第74回

「Cavs vs Celtics」


 

第1Q、ティップオフからラブロンがダンクで先制するキャブス。逆に速いパスで即ラフレンツの3Pで返すセルティックス。
まず、激しい応酬を制したのはセルティックス。
マキニス、ブーザーを標的にターンオーバーにミスショットを誘発させ、1Q前半に2桁近いリード。キャブスはそれを受け、PGをベテランのスノウに変更。するとキャブスが踏み止まり、1Qをセルティックスの2点リードで終える。
2QもキャブスのPGはスノウ。対するセルティックスは1Qにラフレンツはファールトラブル、ピアースは左ふくらはぎのマッサージを受け、両者とも出場時間が激減。ラフレンツに至ってはQの終盤に投入も即3つ目のファールを犯し、ベンチが冷める間もなく再びベンチへ。
キャブスはスノウの期待感はないが、安心感のあるゲームメイクのもと、ラブロンが苦しい状況からのショットを連発するがこれが決まる。このQ後半、2-3ゾーンもピアースを欠くセルティックスには効果を発揮。前半を終了した時点でキャブスの11点リードと変わって折り返す。

後半、ピアース、ウォーカー、ペイトン、ディビスとセルティックスがいつものスタイルを取り戻し挽回を図る。A・ジェファーソンもゾーンに対し、いい動きを見せていた。
一方のキャブスはラブロンの前半は決まったショットが外れだし、グッデンはセルティックスの目をつけられボールを持ってはターンオーバー、ウォーカーに攻められては止められずと散々。そのポジションで頑張ってのがバレジャオ。ウォーカーに対してはいいディフェンスを見せフラストレーションを溜めさせ(そのはけ口にグッデンがやられていたが・・・)、序盤ではパスで、後半ではリバウンドでのハッスルプレーでチームに貢献。
また、バレジャオ同様、ベンチから出てきたのがトレイラー。なんとこのゲーム、19分のプレーで22得点&10リバウンドをマーク。だが、彼の「売り」でもある重さがディフェンスでは仇となり、その19分のプレーでファールを5つ犯す。このあたりがグッデンをスターター起用する理由だろうか。
マキニスは怪我なのか、それともスノウ起用とともによくなったチームを受けてのことなのかはわからないが、出場時間は9分。ラブロンは前に文句を言っていたが、彼の期待感はあるが安心感のないPGぶりには一長一短がある気もする。
スノウは随所で素晴らしいプレーを見せ、ベンチから出て40分プレーし13アシストに、勝負どころでのショットも沈め文句なし。
後半に入りFG%が落ちたラブロン(ちなみに前のデトロイト・ピストンズ戦も後半で失速)。しかし、勝負どころでの3Pにスティールを決め、今日はしっかり仕事を果たした。
4Q終盤にルーズボールでもみ合った際、プレーでか、審判への態度でかは(解説が英語の為)わからないがテクニカルファールを取られたトレイラー。しかし、そこからの2分ほどの勝負どころで得点、リバウンドにと大活躍。ホームの大声援を受け今日の主役となった。

終わってみれば100-86でキャブスの圧勝のようだが、ゲーム残り2分の時点で差は6点ほどだったかと記憶する。それまでもいいプレーを見せていたトレイラーに渇を入れたテクニカルは結果として、キャブスにプラスとして作用したようだ。代わりにトレイラーに蹴られたオフィシャルテーブルの広告が破れていたが、まぁこれはご愛嬌・・・、かな。



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