第26回、改造計画

2007オフ開始!改造計画第三陣、デンバー・ナゲッツ」


よくもまぁ、120回もこりもせず、好き勝手書いたもんです(笑)。

この「チーム改造計画」は管理人の独断と偏見により、チームを優勝へ挑めるようムリにでもその形を整える(少なくとも管理人はそのつもり)ものです。
気楽にわらって読んでいただければ幸いです。


 Team Stats  FG  3PT  FT  Rebounds  Misc
 Player G Min M A Pct M A Pct M A Pct Off Def Tot Ast TO Stl Blk PF PPG
 Carmelo Anthony 65 38:12 10.6 22.4 47.6 0.6 2.3 26.9 7.1 8.7 80.8 2.2 3.8 6.0 3.8 3.6 1.2 0.3 3.1 28.9
 Allen Iverson 50 42:23 8.6 18.9 45.4 1.0 2.9 34.7 6.6 8.7 75.9 0.3 2.7 3.0 7.2 4.0 1.8 0.2 1.5 24.8
 Earl Boykins 31 28:18 5.0 12.2 41.3 1.3 3.6 37.3 3.8 4.2 90.8 0.7 1.3 2.0 4.3 1.7 0.8 0.1 1.0 15.2
 J.R. Smith 63 23:23 4.5 10.2 44.1 2.4 6.1 39.0 1.6 2.0 81.0 0.5 1.8 2.3 1.4 1.4 0.8 0.1 2.3 13.0
 Andre Miller 23 35:42 5.1 10.8 47.2 0.2 0.7 25.0 2.7 3.7 72.9 1.1 3.4 4.5 9.1 3.0 1.6 0.2 2.5 13.0
 Nene Hilario 64 26:48 4.6 8.1 57.0 0.0 0.0 0.0 3.1 4.4 68.9 2.3 4.7 7.0 1.2 2.0 1.0 0.9 3.3 12.2
 Marcus Camby 70 33:47 4.5 9.4 47.3 0.0 0.0 0.0 2.3 3.2 72.9 2.3 9.3 11.7 3.2 1.7 1.2 3.3 2.6 11.2
 Kenyon Martin 2 31:18 4.0 8.0 50.0 0.0 0.5 0.0 1.5 6.0 25.0 3.0 7.0 10.0 0.5 2.5 0.0 0.0 5.0 9.5
 Steve Blake 49 33:30 3.4 7.8 43.2 1.0 2.9 34.3 0.7 0.9 72.7 0.3 2.2 2.5 6.6 2.1 1.0 0.1 1.5 8.3
 Linas Kleiza 79 18:48 2.5 6.0 42.2 1.1 2.8 37.6 1.5 1.7 85.2 1.0 2.4 3.4 0.6 1.0 0.4 0.2 2.5 7.6
 Eduardo Najera 75 22:06 2.7 4.7 57.6 0.0 0.2 8.3 1.2 1.6 71.5 1.8 2.4 4.1 0.9 0.8 1.0 0.4 2.8 6.6
 Joe Smith 11 13:30 2.1 4.4 47.9 0.0 0.1 0.0 0.9 1.1 83.3 1.2 2.5 3.6 0.3 1.2 0.6 0.6 2.1 5.1
 Reggie Evans 66 17:06 1.8 3.3 54.4 0.0 0.0 0.0 1.4 2.8 49.7 2.4 4.6 7.0 0.7 1.4 0.6 0.2 2.2 4.9
 Yakhouba Diawara 64 18:23 1.6 4.6 34.3 0.8 2.7 28.8 0.6 0.8 66.0 0.4 1.3 1.7 0.9 0.6 0.5 0.1 2.1 4.4
 DerMarr Johnson 39 10:48 1.3 4.0 32.5 0.5 2.3 21.6 0.4 0.5 76.2 0.3 1.2 1.5 0.4 0.7 0.4 0.3 1.0 3.5
 Anthony Carter 2 18:36 1.5 4.0 37.5 0.0 1.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 1.5 1.5 5.5 3.0 0.0 0.5 2.0 3.0
 Julius Hodge 4 09:11 0.5 1.3 40.0 0.0 0.0 0.0 0.5 0.5 100.0 0.3 0.5 0.8 2.5 0.3 0.8 0.0 0.8 1.5
 Jamal Sampson 22 05:42 0.4 0.6 64.3 0.0 0.1 0.0 0.3 0.6 42.9 0.7 1.5 2.2 0.2 0.5 0.1 0.3 0.8 1.1
 Total 38.6 83.0 46.5 5.9 17.6 33.6 22.3 29.9 74.6 12.2 31.2 43.4 23.4 16.1 8.3 5.3 21.4 105.4

