第44回、改造計画 2009年オフ編 第五弾はフェニックス・サンズ! 「来シーズンの優勝を狙えるチームにする」 この目標に向けて、無理やりチームロスターの改造を行うこの企画 いつもながら、管理人の独断と偏見により、凝り固まった案となっていますので、どうか笑ってやってください。 管理人 asua |
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PG スティーヴ・ナッシュ ダン・ディカウ ゴラン・ドラギッチ
SG ジェイソン・リチャードソン リアンドル・バルボサ
SF グラント・ヒル アランド・タッカー
PF アマレ・スタウダマイヤー ジャレッド・ダンドリー チャニング・フライ アーク・クラーク
C ロビン・ロペス
まず、問題点としては、ご覧のとおり、インサイドにある。
アマレは立派なフィニッシャーではあるが、ナッシュあっての存在であり、スタッツほどの実力はまだないと私は判断している。
そこで、眼の回復具合にも不安の残るアマレをトレードし、インサイドを補強したい。だが、実際この時期になるとトレードの噂にほぼ収まり、各チームは現有戦力とFAとでの微調整に入っている。
そんな中で、前々からトレードの噂が大きくささやかれており、ここまでその改善に成功していないチームもある。名前の挙がっているのは、フィラデルフィア・76ersのエルトン・ブランド、ヒューストン・ロケッツのトレイシー・マグレディ、ユタ・ジャズのカルロス・ブーザー、そしてアマレ・スタウダマイヤー。
そんな中、上のスーパースタークラスではないが、最近トレードの噂に上がっているマーカス・キャンビー(ロサンゼルス・クリッパーズ)を選びたい。
が、その前に。オーナーにはルール内でなら支出増を容認してもらう、という英断が前提条件として必要であることは書いておきたい。
トレード内容は以下のとおり
サンズ放出 アマレ・スタウダマイヤー 契約残2年3400万ドル 今シーズン1637万ドル
クリッパーズ放出 マーカス・キャンビー(残1年765万ドル) クリス・ケイマン(同3年3390万ドル、今シーズン1040万ドル)
クリッパーズとしては、スタッツ的にリバウンドに大きく不利な結果となるトレード(クリッパーズ側からのスタッツ比較、-0.9得点・-11.0リバウンド・-1.5アシスト)だが、”そこそこの選手が二人”というのと、太い柱が一人では価値は後者のほうが大きく勝ること言うまでもない。契約期間も1年縮まり、今の布陣がダメだった場合の再建にも早く取り掛かれる保険ともなる。
上記のとおり、わざわざ太い柱を出してまで、”そこそこの選手二人”を獲得するわけは、サンズの柱がアマレではないところにある。スティーヴ・ナッシュだ。契約延長と共に、「優勝回数だけで選手の全てを評価すべきではない」との発言に、モチベーションの低下が懸念されるが、健康でさえあればまだまだNBA 1PGであることは疑いない。健康についても、サンズがナッシュと契約延長を結んでおり、その確認はされているはずと期待している。
加えて、先にあげたトレイシー・マグレディをヒューストン・ロケッツから獲得する。
サンズからはジェイソン・リチャードソンとリアンドロ・バルボサを放出。が、これだと大きくサンズに不利すぎる内容となる為、アーロン・ブルックスとあわせて獲得する。ロケッツにはブルックスの将来性を失う見返りに、サンズが苦労して口説き落としたゴラン・ドラギッチ、もしくは今シーズン、苦戦が予想されるインサイドへ1巡目14位指名のアール・クラークを付けてトレードする。将来の1巡目指名権という手も考えたが、サンズがプレイオフ進出をそう頻繁に落とすとも考えにくいのと、これまでにもいくつか将来の1巡目指名権を放出していたような気がするのとで、前者はロケッツ側の意思としてクラークを選ぶ理由となり、後者はサンズ側がチームの将来性のため指名権を置いておきたがるのではないかとの理由から、クラークとした。
リチャードソン 契約残 2年2777万ドル 今シーズン1333万ドル
バルボサ 契約残 3年2100万ドル 今シーズン660万ドル
クラーク 契約残 5年1200万ドル 今シーズン176万ドル(ルーキー契約下)
マグレディ 契約残1年2323万ドル
ブルックス 契約残3年600万ドル 今シーズン111万ドル(ルーキー契約下)
