第69回
|
||
すいません、どこでも早くするシーズン予想ですが我が「NBA FAN'S PAGE!」では開幕とほぼ同時にすることができました。 実はウェスタンも出来ているんですが、ここに載せてみるととても長くなったので「これは私なら読まないなぁ」と思うぐらいになってしまったので、今日はイースタン、明日ウェスタンをアップすることとします。 ちなみに今回のシーズン予想はプレイオフ進出を決めると予想されたチームと極めて惜しかったチームにのみ絞らせていただきました。 さらにあくまでレギュラーシーズンまでとし、プレイオフ予想はまた次の機会にでもと考えております。これにプレイオフ予想まで付け足すととんでもない長さになってしまいそうですし(笑)。 そして、これはあくまで「私見」の最もたるものですので、ある程度気楽に、ある程度真剣に読んでいただけると幸いです。 フィクションです。あくまで。 「怪我なんかの例を出すのは不吉だ」との御意見もありますが、怪我なくしてシーズンはありえないとの結論の上ですので、御理解いただけると幸いです。 asua |
||
ニュージャージー・ネッツ オフにFのケニヨン・マーティン、ケリー・キトルズを失い、低迷が予想されたネッツ。 シーズン序盤の10ゲームをFのR・ジェファーソン、CのJ・コリンズの奮起に過去3シーズンにおけるプレイオフ51ゲームの経験とを生かし、5勝5敗と善戦。うち、4勝は6点差と粘りを見せた。 しかし、11/26の対ソニックス戦でそのコリンズが左足を骨折。ゲームにも109-83と大敗。 「彼(コリンズ)の離脱は痛い。なんてったって、チームの柱だからね・・・」 とリチャードソンもそれまで11.3得点&8.3リバウンドを記録していたコリンズの怪我を悔やんだ。 復帰まで二ヶ月と診断され、安堵と不安とに駆られるチーム。キッドの復帰も12月半ば。 この崩れるかに見えた約2週間、コリンズ欠場からキッドが復帰するまでの9ゲームを踏ん張らせたのはベテランのC、アロンゾ・モーニングだった。 と言っても、20得点&10リバウンドを今のモーニングには期待できなかった。出場時間はこの9ゲームでさえ、25.8分と抑えられ、横の動きにはかつてのキレは無かった。 しかし、それでもモーニングはこの間、8.3得点&6.3リバウンドにかつての目の覚めるようなブロックは見られなかったが、粘りのディフェンスでチームを鼓舞。そして、キッドが12/14に帰ってきた時にチームは9勝11敗となんとかディビジョン首位争いに踏みとどまらせた。 キッド復帰、そしてオールスター明けにコリンズが帰ってきてからネッツは8連勝を含む快進撃を見せ、最終的に46勝36敗。ディビジョンタイトルは逃したものの、キッドの出遅れ、コリンズの骨折を乗り越え、昨シーズンに一つだけ勝ち星が及ばないだけと言う予想外の善戦をした。 ちなみにGのR・マーサーは「オールディフェンシブ・3rdチームがあれば選ばれたろう」と言われるほど、ディフェンスでの貢献をして見せた。 そして、アトランティック・ディビジョンを制したのが勝率で同率ながら直接対決を制したニューヨーク・ニックス。 このチームならではのシーズンの乗り越え方だったと言えるかもしれない2004-2005シーズンの戦いぶり。 開幕から8ゲームで4勝4敗と今ひとつ波に乗れないニックス。レニー・ウィルキンスHCはそこまで期待されながら応え切れていなかったN・モハメッドとT・トーマスから好調を維持していたアンファニー”ペニー”ハーダウェイとヴィン・ベイカーをスターターに起用。特にファンを喜ばせたペニーのスターター起用は二人(S・マーブリー、J・クロフォード)のFG%を押し上げ、本人は大量得点を挙げることは無かったが、チームの勝利に大きく貢献した。 