今回のチーム改造計画もとあるファンの方が
「ボストン、難しいですよね?」
と言ったことから始まりました。
と言うわけで、今回は
かつて「不敗神話」まであった
ボストン・セルティックス!

また、ご希望、ご質問、リクエストなどがあればメールや掲示板で!
できる限り、お答えします!


第5回はかつてレイカーズと覇者の名を分け合っていた
名門、ボストン・セルティックス!
ラリー・バードとロバード・パリッシュを現役復帰させる以外の
手だてを今回、考えてみました!



ボストン・セルティックス

ポール・ピアース、アントワン・ウォーカーの二枚看板を前面に押し出し、

期待以上の成績をここまで残しているボストン・セルティックス。


しかし、かつてラリー・バード&ケヴィン・マクヘイル&ロバート・パリッシュの「ビッグ3」を擁し、

リーグをマジック・ジョンソン率いる「ショータイム・レイカーズ」と共に席巻していた名門が

この成績で納得していいのでしょうか?


恐らく、これで満足していれば、コービー・ブライアントが引退する頃には(いつ!?)、

リーグ最多優勝記録はロサンゼルス・レイカーズによって塗り替えられていることでしょう。

現在の最多優勝記録はボストン・セルティックスの16回。

それに対して、ロサンゼルス・レイカーズは13。

もはや、名門としての意地をかけた戦いは最終局面を迎えていると言ってもいいんじゃないでしょうか?

恐らく、ここで手を誤れば、ただ西の覇者が勝ち続けるのを「かつて」のライバルとして

見守るしかなくなるでしょう。

しかも、ここで動かなくとも「優勝」からは遠ざかるでしょう。


なら今、何をすべきか!?

まず、アントワン・ウォーカーをSFとするのか、

PFとしインサイドをもっと攻めさせるのかを決める必要があります。

現状は、PFのポジションにあって3Pをバンバン打てる選手として、

実にいい成績をここまで残しています。

しかし、これは裏を返せば「誰がリバウンド、拾ってるの?」という疑問にぶち当たります。

ウォーカーはここまで9.9リバウンドとまず合格点をあげていいリバウンド数を拾っていますが、

同じスターPFのクリス・ウェバーと比べるとオフェンスリバウンドがウォーカー2.4に対して、

ウェバーが3.0。

ウェバーはリバウンドの責任をブラデ・ディバッツと分け合える状況にありながらこの数字。

ちなみにリバウンド平均は10.6のウェバー。

ちなみにそのディバッツでさえ、オフェンスリバウンドが全体8.8に対して2.6。

もしくはそのキングスのようにウォーカーとリバウンドを

分かち合えるような選手を獲る必要があります。

現在、好調なオフェンスを考えると、「オフェンスではインサイドで得点でき、

ディフェンスではSFを守れ、リバウンドがとれるF」がベストですが、

そんなスーパーマンみたいな選手が実在しない以上、

一個一個問題を解決していくしかありません。


しかし、ここで朗報が!

私お気に入りのセドリック・セバロスもありなんですが、

客観的に見てデトロイト・ピストンズのコーリス・ウィリアムソンが

なかなかその条件に近い成績をここまで残しています。

インサイドでそれなりに得点でき、リバウンドもPFとして任せれば恐らく、

昨シーズンのクレランス・ウェザースプーンのように身長は低いながら

これまたそれなりに奪ってきてくれるはず。

問題はスピードのあるSFに対するディフェンスを

ウォーカーかウィリアムソンですることになる点ですが、

ゾーンディフェンスが解禁になり、

そこらへんをカバーできるインサイドを作り上げれば、

何とかなるかと。

その為にディフェンスのうまいセンターの確保がさきほどの問題同様、

必要になってきます。

そこで、ヒューストンのケルヴィン・ケイトを獲得。

となりますが、きっとこの案だとそれなりには戦えても優勝は難しいと考えられます。

ですんで、もっとアグレッシブに動くこととします。



ズバリ、案としてはふたつかありますが、一つ目に、


ゴールデンスティト・ウォーリアーズのマーク・ジャクソンの獲得!

