第56回

Heat vs Hornets、Game7」



 まさに泣いても笑ってもこのゲームの勝者がセミファイナル進出となるイースタンカンファレンス、1stラウンドゲーム7!
 序盤飛ばしたのは、C・バトラーが引っ張るヒート。バトラーのミドルなどで得点を重ね、体力が持つのか心配になるほどの動き回ってのDでホーネッツを封じ込め、15-6でヒートリード。
 ホーネッツはヒートのダブルチームをかわし外でフリーを作るも決められず、ここでベテランS・スミスを投入。これが見事なまでにあたり、ここからスミスの3連続3Pで一気に15-15と追いつく。あとにD・アームストロングも続き3Pを決めたが、ヒートも踏ん張り25-18で1Qを修了。しかし、終了間際、ヒートのB・グラントが腰を押さえロッカーへ下がり、ここまで比較的好調なヒートに一抹の不安が・・・。

 2Q、ヒートの引き続いての積極的なDに翻弄されるホーネッツはバトラー、オドムの得点を許し29-18。ちなみにこの時点ですでにホーネッツはTO8に対しヒートは1。
 タイムアウト明けの10:13、B・グラントがコートに戻りいつもどおりの動きを披露。ゲームはアルストン、ウェイド、バトラーが決める中、ホーネッツのB・ディビスが応酬し35-23。しかし、ここでL・オドムのオフェンスファールをとったB・ディビスがコートに倒れこむアクシデントが!すぐコートに戻ったディビスだが、左足を引きづるようにプレー。
 2Q終盤、またしてもS・スミスが連続でFGを決めたこともあり、41-31とヒートの10点差で踏ん張りゲームは後半へ。

 3Qはオドムの3Pでスタート。
 9:30にB・ディビスがコートに帰ってくるも、もはやまともに動くことはできず、6:11に遂にロッカールームへ下がりその後ベンチには帰ってくるもののゲームに出場することは無かった。
 ゲームは一進一退の攻防が続き、3Q終盤にまたしてもS・スミス(2P)にD・アームストロング(3P)の活躍で点差を詰めるかと思われたが、ここはEJにB・グラントがしっかり返し、63-53と二桁点差をヒートが維持し勝負の第4Qへ。

 4Q、B・グラント、オドムの得点でいきなり点差は14。
 期待を込めてか、S・スミスがQのスタートから出場。マグロワがフックで一本返し、これにオドムがミドルで応戦。
 ここから妙にファールのかさむヒートはオドムが5つ目のファールを取られ、ベンチへ。点差はFTなどがあり15。
 ここでS・ウィリアムスのFG成功からオールコートDを敷くホーネッツ。これが見事にはまり、ヒートはターンオーバーを繰り返し、その間にG・リンチにまたしてもS・スミスが3P!56秒で7-0と一気に走ったホーネッツが点差を詰めて71-63。
 オドムがここでEJのミスショットをチップインで決め、ホーネッツも一本返して73-65。
 驚異的といっていいほどのプレーを見せているベテランがここでまたしても!S・スミスがここでも3Pを決め、点差はわずか5点の73-68に!(残り3:18)
 しかし、ヒートも負けておらずB・グラントがウェイドからのパスを受けて、ファールをもらってバスケットカウント!(FTは外す)75-68。
 PJがミドルを沈め、オドムが1on1で返し、残り2:24秒で77-70。
 そして、ここまで続けて決めていたホーネッツのオフェンスが止められファールとなり、FT2投をアルストンが決めて2:09で79-70。
 しかし、踏ん張るホーネッツ!G・リンチが1投、S・ウィリアムスが2投FTを沈め、79-73。
 残り時間は1分を切り、満を持して3Pを放ったのが今日のホーネッツのエース、スティーブ・スミス!
 が、これが外れ残り時間は45秒。万事休す・・・。
 その後、必死のホーネッツのDも実らず、結果85-77でヒートが勝利しセミファイナル進出を決めた。

 セミファイナルは明後日始まり、ハードスケジュールとなるヒート。これが勢いを持続させることになるのか。一方、ペイサーズも1stラウンド突破から空いたここまでの時間が士気にどう影響するのか。若手の多いペイサーズだけにその影響は小さからずありそう。
 イースタンカンファレンス・セミファイナル、インディアナ・ペイサーズvsマイアミ・ヒートは日本時間5/7!

asua


最新バックナンバー、第55回「SASvsLAL」



↑バックナンバーはこちらから。



inserted by FC2 system