サンズはリチャードソンでは物足りないディフェンス力をマグレディ獲得で得ると共に、オフに探し続けているナッシュのバックアップとして心強いブルックスを得る。ナッシュのバックアップにいい人材を揃えることは、ややもったいない気がしないでもないが、ナッシュの温存と、ナッシュ自身もKJやキッドのバックアップとして育った経験があることからブルックスの育成にも大きな意味を持つはずだ。
正直言うと、ロケッツとのトレードでシェーン・バティエも獲得したかったが、どうしたってサラリーの釣り合いが取れず断念。ベン・ウォレスを放出していなければ、不可能ではなかったはずなのに…。
PG スティーヴ・ナッシュ アーロン・ブルックス ダン・ディカウ ゴラン・ドラギッチ
SG トレイシー・マグレディ
SF グラント・ヒル アランド・タッカー
PF マーカス・キャンビー ジャレッド・ダンドリー チャニング・フライ
C クリス・ケイマン ロビン・ロペス
あとはまだFとインサイドに不安があるが、FAからの補強とせざるを得ない。
ディフェンスに不安があるが、安定した得点力のあるウォーリー・ザービアック
SFでなら、まだ一定の得点力を発揮してくれるはずのジェリー・スタックハウス
獲得自体がギャンブルだが、それぐらい賭けてみない厳しい状況なので、アントワン・ウォーカー
サイズ、得点、ディフェンスといずれも並ながら、それ以上には期待を裏切らないクリス・ミーム
候補としてはこれぐらいだろうか。
PG スティーヴ・ナッシュ アーロン・ブルックス ダン・ディカウ ゴラン・ドラギッチ
SG トレイシー・マグレディ
SF グラント・ヒル ウォーリー・ザービアック アランド・タッカー
PF マーカス・キャンビー ジャレッド・ダンドリー チャニング・フライ
C クリス・ケイマン クリス・ミーム ロビン・ロペス
これで14人。
不安要素は、純正SGの不足と、なんと言っても怪我。
SGについては、PGから、SFからの流用でしのげるとしても、G・ヒルとマグレディを筆頭に、大怪我や怪我での欠場が多いメンバーがかなりを占めている。しかし、そういうメンバーででもない限り、この時点からの”戦力増の可能性”を模索することが難しいことはご理解いただきたい。
長年、キャンビーとナッシュは組ませてみたかった。走れるチームに走れるブロッカー。
加えて、昨シーズンの騒動で一気に評価を下げたマグレディが、契約最終年にどれだけ男を上げられるかが大きなポイントともなる。ご存知の通り、1on1オフェンスでの無類の強さに、1on1でのディフェンス力には素晴らしいものがある。それを主役がナッシュのチームにおいて、どれだけチームの役に立てることができるか。難しいが、再起を願うならやってのけてほしいところだ。ダラス・マーベリックスのマーク・キューバン オーナーにケチをつけられたロン・アーティストがロサンゼルス・レイカーズでチームにフィットし、同じロケッツからのメンバーでマグレディが失敗した、では目も当てられない。
オフェンス力は、ナッシュのいる以上、一定以上確保することはできる。
問題は、前HC時代というか、チーム史上、常に追い求めているディフェンス力の獲得である。
キャンビー、ケイマン、マグレディとそこを期待できる選手も獲得した。なんとかしてほしい、と願うしかないが、なんとかしてほしいものである。
以下は、検討したが没にした案。
ヒューストン・ロケッツとの間でトレード
ジェソン・リチャードソン + アマレ・スタウダマイヤー
トレイシー・マグレディ + シェーン・バティエ
マグレディ1年2323万ドル バティエ2年1400万ドル(初年度686万ドル)
リチャードソン2年2777万ドル(初年度1333万ドル) スタウダマイヤー2年3400万ドル(同1637万ドル)
ここで大きなトレード資源2つ(アマレとリチャードソン)を使い切ってしまうと、次の補強が行えなくなり、インサイドの補強が難しくなる為。
ニューオリンズ・ホーネッツとのトレード
リチャードソン + アマレ
ペジャ・ストヤコヴィッチ + エメカ・オカフォー + ジェイムス・ポージー
ペジャ2年2950万ドル(初年度1420万ドル) オカフォー5年6250万ドル(同1053万ドル) ポージー3年1900万ドル(同603万ドル)
上の理由と違いが、オカフォーをトレードするまでに時間が必要なことと、ホーネッツが出すとも考えにくかった為。