今回はこのページのファン(だと私が信じている(笑)!)の方からご要望により、
実に難解な、メンフィス・グリズリーズに挑戦!
解け切れたかどうかはわからないパズルですが、
取りあえず、完成図の輪郭ぐらいにはなったのではないかと
自負しております(笑)!


また、ご希望、ご質問、リクエストなどがあればメールや掲示板で!
できる限り、お答えします!


第4回は迷走しかしていない、メンフィス・グリズリーズ!
念願のプレイオフ進出のため、
一人のNBA馬鹿が立ち上がった(笑)!



まず、断っておかなくてはならないことが。
これまで、このページでは「優勝」を目標に、
と言うかそれだけを念頭に置いたチーム作りを心がけてきたつもりです。
が、今回、メンフィス・グリズリーズという実に問題多き、
と言うか問題しかないチームを改造するに当たって、
目標はあくまで「プレイオフ・出場」とさせていただきます。
つまり、シーズン82試合の内、半分勝つことが目標であります。
あと、ブライアント”ビックカントリー”リーブスとニック・アンダーソンは戦力外通告ですんで、
今回は蚊帳の外に。トレードで取ってくれるとこもないでしょうし・・・。


さて、そこでこのチームをプレイオフに導く為の方法を順次あげ、改善していきたいと思います。

PG ジェイソン・ウィリアムズ (控えに、ブレビン・ナイト)
SG マイケル・ディッカーソン (ロドニー・ビュホード)
SF シェーン・バティ     (ニック・アンダーソン)
PF パウ・ガソル (ストロマイル・スウィス(読み方違う気が・・・))
C  ロレンゼン・ライト    (アイザック・オースティン)

これが現有の戦力。これをどう如何に再編成するか!?

チームカラーとしましては、実際問題「中途半端」だと言わざるをえません。
若手をそろえている割りに、爆発力のある選手、と言えば
「ディッカーソン?」と言う曖昧に返事が返ってくる程度。
ガソル、スウィス両若手は確かにいい選手ですが、役割的にかぶっているのは明らか。
しかし、いい選手だから、と言って出そうとするとこういった現状を引き起こす引き金となります。

チームのスター選手、ジェイソン・ウィリアムズ。
彼は実に華やかな才能を持ち、
その自身に対する自信(シャレではないッス(笑)!)はすさまじく、
すさまじすぎるのがたまに傷といった感じがします。
チームは堅実で有能なマイク・ビビーを出し、
彼を取り、かつ長期契約を結んだということから、彼と心中するつもりであると考えます。
そうなりますと、彼を育てることが何よりも優先課題であると考え、
戦力的にも安定したアウトサイドが欲しいということからも、
ポートランドからスティーブ・カーを取ります。
カーは今さら言うまでもなくシカゴでの優勝経験があり、
それを決めるシュートをも決めた選手。
ウィリアムズもカーほどの実績とPGとしての経験がある選手からの授業なら
しっかり謙虚に受け止め、身につけてくれるんじゃないでしょうか?
カーも今の契約が切れる来シーズンいっぱいまではよほどの怪我でもない限り、
プレーを続けてくれるでしょう。
ウィリアムズのシュートセレクションの悪さや、落ち着きのないゲームメイクが
カーの指導の元、改善されればチームとしても大きく得るところがあるでしょう。
トレード要員としましては、グラント・ロングにトニー・マッセンバーグを。
センターのサボニスが辞めてから探し続けているトレイルブレイザーズは、
インサイド補強はかつてのスター・ケンプが復活しでもしない限り、急務。
デイモン・スタッダマイヤーが「出場時間足らん!」と不満をあらわにしていますし、
サラリーも合います。これは意外とスンナリいくのでは?