 デンバー・ナゲッツ

 最大の問題点はPFのケニヨン・マーティンに1000万ドル以上のサラリーがかかっていながら、どれほどのプレーを期待できるかがわからない点だ。
 07-08シーズンのサラリーが1300万ドル。契約は最終年のプレイヤーオプションとあわせて、4年約5900万ドル残っている。ここ3年で12ゲーム、26ゲーム、80ゲームを欠場している30歳になるFを引き取ってくれるチームは少ないだろう。一時は引退の可能性さえ囁かれたこともある(本人が引退を否定してはいたが)。

 しかも、ナゲッツはラグジュアリータックスの支払いを軽減するため、契約の大きなプレイヤーを放出したがっていると言われている。

 この二つがナゲッツの改造計画の最大のネックとなる。

 だが、このネックを無視して改造計画を進めることは、計画の意味そのものを否定してしまう。あくまでも「可能性が極めて低い」とは知りながら進める計画案だとしても、「可能性がない」となってしまっては意味がない。これをふまえて、今回の改造計画を進めたいと思う。


 バックコートにアレン・アイヴァーソン、チャッキー・アトキンス、JR・スミス、ライナス・クレイザ。フロントコートにカーメロ・アンソニー、エドゥアルド・ナハラ、マーカス・キャンビー、レジー・エヴァンス、ネネ・ヒラリオ。
 これが現在の陣容だ。
 PGのスティーヴ・ブレイクとの契約を諦め、アトキンスを獲得したナゲッツ。ブレイクはがポートランド・トレイルブレイザーズと契約した。
 正直言って、このままでいいと思う。マーティンの復活次第では充分、勝負ができるチームとなるはずだ。

 だが、問題もある。

 それは前述のマーティンの問題に、チームがサラリーを削りたがっている問題。加えてゲームコントロールをできるPGの不在だ。

 PGとしてアトキンスをブレイクの代わりに補ったとはいえ、アトキンスはスコアリングを得意とするGで、タイプとして言えばブレイクよりアイヴァーソンに近い。実質、Gの層の厚さは保てたが、ブレイクの代わりを獲得できたかと言えば疑問が残る。


 ならばどうするか。

 アレン・アイヴァーソンを放出し、ジェイソン・キッド獲得を提案する。

 ・ナゲッツ放出 アイヴァーソン+マーカス・キャンビー+レジー・エヴァンス+ケニヨン・マーティン+将来の1巡目指名権 サラリー総額4542万ドル
 ・ネッツ放出  キッド+リチャード・ジェファーソン+ジェイソン・コリンズ サラリー総額3802万ドル

Team Stats  FG  3PT  FT  Rebounds  Misc
 Player G Min M A Pct M A Pct M A Pct Off Def Tot Ast TO Stl Blk PF PPG
 Richard Jefferson 55 35:36 5.5 12.1 45.6 1.0 2.6 35.9 4.4 5.9 73.3 0.9 3.5 4.4 2.7 2.2 0.6 0.2 2.2 16.3
 Jason Kidd 80 36:42 4.6 11.4 40.6 1.6 4.5 34.4 2.2 2.9 77.8 1.7 6.5 8.2 9.2 2.7 1.6 0.3 1.8 13.0


 本来、戦力だけで考えれば「アイヴァーソン⇔キッド」でも「アイヴァーソン+キャンビー⇔キッド+ジェファーソン」でもいいが、微かにでもネッツがマーティン獲得に興味を示せば放出したい。そのために昨シーズン、平均23分プレーし2.1得点・4.0リバウンドながら来シーズンサラリーが610万ドルというコリンズを引き取ることになっても全く問題ない。コリンズは契約はあと2年1230万ドル。マーティンの契約残と比べれば微々たるものだ。マーティンを引き受けてもらうことの見返りとして、プレイヤーに加え、指名権をつける必要があるかと思いつけている。できれば、2巡目指名権で話をまとめたいところだが、つらいかもしれない。