このために放出するのが、トニー・バティ+ケニー・アンダーソンの2人あと、+α。

オフの移籍騒動から10分弱の出場時間しかもらえず、

干されてる感のあるマーク・ジャクソンを獲得します。

エリック・ダンピアーが問題のオフェンスでもそれなりの数字を残し、

FG%でも45%近い数字を出していますので、センターは必要ないかと。

それでダニー・フォートソン、ダンピアーのバックアップに安定感があり、

お値打ち品のトニー・バティを。それでウォーリアーズ問題のPGにケニー・アンダーソンを。

ちなみにアンダーソンは来シーズンで契約が切れますので、

来シーズン後の「大FA合戦」用にも人気のある選手。

サラリーがウォーリアーズが2400万ドルとチョット。

セルティックスが4000万ドルほどになりますのでトレードで釣り合いがとれないので、

アンダーソン加入によって現在以上にあぶれてくるムーキー・ブレイロックを引き受け、

あとクリス・ミルズももらってくれば釣り合いがとれます。

しかし、このクリス・ミルズとなると、ウォーリアーズが出してくれるとありがたいのですが、

無理だった場合、これまた構想からあぶれてくるエイドナル・フォエルを獲得します。


これによって、

PG ムーキー・ブレイロック
SG ポール・ピアース
SF クリス・ミルズ
PF アントワン・ウォーカー
C  マーク・ジャクソン

↑もしくは↓

PG ムーキー・ブレイロック
SG ポール・ピアース
SF エリック・ウィリアムス
PF アントワン・ウォーカー
C  マーク・ジャクソン

と、まぁ。取りあえず、揃います。
この上の場合、フロントコートにビタリー・ポタペンコがPF・Cでバックアップとなり、

SF・SGでエリック・ウィリアムスが、PGにはエリック・ストリックランドを成長させる、

しかしここは補強が必要なポイント。

これで、マーク・ジャクソン、エリック・ウィリアムス

(彼には来シーズンいっぱいでクリス・ミルズが契約の切れるので、それまでに成長してもらう)

の成長によっては、来シーズン、

またはその次のシーズンには万全とまではいかないまでも、それなりの期待が持てるはず。

下の場合、フロントコートにポタペンコとフォエルが入ってくるので、

センターを武器とする、かつてのライバルと戦う時などはそこが生きてくるでしょう。

しかし、バックアップに確たる人材がいないため、若手の成長が必要不可欠となってきます。

ジョー・ジョンソンなどそれなりに期待の持てるルーキーもいますので、

頑張り次第では上のチームを勝るとも劣らないチームとなるでしょう。
ムーキー・ブレイロックに関しましては、今シーズンいっぱいで契約が切れます。

しかし、彼にその気があればまだ、十分戦うことは出来ると思われますので、

ディフェンシブ・PGとしてチームのディフェンス面を来シーズン以降も

2〜3年は支えてもらうこととします。

そこで、スターティングPGには、シュートセンスのある、ディナ・バロスをFAでピストンズから引き抜きます。

すると、ディフェンスが甘くなりがちなセルティックスにブレイロックが控え、

PGも3Pをバンバン打てかつ走れる。と言うか、このチームは5人とも走れる、

驚異のチームが出来上がります。

もしくは実に現実的に、今シーズンオフにトラビス・ベストなんかもFAになりますし。

ゾーンディフェンスが、今後、NBAで流行してくることは目に見えていますし、

そうなるとそれを敗る手だては単純に考えて、

「選手がそれぞれ動けること、パスを出せること」

というのが重要になってきます。このチームは十分その第一条件をクリアしています。

第二条件に関しましても、バロス・ピアース・ウォーカーの3人が

パスをさばけますので、問題はないでしょう。



二つ目のの案では、

ヒューストン・ロケッツのケルヴィン・ケイト獲得!

ここまで、オラジュワン在籍時から期待を込めて見守られてきて、

いまだに芽が出きらないケイト。

彼をトニー・バティ+ビタリー・ポタペンコの2人と交換に獲得。

インサイドに山のような怪我人を抱え、インサイド補強はロケッツの急務。
安定してリバウンドをとれる選手は喉から手がでるほど欲しいはず。

(リバウンド・リーダーはGのスティーブ・フランシスの7.6!)

そこへ、それなりの期待が持てるまだ若手に属するポタペンコと、

安定感のあるバティをご用意(笑)!

しかし、これではサラリーの釣り合いがとれないので、

できればエディ・グリフィンをつけてもらう。

彼は身長のわりにいいシュートタッチを持っている将来有望な選手。

ですんで、ロケッツが出してくれない場合は、ウォルト・ウィリアムスで我慢する。

そして、極めつけに今トレード市場最も熱いチーム、

デンバー・ナゲッツからニック・ヴァンエクセルを獲得!

トレード要員はケニー・アンダーソンにスタメンにすればそれなりの期待が出来る、

エリック・ウィリアムスを軸にしまして、あと1人2人つけて釣り合いをとる。

アンダーソンは前にも言ったとおり、残り2年の契約のため、

アントニオ・マクダイス引き留め、

その時のFA市場なぐり込みのためといくらでもお金のいるオフに

サラリーを開けられる貴重の人材(?)!

