第53回

シーズン終盤を迎えて。


シーズンも終盤に差し掛かり、そろそろ色々と気になる頃になってきました。
プレイオフスポットの争いですが、現在イースタンでは6,7,8位の3つの椅子を懸けてニックス、ラプターズ、セルティックス、ヒート、キャバリアーズ、76ersが3ゲーム差の中にひしめき合っています。
ウェスタンではロケッツ、ナゲッツ、ジャズが7,8位を狙い、3.5ゲーム差の中で覇を競っています。
ちなみにリーグ勝率一位の座はペイサーズの45勝16敗勝率.738、ウルブズ44勝17敗勝率.721、キングス45勝15敗勝率.750の3チームの争いとなりそうです。

各スタッツのリーダーは得点でT・マグレディの27.7とA・アイバーソンの27.1が現在の一位と二位。リバウンドはKGの14.0とB・ウォレスの13.3、T・ダンカンの13.0が1,2,3位。アシストは怪我でチームへの影響が心配されるキッドの9.4が一位で収まりそうです。(ちなみに2位はS・マーブリーの8.8)ブロックではB・ウォレスとセオ・ラトリフが3.2で並び、スティールでもA・アイバーソンとB・ディビスが2.4で並んでいます。

確かそうなところでは、ディフェンシブ・オブ・ジ・イヤーはやはり、ピストンズのB・ウォレスがリバウンド、ブロックでのタイトル争いをしていることからも最有力かと。

誰しもが気になるMVPはやはり、チームがシーズン最多勝争いをしているところから、と言うのが有力だと。で、大きな対抗馬だったT・ダンカンが現在怪我で出場できていないこともあり、今シーズンはKGかと。
ちなみにKGはリバウンドだけでなく、得点でも24.7で現在4位。ブロック2.2、スティール1.4と各スタッツで好成績を残し、チームも悲願の1stラウンド突破へ向け、好位置をキープしています。

ルーキー・オブ・ジ・イヤーはクリーブランド・キャバリアーズのラブロン・ジェームスにデンバー・ナゲッツのカメロ・アンソニーの一騎打ちの様相を呈してきました。ヒートのD・ウェイドも健闘していますが、怪我での欠場が意外と大きな減点となる為、他で大きく差をつけでもしない限り苦しいかと。

ラブロン カメロ
出場ゲーム数 58 62
出場時間 39.8 36.1
得点 20.6 20.4
アシスト 5.6 2.7
リバウンド 5.8 6.2
FG% 41.3 42.9
3P%(試投数) 28.2(2.9) 33.7(2.7)
FT% 76.6 76.4
ターンオーバー 3.5 3.0
スティール 1.5 1.2
ブロック 0.8 0.6

少し前までは「スタッツではラブロン、チーム成績ではカメロがそれぞれ優位」となっていたのですが、キャブスがここへ来てプレイオフ争いに参加してきたこともあり、現状ではややラブロン有利かと。しかし、それでもナゲッツが33勝29敗、キャブスが25勝36敗とチームの成績はカメロ有利。カンファレンス順位もキャブスの10位に対してナゲッツはギリギリ8位でプレイオフ進出圏内。しかし、話題性では大きくラブロン有利と混戦模様。個人的にはこの「話題性」が結果に大きく作用し、ラブロンではないかと思います。もしくはラブロン、カメロのW受賞かと。



asua



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