第24回、改造計画
この「チーム改造計画」は管理人の独断と偏見により、チームを優勝へ挑めるようムリにでもその形を整える(少なくとも管理人はそのつもり)ものです。 |
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クリーブランド・キャバリアーズ PGには怪我でプレイオフ、精彩を欠いたとはいえ得点力と一定のディフェンス力があるラリー・ヒューズ。 SGはカットインもできる意外とタフなシューター、サーシャ・パヴロヴィッチ。 SFはオールラウンダーのラブロン・ジェイムス。 PFはスターターを安心して任せられるドリュー・グッデン。 Cは身長という絶対的な高さと、ミドルからのショットが売りのジドルナス・イルガウスカス。 控えにはGではベテランのエリック・スノウ、開花した期待の若手ダニエル・ギブソン、シューターのデイモン・ジョーンズがおり、Fではダニエル・マーシャル、アンダーソン・ヴァレジャオがいる。 さすがにファイナル進出を果たしただけのことはある布陣だ。 だが、一方でそのファイナルでスウィープされた布陣でもある。 T・ダンカンに、T・パーカーを止められず、オフェンスでもGはボールを運ぶだけに終わってしまった。 「改造計画」もそこらへんに重点を置いて進めたいと思う。 「彼が一流の選手になるという確証がない限り、彼の契約を引き受けようというチームは多くないだろう」 とキリレンコについて語ったジャズのラリー・ミラー オーナー。 ジャズはプレイオフ、好調なこともありSGにフィッシャーを起用する布陣で戦った。だが、これはサイズでの不利を背負うことになった。 この2点からジャズとのトレードを敢行し、ラリー・ヒューズを放出し、キリレンコ獲得に動く。 ヒューズにD・マーシャルを放出し、キリレンコとD・フィッシャーを獲得する。 キリレンコ獲得での恩恵はチームのディフェンス力のアップと、SFにキリレンコを入れることで、ラブロン・ジェイムスをSGで起用することが可能となり、多くの場合ここでミスマッチを得ることになる。また、このトレードを早期に行うことで、ラブロンにはチーム力のアップを告げることができ、やる気を奮起させることと、来シーズンはよりアウトサイド力が必要になることを状況で理解させることができる。 更にスタッツ上、サラリー上、不利の大きいヒューズとのトレードを成立させる為に、デレク・フィッシャーをセットで獲得する。サラリーの釣り合いを取る為と、SFであるキリレンコの穴を埋めるためにもジャズにはD・マーシャルを放出する。 ヒューズが3年約3850万ドル、マーシャルが2年約1150万ドルの計5000万ドルの契約残。キリレンコが4年約6300万ドル、フィッシャーが3年2060万ドルの計8360万ドルの契約残。ジャズは3360万ドルのサラリー総額の抑制に成功する。キリレンコのこれからに期待しての博打だが、KGまでとはいわないが、ディフェンシブ・オブ・ザ・イヤーを狙えるレベルには成長してくれると期待している。だが、ここまでサラリー上のデメリットが大きいと指名権ぐらいつけてもらいたいところ。 更にサラリー総額を抑えたいと考えているデンバー・ナゲッツとのトレードを成立させ、マーカス・キャンビー獲得に動く。 こちらから放出するプレイヤーはドリュー・グッデンとエリック・スノウ。獲得するプレイヤーはキャンビーとレジー・エヴァンスだ。 キャンビーが3年2365万ドル、エヴァンスが4年1900万ドルの計4265万ドルの契約残がある。対して、グッデンは2年1350万ドル、スノウは2年1401万ドルの計2751万ドル。ナゲッツはこのトレードで約1500万ドルのサラリーカットに成功する。 キャンビーの怪我は不安だが、彼のディフェンス力はそれでも魅力的。また、イルガウスカスと組むことで、彼本来のポジションであるPFに戻ることができ、怪我も減るのではないかと期待している。 エヴァンスについては獲得に疑問を寄せる意見もあるだろうが、これぐらいの「デメリット」がないとナゲッツ側がキャンビー放出を認めないだろう。また、このオフにヴァレジャオが制限付きFAとなる。彼と再契約できればよし、できた場合でもエヴァンスがいることで契約交渉を有利に進めることができるだろう。また、できなかった場合もエヴァンスにヴァレジャオのポジションをそのまま任せることができる。 ジャズもナゲッツもウェスタンからイースタンのチームへのトレードであることも、トレードをしやすくする要因の一つとなりうるだろう。 これでスターターは、フィッシャー、ラブロン、キリレンコ、キャンビー、Zで決まる。 このオフ、制限付きFAとなるアンダーソン・ヴァレジャオとサーシャ・パヴロヴィッチ。 パヴロヴィッチにはぜひともチームに残ってもらう必要がある。