 トレードで獲得するプレイヤーのサラリーは「放出するプレイヤーのサラリー総額の125%+10万ドル」となっている。
 ネッツが放出するプレイヤーのサラリー総額が3802万ドルで、その125%が4752.5万ドル。ナゲッツが放出するプレイヤーのサラリー総額が4542万ドル。トレードは成立可能である。
 ナゲッツはこれが成立すれば来シーズンのサラリーを750万ドル削減することができる。ラグジュアリータックスの支払いが確定的なナゲッツとしてはこれはサラリー減で750、ラグジュアリータックス支払い減で750と総額1500万ドルの支払い減となる大きな支出削減となる。
 ネッツはこのトレードを行うことで、ラグジュアリータックスのラインを少し超えるぐらいになるが、それでもアイヴァーソンに念願のビックマンは欲しいのではないだろうか。

 ネッツはキッド体制になってから長いが、ファイナルを制するには至っていない。キッド放出の噂も絶えず、「ビック3体制維持」を宣言した次の日に放出の噂が流れたりもしている。
 ビックマン獲得のためにジェファーソン放出の噂は根強い。
 また、ネッツはマイキー・ムーアとの再契約が失敗に終わり、機動力のあるビックマン獲得が必要になる。マグロアとの契約が済んではいるが、契約期間が1年であることからも、ネッツがそれほど多くを望んでいるとは考えにくい。
 キャンビー獲得に、マーティンを引き受けてくれる可能性をここら辺に見出したつもり。

 キッドについてはプレイオフの活躍を目の当たりにし、チームがそれまでの放出路線を一転。キッドを保持したいと考えているとされる。しかし、キッドについては来シーズン中に35歳となる。プレイオフで株を上げたキッドを「今が売り時」と考えてる可能性もある。
 アイヴァーソンは来シーズン終盤に33歳となる。大きな差はないが同じ契約残2年を終えて、契約延長が「スタープレイヤー」として可能な確率が高いのは2歳若いアイヴァーソン、と考えてはくれないだろうか。
 チームを経営から考えた場合、選手が引退するのは痛い。なんの見返りもなく、大きな戦力減となる為で、キッドが今の契約いっぱいでの引退を全く考えていないとするのは難しい。
 先にも述べたとおり、キッド体制は長いが、優勝にまでたどり着けていない。
 ネッツが大きな方向転換をしたとしても意外とはいえないだろう。


 これで、
 PG キッド、アトキンス
 SG JR・スミス、クレイザ
 SF C・アンソニー、R・ジェファーソン
 PF ネネ、ナハラ
 C  コリンズ
 という状況に変わる。

 ここでお気付きのことだと思うが、SFに2人1000万ドル級のプレイヤーがいることになる。
 その為、続いてジェファーソンを1対1のトレードで放出し(1対1のトレードに限り、トレード直後での再トレードが可能)、メンフィス・グリズリーズからポウ・ガソルを獲得する。

 ジェファーソン 来シーズンサラリー、1220万ドル
 ガソル 同1370万ドル

Team Stats  FG  3PT  FT  Rebounds  Misc
 Player G Min M A Pct M A Pct M A Pct Off Def Tot Ast TO Stl Blk PF PPG
 Pau Gasol 59 36:06 7.8 14.5 53.9 0.1 0.2 27.3 5.1 6.8 74.8 2.5 7.3 9.9 3.4 2.8 0.5 2.1 2.3 20.8
 Chucky Atkins 75 27:30 4.1 9.5 43.4 1.6 4.1 37.9 3.4 4.2 81.0 0.2 1.6 1.9 4.6 1.7 0.7 0.1 1.8 13.2
 Stromile Swift 54 19:06 3.0 6.4 46.5 0.0 0.1 0.0 1.8 2.5 72.4 1.6 3.1 4.6 0.3 1.3 0.6 1.2 2.7 7.8
 Damon Stoudamire 62 24:11 2.8 7.1 39.1 1.0 2.8 33.7 1.1 1.3 79.5 0.5 1.7 2.2 4.8 1.6 0.8 0.0 1.5 7.5
 Brian Cardinal 28 11:11 1.5 3.0 49.4 0.6 1.6 40.9 0.9 1.0 92.6 0.5 1.6 2.1 1.1 0.8 0.8 0.0 1.5 4.5