で、次なる課題はSF。
最初にもいいましたが、ガソル・スウィスのどちらを取るかといいますと、ガソルを!
現時点の実績、サイズ、プレイの幅から考えると妥当な判断かと。
そこで、スウィスはどうするかといいますと、トレードに出します。
相手はデトロイト・ピストンズ!
ブレビン・ナイトとセットでコーリス・ウィリアムソンとのトレードです。
ナイトはカーの加入で出番を奪われるのは確実ですし、
アウトサイドは磨かない限り未来はないのに進歩はないですし、
サラリーも合うという絶好の条件(笑)!
コーリス・ウィリアムソンはリバウンドのとれるSF。
と言うことは?そうです、外から攻められるPFのガソルとのお互いの補い方は完璧!
ウィリアムソンはリバウンドはとれるが外からのオフェンスがダメ、
ガソルはまだ力強さがなくリバウンドをもぎ取ることは出来ないが
外からのオフェンスを得意とする。
どうです!?
となると、こうなります。


PG ジェイソン・ウィリアムズ (スティーブ・カー)
SG マイケル・ディッカーソン (ロドニー・ビュホード)
SF コーリス・ウィリアムソン (シェーン・バティ)
PF パウ・ガソル      
C  ロレンゼン・ライト    (アイザック・オースティン)


しかし!しかし!!ここで敢えて、敢えて私はこうしたい!


PG ジェイソン・ウィリアムズ (スティーブ・カー)
SG マイケル・ディッカーソン (ロドニー・ビュホード)
SF シェーン・バティ     (コーリス・ウィリアムソン)
PF ロレンゼン・ライト    (パウ・ガソル)      
C  アイザック・オースティン

こうしたい!
この二つの差を説明しますと、
まず、ガソルをベンチへ回した訳は、ロレンゼン・ライトは本来PFだろうと。
そうなると、現時点においてはまだPFとしてのある一定の仕事しかできないガソルと比べれば・・・。
それに加え、ガソルのプレーの幅を考えるといろいろな使い方をしてみたい!その価値があるはず!
外からのオフェンスを得意とする、ダラスのダーク・ノウィッツキーに例えられるそのプレイスタイル。
ならば、SF、Cでの起用も十分に可能なはず。
もちろん、Cなどでの起用は「リバウンドをとれる選手が他にコートにいること」や
「力不足を補える選手がいること」などの制約が尽きます。
それを補うのが前述のウィリアムソンに加え、ロレンゼン・ライト、アイザック・オースティン。
ウィリアムスにはガソルがPFとし適用された場合に特にSFとしての起用と機能を。
ガソルが出て手薄になったインサイドを支える、
クレランス・ウェザースプーンのような小柄なPFのような働きを期待したい。
ライト、オースティンに関しては力強さでガソルが劣るインサイドプレイヤーに
マッチアップした時のフォローをお願いしたい。
こうすることによって、ガソルはSF、PF、Cの控えを引き受け、出場時間はほぼ減ることなく、
持ち味のシュートレンジの広さとプレイの幅を存分に生かすことが出来るはず!
また、その幅を広げることも十分経験によって可能なシフト!

そして、アイザック・オースティン!
私は、もう一度こいつに賭けたい!
Cでありながら、外から切り込まれたらどうです!?
大半のディフェンスシステムは正常ではいられないでしょう。
PFも外から打ってくる。5人中5人が外からのオフェンスが可能であれば!?
マンツーマンをしいているチームであっても、たやすく止められるものではありません。
ディフェンス、リバウンドなどの地味だがこのチームの最重要課題は
ライト6割、他4割
でライトに頑張ってもらいます。
メンフェスに移ってから、並じゃない働きを見せているライト。
怪我からの復帰と共にまた頑張ってもらいたい。


そうなると、どうなります?


PG ジェイソン・ウィリアムズ (控えに、スティーブ・カー)

カーの指導の元、J・ウィリアムズが勢いと精度を兼ね備えた選手に成長する。


SG マイケル・ディッカーソン (ロドニー・ビュホード)

ここは記述が少ないですが、ディッカーソンにアベレージ20点は期待したい。
十分、可能なはず!
ビュホードには昨シーズン、シクサーズでのような貴重なシューターとしての役割に徹し、
3P%40%ぐらいを叩き出していただきたい。


SF シェーン・バティ (コーリス・ウィリアムソン)

