第48回
|
|
レイカーズvsジャズ 「今年勝負」のチームと「再建期突入元年」を迎えたチームとの対戦。 オフに大型過ぎる補強を成功させたチームと、数々の補強に失敗した チームとの対戦。 本来、どの角度からみてもおよそ接戦が期待できるカードではないはずなのですが ジャズがシーズン前予想を大きく覆し、ここまで11勝7敗と善戦。 レイカーズ側もPFのK・マローンが前のゲームのフレグラントファールの結果、 一試合の出場停止処分を科せられるアクシデントもあり、意外な形で 注目のカードとなった今日のゲーム。 ジャズの取った作戦が「チームディフェンスvsシャック」。 マローンに代わり、スターターを勤めたのがメドベデンコ。 場面によってはシャックの前と後ろに一人づつディフェンスを着け メドベデンコを完全にフリーにする場面も。 しかし、そのメドベデンコがミドルからのオフェンスをメインにFG・6/8、15得点とチームの期待に答えました。 リバウンドではさすがにマローンの代わりは勤まらず、 2リバウンドに止まり、シャックがベンチの間チームがリバウンドに苦しむことにはなりましたが。 シャックに対し、ディフェンスは機能していたのですがそこはさすがにシャックと言うべきでしょうか、 ポイント、ポイントではしっかり得点を挙げ、19得点ながら存在感の大きさを示し、 終盤の大事なところでは2投ともFTを決めるなど、締めるところは締める立派な働き。 一方、もう一人のリーダーのはずのコービーは3Q終わって14点あった点差を 4Qに入り、コービー+ベンチメンバーではあったものの詰められる失態。オフェンスでも 一人で攻めるのはいいものの、今日はしっかり守られたのもあり ショットが決まらずFG・4/17で19得点どまり。特にコービーのカットインに対しては ジャズのディフェンス陣の勝利と言っていいかもしれません。 対するジャズを率いたのは今日に限って言えば間違いなく控えPGのモーリス・ウィリアムス。 ベンチスタートで24分の出場、16得点&6アシスト&0ターンノーバー。 先輩ストックトンを見習ったかのような的確な判断には素晴らしいものがありました。 もちろん、今日がたまたま「いい日」だったのかも知れませんが今日のプレーが安定してできれば スターターの座も近かろうかと。 また、レイカーズ苦戦のわけとしまして、ジェリー・スローンHCによるディフェンスの戦術に加え、 オフェンスにおける基本を忠実に守った細かいチームプレーのおかげと言えると思います。 決して個人技に秀でたプレイヤーがいるわけではないジャズで しっかりオフェンスを組み立て、完全ではないにしろフリーを作ってからのオフェンス。 また、「強豪」と言われるチームに共通して見られる傾向ですが、ボールマンのオフェンスでの 選択枠が多い点が上げられると思います。もちろん、チームのどのプレイヤーでも、です。 ショットももちろんですが、パスを含めたオフェンスの選択を探りながらのボールマンのプレーに ディフェンスは的を絞れず、結果として「接戦」止まりでしたが、今日のゲームの善戦と これまでの勝率を成し得たのではないかと。 他で気になる点としましては、ジャズが数少ない有利な点のはずのFTで21/31と決してよくなかったこと、 こういったゲームでよく抑えられてしまう傾向にあるような気がするキリレンコ、 いまさら言うまでもないですがレイカーズでベンチからの出場でリバウンドを取れるプレイヤーのいないこと、 ぐらいでしょうか。 思ったまま書いたので、いつもどおり雑然として物になってしまったかと思いますが、この辺で。 asua |
|