 ジェファーソンは度々トレードに名前があがっているが、トレードが起これば受け入れる姿勢を示しており、キッド、カーターというパスとスコアリングのスーパースターと共にプレーした経験が今後はチームリーダーとして大いに生かせるものと期待できる。しかし、グリズリーズとしては、ガソルがトレードを要求しているが、このままでは「旨み」が少ない。
 その為、ジェファーソンのトレードの即時成立の為、別のトレードとして扱う必要があるが、他にナハラとストロマイル・スウィフトのトレードを実行する。
 グリズリーズのメリットはナハラが契約残が1年495万ドルに対し、スウィフトは2年1200万ドルだという点。
 「それでもスウィフトとナハラではサラリー面だけではメリットとはいいにくい」
 というのであれば、スウィフトではなくデイモン・スタウダマイヤーを(契約残2年900万ドル)。それでもダメならブライアン・カーディナル(同3年1890万ドル)を引き受けることでガソルの獲得を敢行する。スウィフトが獲得できるのであれば、2巡目指名権放出も止むなしか。
 このグリズリーズとのトレードに関して、来シーズンの契約も、契約残も増えることになるが、先のトレードで大きくサラリーカットに成功している分、目をつむってもらうことにする。サラリーカットのみに終始すれば、アンソニーがチームに対し不満を覚える可能性も否定できない。


 PG キッド(控え、アトキンス)
 SG クレイザ(JR・スミス)
 SF C・アンソニー(JR・スミス)
 PF ガソル(スウィフト)
 C  ネネ(コリンズ)


 あとはシーズンを戦いつつ、アトキンスに使ったミドル例外条項の残り(525万ドル中、アトキンスとの契約に320万ドルを使用。残り約200万ドル)を使い、シーズン中に発生した怪我や、明らかになった戦力不足な点を補えばいいだろう。
 JR・スミスの事故による心の後遺症と、刑事責任の点が気になるが、この点については新しい情報が入ってきていないので論じようがないので置いておくとする。
 現状で言うと、Cの控えがコリンズでは寂しいので、ロサンゼルス・レイカーズからFAとなっているクリス・ミームをミドル例外条項の残りで契約したいが、一応形になっているので、これで戦ってみて物足りなければという流れにしたい。


 マーティン放出が難しければ、ネッツとのトレードは「アイヴァーソン+キャンビー+エヴァンス⇔キッド+ジェファーソン」でも仕方ない。
 その場合、サラリーの削減には成功せず、グリズリーズとのトレード敢行後に、惜しいがスウィフト獲得を希望するチームにサラリーが削減できるように放出する必要が出てくるかもしれない。
 その場合は
 PG キッド(アトキンス)
 SG クレイザ(JR・スミス)
 SF C・アンソニー(JR・スミス)
 PF ガソル(K・マーティン)
 C  ネネ(コリンズ)
 となる。



 マーティン放出を夢見ての案を考えてみたが、後者のほうがまだ可能性はあるかも知れない。

 asua





終わってみて。

 今回、まずぶち当たったのが「K・マーティン」の処遇をどうするか、という問題。
 サラリーカットを考えれば出すのが当然ですが、なら出せるか!?と言われるととんでもなく難しい問題でした。実際、今もマーティンの放出は1巡目指名権をつけて、とはいうものの希望でしかないと思っています。「マーティンを出せなかったケース」のほうがまだ可能性があるかなぁ、と思っています。

 ナゲッツがこれからチームの命運を託すとすれば、AIよりカーメロであることは間違いありません。ですので、AI(とキャンビー)をトレードすることで、スタープレイヤーを2人獲得し、カーメロと並べることで優勝を目指そうという形は早い段階で思い至ったのですが、そこまでがなかなかでした。

 次回はポートランド・トレイルブレイザーズを予定しております。
 あとこちらの手違いで「改造希望チーム」のアンケート結果を削除してしまいました。
 昨日、チェックした段階でブレイザーズがダントツでナゲッツの次に得票を得ていたので、次回はブレイザーズにしたいと考えておりますが、その次はまたお手数ですが、投票いただいた結果から考えたいと思います。


 この「改造計画」いかがだったでしょうか。
 ご意見、ご感想等は掲示板、または「nbafanspage@hotmail.com」までお願いします。
 そこまでするまた、こちらで採点も受け付けております。よろしければお願いします。

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