今シーズンは現時点において、アントニオ・マクダス離脱により、

来シーズンへ向けての再建を始めなくてはならなくなったナゲッツ。

あと、ジョー・ジョンソンなど有望な選手をつければ

成功不可能な話ではないような気がするのは私だけ!?

これですと、

PG ニック・ヴァンエクセル
SG ポール・ピアース
SF ウォルト・ウィリアムス(きっと無理だとしても、出来ればエディ・グリフィン!)
PF アントワン・ウォーカー
C  ケルヴィン・ケイト


すばらしい(笑)!

ま、「ケイトはうちの宝じゃ、出すかい!」とロケッツに言われてしまえば、

それまでですが(笑)。

そん時は「もっと、うちにいる人材をくれ」と言われるのを承知の上、

同じ条件でマーク・ジャクソンを獲得に動きます!

ま、こっちの方が楽しみなんですが、これには無理がありすぎかと・・・。

バックアップ陣が不足するのは、もはやこの時点で明白ですが、

その点はここんとこあぶれがちで安上がりになってきている

ベテランFAで補って頂くしかありません。オーナー様次第ですな。

しかし、こんなチーム出来上がった日には

「ゾーンディフェンス、くそ食らえ!」

と言った感じ(笑)!
5人中、4人までも3Pを得意とし、なおかつディフェンスではケイトがインサイドで頑張る。

ん〜、おそろしい・・・。タダ、パワー不足ですんで、

ちょっと力強い選手(バークレーとか(笑)?)をFAで手に入れて欲しいもんです。

しかし、こっちの話にはこれ以上に大きな問題が。

ニック・ヴァンエクセルの気性!

これまで様々な問題を起こしてきたヴァンエクセル。

レイカーズからトレードされたのもその性格が原因ともっぱらの噂。

で、その性格をコントロールし、まず間違いなく下がる得点アベレージを容認させることが

必要不可欠になってきます。

しかし、この場面でこれまでリーダーシップに不安の声を投げかける人もいたセルティックスの

ピアース、ウォーカーがリーダーシップを発揮し、乗り越えることが出来れば!?

補強のお勧めベテランとしては、

まぁ、ここら辺は毎回の「改造計画!」でもあまり、変わり様がないのですが

ディフェンスとそこそこのアウトサイド・シュートが打てる、エリオット・ペリー。

SG、PGの両ポジションがこなせ、3Pも得意で最近ヒートと契約との噂のあったマリオ・エリー。

走れなくても、リバウンドは拾える?オルデン・ポリニス。

ヨーロッパから呼び戻せるわけないけど、どうしても欲しい。

デトレフ・シュレンプフ、アルビダス・サボニス(笑)。

ワタクシ、絶賛のSF、PF両ポジションがこなせ、

インサイド・アウトサイドの両方で得点の出来るディフェンスはいまいちなセドリック・セバロス。

ぐらいでしょうか?


ワタクシとしては、後半編の「チーム改造計画!」がお勧め!

理想のラインナップは

PG ニック・ヴァンエクセル(控えにデイナ・バロス)
SG ポール・ピアース  (マリオ・エリー)
SF エディ・グリフィン (セドリック・セバロス)
PF アントワン・ウォーカー(ここもセバロスで。念のためにオルデン・ポリニスを)
C  ケルヴィン・ケイト (オルデン・ポリニス)


こんなもんでしょうか?

こんなチームが出来たら、毎度言ってるような気がしますが、

NBAファンやめてセルティックスファンになりますねぇ。

あ、そうそう。もちろんHCはラリー・バードで(笑)!

さて、みなさんはお好みな方で再建していただいてよろしいかと。

特に後者の方は実現したら間違いなくファンを呼べるチームに様変わりしますし。楽しみです。





ラリー・バードが引退し、そのあとを引き受けたケヴィン・マクヘイル、

そしてリーグの長老ロバート・パリッシュまでもが引退した以上、

そろそろ名選手レジー・ルイスの痛手から
次に進まなくてはならない時期が来ているのではないでしょうか?

最強ブルズ崩壊の時に、

「第二のセルティックスになることは避けたい」

とまで言われ、底辺を彷徨ってきてはや数年。

チャンスは訪れていると言ってもいいと思います。

そして、このチームが終わりを告げる頃に言ってやりましょう。

「第2のシカゴになることだけは避けたい」と。

(早くしないと言えなくなるぅ(笑)!)




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