残ってもらい、対戦カードによってはSGのスターターに入ってもらい、ラブロンをSFというこれまでの布陣で挑むケースも確保しておく。多くのゲームではシックスマンとして起用されることになるだろうが、その起用にも応えてくれるはず。 ヴァレジャオについては、先にも少し触れたとおり、サイン&トレードの話があれば聞いてもいいが、恐らく高騰しそうなサラリーを考えると、プレイオフで見せたダンカンとのマッチアップでのやられっぷりや、オフェンスでみせる不可解な行動など考慮すると、高い身体能力は確かに魅力だが高額長期契約するのはさけたい。 高額になるようであれば、エヴァンスがそのチームでの役割を肩代わりしてくれるはずだ。 同様のタイプとして、シカゴ・ブルズからFAとなるマリック・アレン、制限付きFAのマイク・スウィートニー、サンアントニオ・スパーズからFAとなるメルヴィン・イーライらがおり、FA市場で探すのもありかと。 若さに期待してトロント・ラプターズからFAとなるラファエル・アラウジョを安くで獲得できれば、Zの後継者として育てるのもいいかもしれない。 サラリーが安くすむとは考えにくいがポートランド・トレイルブレイザーズからFAとなるジャマール・マグロア、ロサンゼルス・レイカーズからFAとなるクリス・ミームも獲得できそうならば魅力的。 タイプは違うが、ニューオリンズ/オクラホマシティ・ホーネッツからFAとなるマーク・ジャクソン、ミルウォーキー・バックスから来シーズンのチームオプションを行使されなければFAとなるブライアン・スキナー、デトロイト・ピストンズからFAとなるアントニオ・マクダイスなどは獲得できれば得点面でラブロンをサポートしてくれるはず。特にここでも何度もあげているスキナーはPFながら(スケールの違いはあるけど)ロサンゼルス・クリッパーズのエルトン・ブランドのようにSFのような1on1を仕掛けることができる魅力がある。 クリス・ウェバー、なんて手も考えられる。ウェバーは地元デトロイトに帰って、再契約が濃厚との意見もあるが、ラシード・ウォレスの態度に嫌気が差しているともいわれている。獲得に動いて損はないはずだ。 続いて、ゴールデンスティト・ウォーリアーズとのトレードを成立させる。 これはスノウを放出し手薄になったPGを、ウォーリアーズにフィットしていなかったサルナス・ヤシケヴィシャウスを獲得し、補う為のもの。 ウォーリアーズはシュート力はいくらあってもいいというのが、現在の戦い方となっている。そのため、こちらとしてはサイズがあってシュート力があり、PGも務められるデイモン・ジョーンズを放出する。契約残がジョーンズのほうが2年と長いため(ヤシケヴィシャウスは1年)、2巡目指名権ぐらいつける必要があるかもしれない。 あとは、プレイオフでその才能を開花させたD・ギブソンが控えており、問題ない。 PG D・フィッシャー (控え D・ギブソン、S・ヤシケヴィシャウス) SG L・ジェイムス (S・パヴロヴィッチ、S・ヤシケヴィシャウス) SF A・キリレンコ (S・パヴロヴィッチを起用し、ラブロンをSFとして入れる従来のラインナップ) PF M・キャンビー (C・ウェバー、R・エヴァンス) C Z・イルガウスカス (C・ウェバー、R・アラウジョ) フロントコートに常に一定のオフェンス力とディフェンス力を維持する、という意味でキャンビーをバックアップとすることも考えられる。そうすれば、現状ではCのバックアップが不安だが、それも解消される。 ラブロンをSGに置くことで、オフェンスは問題ないとしてもディフェンスでは・・・との意見もあるだろうが、この二人が後ろに控えている以上、問題は発生しても充分フォローが可能だ。 問題だったゲームメイクはフィッシャーにヤシケヴィシャウスが。インサイドのディフェンスにはキリレンコ、キャンビーが。それぞれあたってくれるはず。欲を言えば、SGとSFを兼務できるようなシューター(J・カポーノ?)がもう一人欲しいところか。 あとはインサイドで得点をコンスタントにあげられるプレイヤーがほしいところだが、イルガウスカスにその役割を期待したいが、プレイオフでのミドルジャンパーが成功していたことを考えると、今後インサイドの得点に本人が精進するとも考えにくい。得点面はやはり、ラブロンにパヴロヴィッチの成長が大きな鍵となるか。キリレンコも得点面で言えばもうこれ以上、落ちようがないのであとは伸ばすのみなんで、ある意味一番「伸び率」を期待できるともいえる。 サラリー総額がパヴロヴィッチの再契約分を入れずに最低でも5000万ドル増える計算になります。 来シーズン、カンファレンスファイナル進出が最低命題で、その翌シーズンで優勝を目指す。ダメだったらトップは責任を取る。 まぁ、少なくともキリレンコさえ育ってくれれば上の首はつながるかもしれません(笑)。 もっと、ビッグネームを交えた補強案はないのか。