第39回、改造計画。シーズン途中、番外編

2008-09シーズン途中にお送りする、番外編。フェニックス・サンズ」

 「来シーズンの優勝を狙えるチームにする」
 この目標に向けて、無理やりチームロスターの改造を行うこの企画

 主にオフに行うこの改造計画ですが、”サー・チャールズ”の時代から応援しているフェニックス・サンズが、このままだと昨シーズン同様、「一応の期待感はあったが…」というシーズンになってしまいそうなので、急遽ない知恵を絞ってみました。
 今回はシーズン途中、大型トレード直後と言うことで、一手のみの提案です。

 いつもながら、管理人の独断と偏見により、凝り固まった案となっていますので、どうか笑ってやってください。

 管理人 asua




No. Player Pos Ht Wt DOB Exp College
 17 Amundson, Louis F 6-9 238 12/7/82  2 UNLV
 10 Barbosa, Leandro G 6-3 202 11/28/82  5 None
 22 Barnes, Matt GF 6-7 226 3/9/80  5 UCLA
 2 Dragic, Goran G 6-3 190 6/6/86  R None
 3 Dudley, Jared F 6-7 225 7/10/85  1 Boston College
 33 Hill, Grant GF 6-8 225 10/5/72  14 Duke
 15 Lopez, Robin FC 7-0 255 4/1/88  R Stanford
 13 Nash, Steve PG 6-3 178 2/7/74  12 Santa Clara
 32 O'Neal, Shaquille C 7-1 325 3/6/72  16 LSU
 23 Richardson, Jason GF 6-6 225 1/20/81  7 Michigan State
 1 Stoudemire, Amar'e FC 6-10 249 11/16/82  6 None
 29 Tucker, Alando F 6-6 205 2/11/84  1 Wisconsin


おおざっぱですが、ポジション別に。

PG スティーヴ・ナッシュ、ゴラン・ドラギッチ
SG ジェイソン・リチャードソン、リアンドロ・バルボサ
SF グラント・ヒル、マット・バーンズ、ジャレッド・ダンドリー、アランド・タッカー
PF アマレ・スタウダマイヤー、ルイス・アムンドソン
C  シャキール・オニール、ロビン・ロペス


確かに優勝が狙えるかもしれない。しかし、「狙える!」と断言するには管理人は至っていないと考えている。むしろ、昨シーズンにシャキール・オニールを獲得し、期待を抱いてのプレイオフでの惨敗を私は思い出さずにはおれない。

なら、補強を行うべきだろう。
ヨーロッパでプレーするジャネロ・パーゴ、カルロス・アローヨ、ゴーダン・ギリチェック。中国でプレーするボンジ・ウェルスなど。ミドル例外条項が一部残っているのを使って、補強したい。が、オーナーが首を縦に振るかは疑問。サンズは既にラグジュアリータックス課税ラインをサラリー総額が超えており、新たに契約に使った額は同じだけタックスの支払いが必要となり、負担額はトータルで倍となる。しかも、FAでの補強だけで断言できるだけになるか、との疑問もある。


そこで考えたのは、サンズファンもオーナーも首を縦に振るはずがないであろう、

アマレ・スタウダマイヤーの放出

これを断行し、今シーズンの優勝に賭ける。そんな案を提案したい。

それしか、今シーズンのサンズが優勝を勝ち取る方法はないと私は感じたので。


以下は、スタウダマイヤー放出を前提とし、全チームを対象にトレード案を考えてみた結果、出てきた全ての案。
順番は特に意味なし。当然、条件があいそうにないという理由で、出てきていないチームももちろんあります。
とりあえず、並べるだけ並べてみました。




サンズ⇔マイアミ・ヒート

アマレ・スタウダマイヤー

マーカス・バンクス マイケル・ビーズリー ユドニス・ハスレム


サンズ ・・?・・ ヒート
↑実現性は、置いておくとしまして、トレード内容の公平性を独断でジャッジしたつもりのもの。


スタッツ上はサンズの+4.6得点・6.1リバウンド・1.1アシスト

サラリーはスタウダマイヤーの1507万ドルに対し、ハスレム657万ドル+ビーズリー431万ドル+バンクス426万ドル=1514万ドル


この案はとにかく、PFにハスレムが欲しかったので考えてみました。
ヒートのチームプレジデント パット・ライリー氏は、ビーズリーの性格を問題視しており、ビーズリー放出はありえるはず。バンクスは2010年問題にひっかかる(契約残が3年)。
もちろん、スタウダマイヤー獲得は2010年問題という視点で見ると大きな減速を意味しますが、2010年問題もスター選手を獲得することが目的である以上、その目的の為なら計画が変更されようと躊躇する理由はないはず。また、今シーズンにおいて、プレイオフ進出可能な位置にいることから、ビーズリーという将来性から、アマレという即戦力へとシフトする可能性もあるかと。