結局、1/9の復帰となったA・ヒューストンを加え、シーズン終盤には確固たる体制が出来上がり、久々のディビジョンタイトルを獲得した。。 PG S・マーブリー(控えJ・クロフォード) SG A・ヒューストン(J・クロフォード) SF A・ハーダウェイ(T・トーマス) PF K・トーマス(T・トーマス) C V・ベイカー(N・モハメッド) さらに全体43位指名でNBA入りとなったT・アリーザが時折、その才能の片鱗を見せ、スタッツ上は大した記録は残せいていないが、早くもファンの記憶に残るプレイヤーとなった。 ちなみにチームのアイザイア・トーマスGMとの不仲が噂されていたS・アンダーソンは開幕直後に契約の買取(バイアウト)を成立させ、ボストン・セルティックスへ移籍している。 そしてそのボストン・セルティックスだが、意外、と言うのは失礼だがチームを支えたのはフロントコート陣だった。 チームのスター、P・ピアース(24.9pts)とR・ディビス(16.3pts)の活躍を下支えしたのが、ベテランのG・ペイトンからのパスを受けたR・ラフレンツ、M・ブラントにルーキーのA・ジェファーソンだった。 各プレイヤーへのパス供給役に徹していたペイトンも3/2の対レイカーズ戦では久々となるトリプルダブル(23pts&11r&10a)を記録。 「あのパスはとても真似できないね。今や彼(ペイトン)はボストンのなくてはならないプレイヤーであり、人気者だよ」 とはそのゲーム後のピアース。 チームはシーズンで43勝39敗を記録した。 セントラル・ディビジョン 大過なく過ごしたインディアナ・ペイサーズはさすがの強さを示し、61勝21敗でこのディビジョンとカンファレンスを制した。 シーズン前にスターターを予想されたS・ジャクソンは 「このチームはレジーのチームだ。ベンチからでも彼からいくらでも学ぶべきことはあるよ」 と最後のシーズンとも噂されるベテラン、R・ミラーを立てジャクソン自身もシックスマンとしてチームに貢献。開幕から骨折でミラーが欠場する間、同ポジションを支え、復帰からはまたシックスマンへの戻った。 F陣ではJ・ベンダー、A・クロウシャーが月代わりで競い合うように活躍し、こちらも強さの一翼を担った。 昨シーズンの覇者、デトロイト・ピストンズは55勝27敗。 ファンからの期待を浴びるD・ミリシッチは今シーズンも増えたとは言え、8.7分の出場に止まり、J・デュマスGMがC・アンソニーではなくミリシッチを選んだ判断の正しさを証明するには至らなかった。 主にD・コールマン、A・マクダイスをインサイドのバックアップに起用し、代わらないさすがのディフェンスで勝利を重ねた。 オフェンスではC・ビラップスが昨シーズンの.394から.424とFG%を上昇させた。B・ウォレスにも二桁得点が期待されたが、 「ラシードがいるからそこまで私が得点しなくても勝てる。私は私の仕事をする」 とし、8.4ptsに止まり。代わりにリバウンドでは14.4rを記録し、同タイトルを獲得した。 21.4pts&6.4r&2.6a&FG%.427&3P%.276。 クリーブランド、いや、NBAの期待を一身に受けているラブロン・ジェームスの二年目のスタッツはこうなった。 昨シーズンとは違い、完全にチームのエースとして開幕を迎えたジェームス。スノウとのコンビも噛み合わず、徹底マークにも戸惑い、シーズン序盤苦しい戦いをを強いられる。そのスノウとのコンビが機能しだし、D・グッデンが頑張りだすと徐々に成績を個人、チーム共に上昇させた。 リバウンドが増えたのには、スノウ、J・マキニス、ジェームスの3Gシステムをゲームの場面によってはサイラスHCが活用したことも影響した。 これにはジェームス本人は 「HCが言うなら従うよ。彼は尊敬できるコーチだし。でも、出来ればGでプレーしたいよ。パスが結構、好きなんだ。」 とコメントしている。 