第25回、改造計画
この「チーム改造計画」は管理人の独断と偏見により、チームを優勝へ挑めるようムリにでもその形を整える(少なくとも管理人はそのつもり)ものです。 |
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ネッツが優勝を目指すとなると手段はそれほど多くない。 必要不可欠なのが、今ある3本柱を1本、インサイドよりのものとすることだ。 現状ではあまりにもインサイドが寂しすぎる。チームの最多リバウンドがJ・キッドだというのは彼の多才振りを証明してはいるが、ネッツのインサイドの無人ぶりもまた証明している。 そこでなんとか話をまとめてほしいのが、KGの獲得だ。 KGの移籍先としての希望条件が「温暖な気候の都市」と「優勝を狙えるチーム」であることだ。 ネッツはどちらも満たしているとはいいがたい。平均気温は12度(例として大阪は17度)、優勝が狙える位置にいるとは到底いえない41勝41敗のチームだ。 だが、このチームにはリーグ屈指のスタープレイヤーがいるのも事実。 鬼スコアラー・カーターも残留が決まり、J・キッドはリーグ屈指のPGでベストオールラウンダーだ。
こちらが出せる条件はR・ジェファーソンが軸となる。 ウルブズがサンズに要求したとされるA・スタウダマイヤー、セルティックスからの見返りとして提示されたポール・ピアースらと比べるとどう考えても見劣りする。 (カーターをサイン&トレード、なんてことになれば、今度はKGをとっても優勝への道がより厳しくなる) ネッツとしてはそれらに対抗するためにも、ジェファーソンとN・カースティッチをオファーする。 カースティッチ放出は痛い。ネッツにあって、インサイドで計算できる唯一のプレイヤーと言っていい彼を放出するのは厳しい判断だが、そうでもしないとネッツがKGを獲得するのは不可能だろう。 ジェファーソン、カースティッチに将来の1巡目指名権、サラリーの釣り合いを取るためにJ・コリンズもセットで。ネッツはKGを獲得する。 ウルブズ側の要求は「若手選手+ドラフト高順位指名権+契約切れ間近の選手」だとされている。ジェファーソンがまずまず若手の27歳。ドラフト指名権は今ドラフトのものではないが将来のものを付与することでまずまずクリア。コリンズがあと2シーズンを残すのみの契約となっている。 状況次第ではM・ウィリアムスもつけることも考えられる。しかし、ウルブズ期待のG、ランディ・フォイがおり、ウルブズが必要とするかはわからない。 これでキッド、カーター、B・ナシュバー、KGとスターターが4/5固まる。 CはFA市場で探すしかない。 狙うはJ・マグロアか、C・ミームあたりか。 マグロアはここ2シーズン、数字を落とし評価も芳しくない。ミームは怪我からの復帰でどこも大金はオファーしないのではないだろうか。 「そんなプレイヤーを優勝狙うチームが追うのか!?」 なんていわれそうだが、ネッツが持てる財源(ミドル例外条項)では、これが精一杯だ。他チームと張り合うだけの金も、トレードする交換要員もない。むしろ、今オフは有力CのFAが少ないことを考えると、この二人の獲得もムリなケースが充分考えられる。そうなった場合のためにもチームからFAとなるマイキー・モア(昨シーズン9.8得点・5.1リバウンド)はぜひ抑えておきたい。 数字もさほど悪くないこのモアをスターターに据えないのはあまりにも線が細いため。213pに対し、102s。体重で見るとカーターとさほど大差がない。KGもパワフルなほうではない。マイル・イリチ(218p・115s)がその役割を担ってくれればいいのだが、昨シーズンの出場時間が5ゲームでの1分ちょっとでは考慮のしようがない。そう考えると、ファイナルまでに間違いなくあたるであろうマイアミ・ヒート打倒の為にも、ぜひともパワーのあるCを獲得しておく必要があるわけだ。
ミーム 2006-07シーズンはプレーせず