サンズとしては、近年増加している「外も打てるPF」に対応する為にもハスレムの獲得は大きいはず。シャックとはヒートでのプレー経験もありますし。
更にバンクス獲得がナッシュの負担軽減につながれば言うことなく、ビーズリーにもJ・リチャードソンとのコンビで得点の量産を期待したい。

この案では、獲得する3者のうち、誰かが化けないと優勝は難しい。
ハスレムに今以上の働きを期待するのも酷だし、そういう役割を担っているとも考えにくい。
となると、バンクスがバックアップとして機能するか、ビーズリーがPFとして独り立ちするかしてほしいところ。
また、ビーズリーを獲得したことで、将来への芽も残っていることは大きいと思う。オーナーなどを説得しやすい?




サンズ⇔ロサンゼルス・クリッパーズ
アマレ・スタウダマイヤー + リアンドロ・バルボサ

リッキー・デイヴィス + クリス・ケイマン + マーカス・キャンビー

サンズ ・・・?・ クリッパーズ
↑実現性は、置いておくとしまして、トレード内容の公平性を独断でジャッジしたつもりのもの。


スタッツ上はサンズの-3.1得点・+13.4リバウンド・2.0アシスト

サラリーはスタウダマイヤー1507万ドル+バルボサ610万ドル=2117万ドル デイヴィス230万ドル+キャンビー1000万ドル+ケイマン950万ドル=2180万ドル


どうせなら(?)インサイドをガチガチに固めてはどうだろう。と思ったこの案。
ケイマン、キャンビー、シャックのフロント3人衆ははっきり言って脅威。だが、獲得の為にはスタウダマイヤーに加え、バルボサか代わりに同額になるように+4〜5人の選手を放出する必要がある。その穴埋めとして、Rデイヴィスを獲得するようにはしているが、埋められるとは考えにくいし、最近デイヴィスは怪我もしていた。
更に言えば、「シャックがCとして30弱プレーし、PFとしてキャンビーが35分、残りC18分+PF13分でケイマンが31分ほどのプレータイムを得る」と言えば、一応筋は通っているように見えるが、この3人を抱え、チームが活かしきることができるのかと問われると、疑問が残る。

自分で言うのもなんだが、いまいち。




サンズ⇔デトロイト・ピストンズ

アマレ・スタウダマイヤー + リアンドロ・バルボサ

ラシード・ウォレス + テショーン・プリンス + アーロン・アフラロ

サンズ ・・・?・ ピストンズ
↑実現性は、置いておくとしまして、トレード内容の公平性を独断でジャッジしたつもりのもの。

スタッツ上はサンズの-2.4得点ん・+5.2リバウンド・+1.0アシスト

サラリーはスタウダマイヤー1507万ドル+バルボサ610万ドル=2117万ドル ラシード1393万ドル+プリンス950万ドル+アフラロ101万ドル=2444万ドル


シャックとの相性で言うと、「スタウダマイヤー+バルボサ」<「R・ウォレス+プリンス」だと思われるが、トータルで”チーム”として見た場合、このトレードが果たしてチームにプラスとなるのか。
それぞれの役割分担が明確になりすぎており、小さくまとまったチームになってしまうかもしれない。だが、逆に相性を重視している為、コーチが各選手をがっちりかみ合わせることができれば、無類の強さを誇るチームにすることもできるかもしれない。

ピストンズは次世代を見越したチーム編成を行いつつあり、スタウダマイヤーを獲得できるこのトレードを拒むとは思えない。むしろ、サンズがさらに1巡目指名権を獲得するぐらいのほうが自然か。




サンズ⇔ゴールデンスティト・ウォーリアーズ

アマレ・スタウダマイヤー + アランド・タッカーorロビン・ロペスorルイス・アモンドソン

スティーヴン・ジャクソン + コーリー・マゲッティ + アンソニー・ランドルフ

サンズ ・?・・・ ウォーリアーズ
↑実現性は、置いておくとしまして、トレード内容の公平性を独断でジャッジしたつもりのもの。


スタッツ上は、サンズの+19.2得点・+4.1リバウンド・+6.2アシスト (ロペスと仮定して)

サラリーでは、スタウダマイヤー1507万ドル+ロペス162万ドル=1669万ドル マゲッティ827万ドル+S・ジャクソン714万ドル+ランドルフ170万ドル=1711万ドル