もっと思い切った案はないのか、考えてみた結果の候補が下記の2つ。 J・オニールの獲得。 インディアナ・ペイサーズからジャーメイン・オニール、トロイ・マーフィーを獲得し、ジドルナス・イルガウスカス、ドリュー・グッデン、エリック・スノウ、ダニエル・マーシャルを放出する。 オニールとマーフィーの契約残が約1億600万ドル(オニールが3年、マーフィーが4年)に上るのに対し、Z+グッデン+スノウ+マーシャルでで約7160万ドル。加えて、最長でイルガウスカスの3年(最終年プレイヤー・オプション)と契約期間も短くすることができる。 ファイナルでインサイドでの安定した得点の必要性を感じたであろうキャブスは、オニールを獲得することでそれを満たすことができるわけだ。 そこで次はゴールデンスティト・ウォーリアーズのトレードをまとめ、サルナス・ヤシケヴィシャウスを獲得する。これは最初の案と同じ。 再契約組みについても最初の案と同じ。 PG S・ヤシケヴィシャウス (D・ギブソン) SG L・ヒューズ (A・パヴロヴィッチ) SF L・ジェイムス (A・パヴロヴィッチ) PF J・オニール (A・ヴァレジャオ) C T・マーフィー (A・ヴァレジャオ) ただ、これはオニール獲得にトレード要員の多くを使ってしまう為、どうしても層が薄くなってしまう点が問題。 あとは、来シーズンいっぱいで契約が切れるイラ・ニューブル+デヴィッド・ウェズリー(344万ドル+175万ドル≒520万ドル)で、サクラメント・キングスのシャリーフ・アブドゥル・ラヒム、もしくはミルウォーキー・バックスからダン・ガズリッチをインサイドの控えとして獲得することも考えられる。ラヒムもガズリッチも契約残が長く、好成績を収めているとは言いがたい両チームにとって、今の戦力である彼らの分のサラリーキャップを、再建のために来シーズンいっぱいで削減できるこの案は魅力的なはず。特にバックスはチャーリー・ヴィラヌエヴァとアンドリュー・ボガットとの再契約が控えており、二人を置いておきたいと考えた場合、いくらキャップにゆとりを作っておいても作りすぎるということはないだろう。 また、このニューブルとウェズリーを使ってのトレードはもちろん、最初の案でも使用可能で、そこではキャブスがほしがっているとされる今ドラフトの指名権、もしくはシーズン中のトラブルや、シーズン中に明らかになったポイントの補強にと使うことができる。最初の案においては、トレードの際に要求され、トレードがすむ頃には使い切ってしまっている可能性も充分考えられるが。 もっと、大胆な案としては、ジドルナス・イルガウスカス+ドリュー・グッデン+エリック・スノウを放出し、ミネソタ・ティンバーウルブズからケヴィン・ガーネットを獲得するというものがあった。 キャブスとしてはサイズに強みのあるZと、スターターを任せられるPF、プレイオフでもさすがといえる働きを見せたスノウを失うのは痛いが、KGが獲得できるのであれば躊躇う余地はない。 しかし、ウルブズとしては確かにサイズのあるCはほしいところだが、それはあくまでもKGを擁する形での話。KGを放出してまで32歳のCを獲得したがるとは思えない。グッデンにしても26歳と若いしスターターとしてよくやってはいるがトップクラスの才能があるかは疑問だ。 このトレードでウルブズのフロントがまず何を考えるかと言われると、私なら同クラスに育ってくれるであろうスタープレイヤーを獲得し、柱の若返りは図ることだ。その考えがウルブズにあり、KGが移籍を希望しているのであれば、KGは来シーズンいっぱいでプレイヤーオプションを行使せずFAとなれるため、できれば既にトレードをしておきたかったぐらい。KGを獲得したチームは1年でKGに残留を決意させなかればならなくなったからだ。 話を戻すと、キャブスが代わりにマルコ・ヤリッチ、マーク・ブラントなど契約残の長いプレイヤーを引き取る案も考えたが、ヤリッチは明らかにヒューズと役割がかぶり、ブラントも今後成長が期待できるとは思えず、今度はキャブスが行き詰る結果に見舞われそうなので回避。 要するに、指名権にも見返りのプレイヤーにも「目玉」がないキャブスにKG獲得は難しいとの結論に至った。コービーも同様の理由で不可能と判断。 と、こんな感じになった「改造計画」第一陣。 キャブスが第一陣になったのは初期の段階で得票数がトップだったのと、今ドラフトであんまり動きそうにないチームだったからです。 今の投票内容とは違っていますが、その点はご理解ください。 こんな感じでよろしければ、頑張りますのでまた投票のほう、よろしくお願いします。 また、当然ですがこれは管理人の独断と偏見による案ですので、笑って読み飛ばしてもらえると幸いです。 管理人 asua また、この改造計画の採点もよろしければ、こちらでお願いします。 |