バティはここまで十分合格をあげられる働きをしている。
3P・FTよし、走ってよし。サイズに問題なし。このまま、成長していってくれれば問題なし!
C・ウィリアムソンにはSF、PFの控えとしてインサイドを固めて欲しい。
また、チームでは中堅。若いチームを支える精神的支柱としての働きも期待したい。


PF ロレンゼン・ライト    (パウ・ガソル)      

ライトに関しては事実上、チームの柱としての働きが期待される。
ガソルの6thマンとしての起用やバティのスタメン起用などは
ライト頑張りがあって初めて可能な、「ゆとりを使った教育」。
ライトが生み出すゆとりがあって初めて可能な計画。
彼の場合は「期待したい」ではなく、「やっていただく」といっておきたい。
ガソルに関してはNBAの激しさに慣れていない、等と言っている暇はない。
慣れるまではSFなどでの起用が多くなるが、そうなるとスピードが求められる。
しかし、Cのポジションはオースティンとガソルで回していくしかない。
ライトにそこまでの負担をさせては逆効果になるのは明白。
パワーとスピードのアメリカンバスケットに慣れ、
かつ武器にアウトサイドなどの器用さにも磨きをかけてもらいたい。


C  アイザック・オースティン

やっていただく、彼には自分のためにも。
今シーズンは契約最終年。
それもあり、下手するとこのままだと最低年俸契約か、引退しか道は残されていないだろう。
近年のNBAにはベテランに必要以上に冷たい風潮がある。
今シーズン、数字が残せないようなら、もはやこのまま消えていくだろう。
その多彩な才能を開花させ、今一度表舞台にたつのか!?
それとも、32歳にして「あの時はよかった」と過去のビデオを回想する人生を送るのか!?
道を決めれるのは、自分自身しかいない!


今シーズン、ここまで7勝20敗。
こんな台詞は早いかも知れないが、今シーズンはまず無理でしょう。
例え、このメンバーを集め得たとしても、無理でしょう。
カーはJ・ウィリアムソンを鍛えてなんぼですから、シューター一人入ったところで。
ウィリアムソンもガソルがもう一歩進んでくれないとタダの過剰要員。
怪我もありますし。
ガソル、オースティンが揃って準オールスターバリの働きでも見せない限り不可能です。


それで来シーズン!契約に問題があるのはオースティンだけ。
そのオースティンと「200万ドル+出来高払い」ぐらいの契約を結び、
そのよくシーズン以降に関しましては「300万ドル。しかし、
チームオプションをつける
(チーム側がその年の契約をするかしないかを決められる権利を持つ。つまり、解雇もできると言うこと)」
程度の契約を結んでおきます。
それで上記のように各ポジション、各プレイヤーがオフに個人レベルを、プレシーズンにチームレベルを高め、
シーズンに挑んだ日には!
恐らく私の試算では45勝、いや、ひょっとすると47か48も見えてくるかも知れません!
50勝の壁は分厚くのしかかるでしょうが、
主力選手の契約は今のオースティン意外、問題なく、あとは数年努力あるのみ。


最後に、HCを早急に変えましょう。
実績が問われるこの世界で若手を付いてこさせるにはこれまでの数字を見ても、
シンドニィ・ロウには重いのでしょう。
ディブ・コーウェンス、プレイヤーの人心掌握のうまい彼にチームを託します!
かつて、選手はいるのになぜか機能しなかったシャーロット・ホーネッツを見事に機能させた手腕!
マット・ガイガー、グレン・ライスの才能を引き出した実績!
文句なしでしょう。
ただ、シカゴ・ブルズのジェリー・クラウスGMも一説によると彼を次期HC候補にあげているとか。
お早めに。


恐らく、プレイオフの台風の目になるには今ひとつ、大きな変革が必要でしょう。
しかし、これでプレイオフにはでられます。
それは私が保証します!
タダ、その時の私との契約条件として、
「怪我をしない、頑張る、頑張る、頑張る!」
というのは絶対必要条件!
チーム創設以来の念願を果たし、地元に錦のかけらを飾るのか!?
金のかかったクリッパーズに成り下がるのか!?
道は二つに一つ!



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