このトレードはスタッツ上、大きくサンズに分があるが、ウォーリアーズはオフに大型契約を結んだマゲッティ(5年5000万ドル)を既に放出したいと考えていること、チームの成績から考えて再建を希望した場合にはS・ジャクソンとも契約延長を結んでおり契約残が大きすぎること(5年4250万ドル)を考えると、ドン・ネルソンHCの走る展開を好む次世代のスターを獲得でき、契約残を大きく整理できたことを考えると、ありえなくはないのではないかと。A・スタウダマイヤーの契約残は3年4800万ドル、バルボサは4年2800万ドル。ロペスなどはルーキー契約下。




サンズ⇔ミルウォーキー・バックス

アマレ・スタウダマイヤー + アランド・タッカー

マイケル・レッド + チャーリー・ベル

サンズ ・・?・・ バックス
↑実現性は、置いておくとしまして、トレード内容の公平性を独断でジャッジしたつもりのもの。

スタッツ上は、サンズの+5.6得点・-3.5リバウンド・+2.6アシスト。

サラリーでは、スタウダマイヤー1507万ドル+タッカー100万ドル=1607万ドル レッド1578万ドル+ベル335万ドル=1913万ドル

シャックと組む、ピュアシューターの獲得は大きな意味を持つだろうが、インサイドが30分弱しかプレーできないシャックのみとなり、プレイオフの短期決戦では逆にありかもしれないが、まだ残りの長いシーズンを戦うのは不可能かと思われる。




サンズ⇔ミネソタ・ティンバーウルブズ

アマレ・スタウダマイヤー

マイク・ミラー+ケヴィン・ラヴ+コーリー・ブリュワー

サンズ ・・・?・ ウルブズ
↑実現性は、置いておくとしまして、トレード内容の公平性を独断でジャッジしたつもりのもの。

スタッツ上は、サンズの+2.6得点・+8.6リバウンド+4.1アシスト。

サラリーではスタウダマイヤーの1507万ドルに対し、ミラー912万ドル+ラヴ316万ドル+ブリュワー272万ドル=1500万ドル

ラヴ獲得で将来性も残しつつ、ミラー、ブリューワーも獲得できると言う意味では、層は厚くなりそう。
しかし、ラヴが化けない限り、アマレを放出してまで賭けたはずの今シーズンに結果が出すのは難しいか。




サンズ⇔ポートランド・トレイルブレイザーズ

アマレ・スタウダマイヤー+ロビン・ロペス

ラマーカス・オルドリッジ+ジョエル・プリズビラ+トラヴィス・アウトロー+チャニング・フライ

サンズ ?・・・・ ウォーリアーズ
↑実現性は、置いておくとしまして、トレード内容の公平性を独断でジャッジしたつもりのもの。

スタッツ上は、サンズの+13.5得点・+10.4リバウンド・+1.6アシスト。

サラリーは、スタウダマイヤー1507万ドル+ロペス162万ドル=1669万ドル、オルドリッジ463万ドル+プルジビラ631万ドル+アウトロー400万ドル+フライ316万ドル=1810万ドル

ポートランド・トレイルブレイザーズの事情を無視した場合、これが成立すれば、サンズは優勝を狙える!
シャックと相性のよさそうなオルドリッジ、バックアップにはブリズビラ、フライ。ディフェンスのできるSFとしてアウトロー。しかも新加入のいずれの選手も走れる選手。
ブレイザーズも何故か、ビッグマンの補強を希望していたので、一応話の流れとしては不自然ではない。内容としてはナシだろうが…。1巡目指名権をつけたらいける?付けられる指名権が残っているかは未確認だが。




サンズ⇔ユタ・ジャズ

アマレ・スタウダマイヤー+ロビン・ロペス+ルイス・アムンドソン+アランド・タッカー

アンドレイ・キリレンコ+ロニー・ブリューワー+カイル・コーバー

サンズ ・?・・・ ジャズ
↑実現性は、置いておくとしまして、トレード内容の公平性を独断でジャッジしたつもりのもの。

スタッツは、サンズで+5.6得点・-0.9リバウンド・+4.7アシスト

サラリーは、スタウダマイヤー1507万ドル+ロペス162万ドル+タッカー100万ドル+アムンドソン79万ドル=1848万ドル、キリレンコ1510万ドル+コーヴァー495万ドル+ブリューワー183万ドル=2188万ドル

