第10回はリクエストいただきました
トロント・ラプターズ!
散々待たせて申し訳ないです!

ヴィンス・カーターを中心に創り上げたチームが「完成」を見た昨シーズン。
結果はそのカーターの怪我による瓦解、と言う
なんとも後悔の残る結果となりました。
そして、今シーズン。
ここまで予想を遙かに上回る苦戦ぶり。
カーターの怪我も癒えてるようで、完治してないような・・・。
さて?


さてはて。
前回からえらく開いてしまいましたが。
今回はトロント・ラプターズの改造に着手したいかと。

昨シーズン、「優勝」へのすべての必要パーツをかき集め、
ガムシャラにスターダムへと
チームも、カーターも駆け上るはずだったのですが
そのカーターの怪我に
オラジュワンの期待外れっぷりもあり、
ご存じの通りプレイオフスポット争いでは台風の目となりましたが
そこ止まり・・・。

そして今シーズンですがカーターの怪我も癒えきらず、
プレイオフさえ遠くの彼方。
このチームをどうすべきか。
枯渇した知恵とテンションをひねりにひねって考えてみたいと思います。


しかし、チームの現状は決して明るくなく、
トレードに出せるプレイヤーと言えば、
バックコートでヴォション・レナードもしくはリンジー・ハンター。
フロントコートで言えば、
アントニオ・ディビスもしくはジェローム・ウィリアムス、ぐらい。
(そう言えば、ラモンド・マレーって復帰いつ?)

しかもこれはヴィンス・カーターが復帰し、
前のプレイぶりを期待できる、との前提ですし・・・。

だが、しかし!
このままだと明らかにジリ貧状態で、
改善することは考えにくく、何か手を打たねば!


今、チームにどういった戦力が必要か、と考えますと
まずはやはり、インサイド。
オラジュワン獲得で解決しそうにはなったのですが・・・。
A・ディビスと組んでゴール下を支えるプレイヤーが必要です。

そこで細いですが、その白羽の矢が立ったのが
ニューオリンズ・ホーネッツのジャマール・マグロワ。
なかなか、ガッツ溢れるプレーをしてくれる
ちょっと小柄ですが(208p)立派なCです。
そして、代替え要員としまして
ディフェンスのできるSG、ヴォション・レナード+ジェローム・ウィリアムスを。
正統派SGのレナード獲得でどうしてもポジションの被ってくる
デビット・ウェズリーも一緒に頂き、
NOはバロン・ディビスを筆頭に正統派ハーフコート・バスケットチームへと変貌し、
TORはマグロワが頑張ってくれれば、インサイドは安定しますし、
ウェズリーを加えたバックコートはカーターの負担を減らせ、
A・ウィリアムス&カーター&ウェズリーと素晴らしい布陣に!
サラリー上の理由からホーネッツに移籍してから
活躍できていないジョージ・リンチもTORへ。


ホーネッツから G・リンチ+J・マグロワ+D・ウェズリー
ラプターズから J・ウィリアムス+V・レナード


これでTORの布陣が

PG A・ウィリアムス(控えD・ウェズリー)
SG V・カーター (D・ウェズリー)
SF M・ピーターソン(J・リンチ)
PF A・ディビス(J・マッコイ)
C  J・マグロワ(J・マッコイ)


さらにここへ出てこないリンジー・ハンターとエリック・モントロスをトレードへ出します。
トレード先はG、特にPGを必要としているインディアナ・ペイサーズ。
代わりに誰をもらうか、ですがここへは是非ロン・マーサーを獲得したい!
今シーズンいっぱいで契約の切れるマーサーですが
(プレイヤーオプションですが恐らく)
J・オニール、B・ミラー、R・ミラーと同じく今シーズン後のFAがいて、
優先順位的にはその次となりそうなマーサー残留は難しいのが実状。
その為、トレードに出す、と言う選択も不可能ではないかと。
(可能、と言わないところらヘンが汚い(笑)?)
今シーズン後の上の3人をFAで引き留めようとすれば、
当然、ラグジュアリー・タックス(注)の支払を避けようと思えば
来シーズンのサラリーを抑えることが必要不可欠となります。
(注:ラグジュアリー・タックス
一定以上を超えてサラリーを支払っているチームに対して
「贅沢税」としてリーグが規定している金額を超えた分と同額をリーグに支払い、
リーグはそれを収入の少ないチームに再分配する、と言うもの)
その為、今回のトレードを成立させるためにハンター+エリック・モントロスと言う形に
なりますが、それでも来シーズンもし、マーサーがプレイヤーオプションを行使し、
FAにならなかった場合の797万ドルに対して
ハンター+モントロスで624万ドルと173万ドルの節約が出来ます。
え?大したことない?そうじゃないんです。
現在、トレードする場合にはトレードするサラリーが同等であることが
リーグによって決められていますので、一トレードで173万ドル浮くというのは、
なかなかいいほうじゃないかと。

で、獲ってきたマーサーには得意のディフェンスでラプターズの
弱点をカバーしてもらいます。もちろん、スターター。
そして、現スターターのM・ピーターソンには
F部門のバックアップとして頑張ってもらいます。


さて、結果ですが

PG A・ウィリアムス(控え D・ウェズリー)
SG V・カーター(D・ウェズリー)
SF R・マーサー(M・ピーターソン)
PF A・ディビス(M・ピーターソン)
C J・マグロワ(J・マッコイ)

とこんな感じに。

あれ?これだけと、思われるでしょうが基本的に
輪郭自体は出来上がっているチームですんで。

メンバー構成からはカーター、ディビス、ウィリアムスと
戦力を有し、そのメンバーが長期契約を果たしていますので
トレードもできない、と言うのもありますが。
あとはメンバーの成熟度をどれだけ待てるか、と言うことだろうと。
今シーズン、A・ウィリアムスが成長を見せ、
ディビスはシュートレンジに広がりが見えます。
あとはカーターの完全復帰と
マグロワがリバウンドを獲れるオフェンスシステムの構築、
D・ウェズリーと言う新しい分子をどう消化吸収するか、
ディフェンスをどうするのか、と
ここらへんでしょうか。
なかなか優勝できない最多勝コーチ、レニー・ウィルキンズHCが
如何にこれらのパーツを組み合わせるか。
そうなった時には楽しみなチームです。


予想(期待の間違い(笑)?)スタッツ
A・ウィリアムス 13.4得点&5.9アシスト
V・カーター 23.8得点&4.3リバウンド&3.4アシスト
R・マーサー 11.0得点&FG%・46.1%
A・ディビス 11.8得点&9.3リバウンド
J・マグワロ 8.1得点&7.9リバウンド
D・ウェズリー 5.3得点&3.2アシスト
M・ピーターソン 11.3得点&5.3リバウンド




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