PG J・キッド (控え M・ウィリアムス) SG V・カーター SF B・ナシュバー PF K・ガーネット (J・ブーン) C J・マグロア (M・モア) この薄いベンチの層をどうするかがまた、問題だが、まずE・ハウスと2年ほどの再契約を結ぶ。そして空白になっているSG・SFのバックアップ探しに移る。 交換要員がいないネッツとしては、FAからの獲得となるだろう。 D・アンダーソン(昨シーズン、8.0得点・2.7アシスト・2.3リバウンド) サイズのあるシューターとしてオースティン・クロージャー(同3.7得点・3.0リバウンド) ここらへんが狙い目だろうか。 また、注意が必要なのは最低でも2人はほしい、ということだ。 カーターは30歳になる。年寄り扱いするつもりはないが、チーム1のスコアラーを可能な時には休ませることができるというのは、チームの終盤での勝負強さに大きく影響してくる。 SFのナシュバーは2002年からNBAにいるが、出場ゲーム数は242と3シーズン分ぐらいで、平均出場時間は16分。経験豊富とはいい難く、いい教師役であり、バックアップ役が必要となる。 そのため、欲を言えば下記のプレイヤーを獲得したいのはしたい。 レイカーズの名黒子、ルーク・ウォルトン(11.4得点・5.0リバウンド・4.3アシスト) ピュアシューター、ジェイソン・カポーノ(10.9得点・2.7リバウンド・3P51.4%) 理想をいえば、一時はキッドと”オールラウンダー”の座を競ったグラント・ヒル(14.4得点・3.6リバウンド・2.1アシスト) しかし、実際問題、可能性がかすかにあるかもしれないのは、お金への執着を見せないG・ヒルぐらいか。それでも可能性を示す%は二桁にも満たないかもしれない。 逆にCの獲得で、マグロアもミームもミドル例外条項での獲得が不可能だった場合。 スターターにモアを据え、バックアップをS・メドヴェデント、M・オロワキャンディ、S・ポラード、J・サカリディスあたりを複数連れてきてごまかし、ここにミドル例外条項を使うというのも考えられる。 マグロアがミドル例外条項で獲得できた場合 PG J・キッド(M・ウィリアムス) SG V・カーター(D・アンダーソン) SF B・ナシュバー(A・クロージャー) PF K・ガーネット(J・ブーン) C J・マグロア(M・モア) できなかった場合 PG J・キッド(M・ウィリアムス) SG・V・カーター(D・アンダーソン) SF B・ナシュバー(G・ヒル) PF K・ガーネット(J・ブーン) C M・モア(M・オロワキャンディ、J・サカリディス)
これだけ、希望通りの動きができ、やっとネッツにも「希望」が生まれる。 ネッツはここまでしても厳しい。現状があまりにも厳しすぎるからだ。それでも昨シーズンにみせたキッドの尋常ならざる多才さに、カーターの近年開花した感のあるパスセンス。この二つに、KGのディフェンス力とポストでの安定した得点力が加われば、ファイナル進出はできるだろう。 あと、ファイナルでの勝利をものにしたければ、M・ウィリアムス、J・ブーン、モアら若手の成長が不可欠となるだろう。 ネッツがこれを実行した結果、カースティッチ、1巡目指名権、場合によってはM・ウィリアムスと、失う未来は大きい。しかし、リーグ史に残るPG、J・キッドが優勝せずにリーグを去るのはあまりにも惜しい。せめて、今一度チャンスをあげたい。 キッドが今年で34歳。現在の契約が残り2年。近年、NBAプレイヤーの選手寿命が延びている気はするが、それでもそう残された時間は長くはないだろう。 正直、KG獲得というスタート地点からしてこの改造計画は実現が厳しい。だが、ここをJ・オニールにしてしまった場合、ファイナル進出までは見えても、優勝までは私には見えてこない。確かにロサンゼルス・レイカーズから「L・オドム+A・バイナム」というオファーに首を縦に振らなかったというニュースもあり、ネッツのKG獲得は間違いなく厳しいのだが。 NBA全30チームが間違いなく欲しがるKGの行方。これで来シーズンのNBAは大きく変わる。 asua この「改造計画」いかがだったでしょうか。 ご意見、ご感想等は掲示板、または「nbafanspage@hotmail.com」までお願いします。 そこまでするまた、こちらで採点も受け付けております。よろしければお願いします。 |