賭けの要素がふんだんに盛り込まれたこのトレード。
ディフェンスの才能は素晴らしいが契約残が大きく、ジャズが放出したがっているともされたキリレンコに、シューターとしての素晴らしさとディフェンダーベタで名を馳せたコーヴァーの獲得。そして、ブリューワー。
シャックとキリレンコは、お互いに持ってない物を持っているコンビとなるが、キリレンコがどれだけPFを任せて応えてくれるかがポイント。応えてくれたなら、機動力、ディフェンス力、ミドルも打てると大きな戦力となってくれるはず。コーバー、ブリューワーの加入で層も厚くなる。

一方のジャズは、カルロス・ブーザー、メメット・オクァーを擁し、アマレを必要としていないようにも見える。
しかし、怪我での欠場中にオフの契約の話をしたり、オーナーがサラリー総額の増額を望んでいない、とされたりなど、ブーザーが今シーズンいっぱいでジャズを去る可能性は充分にある。そのことを考えると、ブーザーを現在怪我で欠いている事もあり、アマレ獲得はジャズとしても大きなメリットがあるはず。しかも、キリレンコを放出できての話となれば、飛びついてくる可能性もある。が、ブリューワー放出に難色を示すのは目に見えている。それだけに成立したら大きなトレードなのだが。




サンズ⇔ニューオリンズ・ホーネッツ

アマレ・スタウダマイヤー

タイソン・チャンドラー+ラシュアル・バトラー

サンズ ・・・?・ ホーネッツ
↑実現性は、置いておくとしまして、トレード内容の公平性を独断でジャッジしたつもりのもの。

スタッツ上は、サンズの-4.6得点・+2.1リバウンド・-1.0アシスト。

サラリーでは、スタウダマイヤーが1507万ドル、チャンドラー1135万ドル+バトラー363万ドル=1498万ドル

バトラーではなく、ポージーとも思ったが、ポージーはオフに結んだ4年約2700万ドルの契約がやや大きすぎると判断。1巡目指名権をつけてもらったら、一応バランスが取れる?ホーネッツの成績が好調なことを考えるとつけてもらう指名権は2つか?
このトレードでの問題点は、チャンドラーとシャックとの相性。どちらもシューティングエリアが狭く、役割がかぶることが予想される。
バトラー獲得はサンズが熱望するところだが、このことをふまえると実現してもメリットがでにくいかもしれない。




サンズ⇔ワシントン・ウィザーズ

アマレ・スタウダマイヤー+ロビン・ロペス

アントワン・ジェイミソン+カロン・バトラー

サンズ ?・・・・ ウィザーズ
↑実現性は、置いておくとしまして、トレード内容の公平性を独断でジャッジしたつもりのもの。

スタッツ上は、サンズの+16.8得点・+5.6リバウンド・+4.2アシスト。

サラリーは、スタウダマイヤー1507万ドル+ロペス162万ドル=1669万ドル、ジェイミソン992万ドル+バトラー924万ドル=1916万ドル

これが成立して、優勝できないようであれば、それは間違いなくHCの責任だろう。
ナッシュ、J・リチャードソン、バトラー、ジェイミソン、シャック。加えてGヒルにバルボサ、バーンズもいる。

対するウィザーズとしては、今シーズンをGアリーナスの離脱で棒に振ることになりそうな状況から、将来へとシフトするのは自然で、アマレ獲得は大きいだろう。しかし、そのためとは言え、2人のスターを放出するとなると、さすがにムリがあるか。




サンズ⇔ダラス・マーベリックス

アマレ・スタウダマイヤー + リアンドロ・バルボサ + ロビン・ロペス + ジャレット・ダンドリー

ダーク・ノヴィツキー + ジョシュ・ハワード

サンズ ・・・?・ マブス
↑実現性は、置いておくとしまして、トレード内容の公平性を独断でジャッジしたつもりのもの。

スタッツ上はサンズの+7.5得点・1.5リバウンド+0.1アシスト

サラリーはスタウダマイヤーの1507万ドル+バルボサ610万ドル+ロペス162万ドル=2279万ドル ノヴィツキー1807万ドル+ハワード994万ドル=2801万ドル

サラリー上は成立しないトレードだが、なんとか第3のチームとかを加えて成立したら是非やってほしい。という願望だけで考えてみた、ノヴィツキーのサンズ行き。
ハワードが評判を落としたことから、トレードの可能性は出てきている。加えて、現在の編成での限界が見え隠れしているここ最近のマブスが、アマレという特級の才能を獲得できるチャンスを棒に振るとは考えにくい。あとは、サラリーの問題だけか?




inserted by FC2 system