シーズン序盤の出遅れを後半に取り戻し、3月には一時5割をキープ。しかし、ラスト8ゲームで3勝と最後でつまずき、最終的には39勝43敗とした。カンファレンス8位でなんとかプレイオフ進出を果たした。 思わぬ苦戦を強いられたのがミルウォーキー・バックス。 当初から「開幕出場は難しい」と見られていた司令塔のTJ・フォードがチームフロントの「慎重に回復を見極めたい」との意向から、結局復帰したのが1月8日のユタ・ジャズ戦。シーズンを通してプレータイムを増やすこともなかった。フォードが復帰した時点で14勝16敗。ここから一時持ち直したかと思われたチームだが、残り12ゲームとなった対ゴールデンスティト・ウォーリアーズ戦でディフェンスの要J・スミスが左手首を骨折。残りのゲームを4勝8敗、トータルで35勝47敗としプレイオフ出場を逃した。 しかし、チームが復帰を急がせなかったフォードがしっかり回復を見せ、「来シーズンはこのシーズンの分まで働いてみせる」と本人もやる気のコメント。 エースのレッドは二年連続でオールスターに選ばれ、キャリアハイとなる23.1ptsを記録。 シーズン終盤にはD・メイスンがK・ヴァン・ホーンからスターターの座を奪い、こちらも16.9ptsを記録した。 「今シーズンは怪我もあって4月で終わってしまったけど、ジョー(スミス)も帰ってくるし、デスモンド(メイスン)と一緒にハードなオフを過ごせば来シーズンは何も心配いらないよ。トニー(クーコッチ)もきっと帰ってきてくれるだろうしね」 とレッド。ちなみに引退も噂されていたT・クーコッチはオフに入り、契約が解禁される即チームと2年300万ドルで再契約を果たしている。 シーズン前、 「ディビジョンはもちろん、カンファレンスを制するのは俺達だ」 とコメントしたシャック。 しかし、ディビジョンは制したものの、カンファレンスを制したのはペイサーズであり、また、この実現を妨げたのは皮肉にも自身の怪我だった。 右つま先で4ゲーム、左足首捻挫で6ゲーム、左ひざ痛で8ゲームと計18ゲームを欠場。その間チームは6勝12敗。シーズントータルで49勝33敗。 GのD・ウェイドが17.9得点を記録し、成長を見せたが一方ではシャックを軸としたハーフコート・オフェンスはウェイドの成長を阻害しているとの批判も。 これについてウェイドは 「何事もやってみないとわからないよ。僕にとっても、チームにとっても、シャックにとっても。ただ、シャックが来て前より勝っているのは確かだ」 とチームメイトを擁護した。 シーズンを25.9pts&11.3r&2.63bとしたシャック。 「今、色んなことを言っている奴等もプレイオフが終わることには黙らせて見せる」 とプレイオフへの意気込みを語ったが果たして? オーランド・マジックで注目を集めたのがやはりG・ヒルだ。 フランチャイズ・プレイヤーとして期待され、、デトロイトからやってきたオールラウンダーはいまだにまともにプレーを披露すらできていない。 そして何度目かとなる「最後のチャンス」として挑んだ今シーズン。 73ゲームで29.3分に出場。14.6pts&7.3r&4.4aを記録し、悲観的なものと楽観的なものの調度中間、と言う感じのスタッツで今シーズンを無事乗り切った。 ドラフトbP指名を受けたD・ハワードは82ゲーム全てに出場し、13.0分で5.3pts&4.4rを記録するに止まったが、時折見せる運動能力の高さにはファンの期待は高まるばかりだ。 昨シーズンからがらっと変わったチーム。 K・ケイト、T・バティ、P・ギャリティ、H・ターコルーがフロントコートを。S・フランシス、C・モブリー、D・スティーブンソン、G・ヒルがバックコートを形成し、昨シーズン逃したプレイオフ進出を決めた。 長々と読んでいただきありがとうございました。 明日、11/4更新分にてウェスタン編をアップ予定です。 asua |