにベテランを一人加えれば完成。 完成の図 PG レイファー・アルストン キーオン・ドゥリング アントニオ・ダニエルズ SG ドウェン・ウェイド コートニー・リー トレンス・ウィリアムス SF ステフォン・ジャクソン ジャーヴィス・ヘイズ PF ユドニス・ハスレム アンソニー・ランドルフ エドゥアルド・ナヘラ シェーン・ウィリアムス C ブルック・ロペス ジョシュ・ブーン クリス・ミーム(仮) 問題は、シーズンが進むにつれ、ディフェンスと安定感に定評のあるダニエルズのプレータイムが増え、アルストンのプレータイムが減る可能性があることか。マジックでも不満を爆発させたアルストンを知人のウェイドがどうコントロールできるか、というかどうにかコントロールしてもらいたい。 期待の若手リーは、SG・SFの両ポジションのバックアップとすることで、プレータイムを確保。ランドルフとハスレムにはスターター争いをさせ、SF・PFの両ポジションをナヘラに下支えしてもらう。 「これ以上悪くならない」 とウォーリアーズでの現状を代理人が語っているジャクソンについては、この結果どう動くかでプレイヤーとしての最終的な価値が決定する。主役ではないが、しっかり役割を果たすのか、またなんやかんやと不平を言い出すのか。そこは「これ以上ない悪い活況」を時折省みて、踏ん張ってもらいたいところだ。 ただ、優勝を狙うとなるとどことなく頼りない感じのするロスター。 PGにしても、SFにしても、Cも2年目にそこまで期待していいのかという期待込みで任せるわけだからだ。 あとは正直、コーチを変えたいところだが、エイヴリー・ジョンソン氏が現場に復帰するという話も聞かないし、適切な人材にも心当たりがない。先日、首になったバイロン・スコットHCに賭けてみるのもいいかもしれない。 いつものことながら、「上手くかみ合って、相乗効果が予想以上に出てくれたりしたら、いけるかも」という、これまた頼りない期待をこめてこれで行きたいと思う。 これ自体が完成したのが、11/15ごろ。アップしようか、もう少しチェックしてからにしようかと悩んでいる間に、S・ジャクソンがシャーロット・ボブキャッツへトレード…。 あえて、その状況下で上記案を決行しようと思えば、トニー・バティとジャクソンの1対1のトレードを慣行。1対1であれば、ルール上もトレード後すぐにも再トレードが可能な為。更にサラリーでもバティ(629万ドル)とジャクソン(765万ドル)であれば、「サラリー総額がサラリーキャップを超えているチーム同士のトレードでは、トレードで獲得できる選手は放出選手サラリーの125%+10万ドル以内」というルールもクリアしている。 もちろん、これでは戦力での釣り合いが取れていないため、あわせてロバーツとデリック・ブラウンorステフォン・グラハムのトレードも行なう。 更には、本来ウォーリアーズからアンソニー・ランドルフを獲得し、補強を検討していたインサイドについて、ボブキャッツにタイソン・チャンドラーのトレードを打診。見返りとしては、得点力不足に悩む(チームハイのスコアラーが13.7得点のG・ウォレス。チーム平均得点もリーグ最下位の82.4)ボブキャッツにコートニー・リー(11.8得点)をオファー。サラリーの釣り合いと、契約が今シーズンいっぱいという利点を付け合せてボビー・シモンズもあわせてトレードする。 ボブキャッツはリーの将来性ある得点力と、インサイドについてはバティが一応チャンドラーのポジションを埋め、来オフのキャップスペースを空けることにも成功する。 ネッツとしては、インサイドをどう回すかが問題になりかねないが、そういった贅沢な悩みができるほどにインサイドの層は厚くなり、ジャクソンも予定通り獲得できる。 リーの抜けたバックアップの穴が埋められていないが、ダニエルズ、ドゥリングにSGのバックアップにも回ってもらい、SFにはPFでの出番が少なくなりそうなナヘラに回ってもらう。 結果 PG レイファー・アルストン キーオン・ドゥリング アントニオ・ダニエルズ SG ドウェン・ウェイド トレンス・ウィリアムス SF ステフォン・ジャクソン ジャーヴィス・ヘイズ エドゥアルド・ナヘラ PF ブルック・ロペス ユドニス・ハスレム シェーン・ウィリアムス C タイソン・チャンドラー ジョシュ・ブーン ボブキャッツが現在3勝6敗と苦戦しているが、ジャクソン獲得に踏み切るなど、今の戦力をかき集めているのでもう少しチームが苦しくなるまでは実現が難しい気もしますが、ボブキャッツの人事編成を行なうマイケル・ジョーダン氏が、ウェイドがネッツにきていれば、ジョーダン・ブランドの看板に対し応援する気持ちも出てくるかもしれない、なんて汚い打算もしてみたり。 なにはともあれ、一応、形にはしてみたつもり。 正直、スタートのウェイドの話しからして前提条件が多く、無茶があるのはいつにもまして重々承知しておりますが、それぐらいないと、今のネッツから今シーズンというのはちょっと…。 まぁ、いつもどおり、笑っていただければ幸いです。 asua |