第40回は

ちょっと短いですが
「ライリー・ヒートに物申す(笑)!」


情報が錯綜している、ラマー・オドムですが
今度はオドムがヒートへの移籍を望んでおり、契約は近いとの情報が
流れてきています。
これまでクリッパーズがヒートの出す契約条件を飲む、と言う形での
残留が予測されてきましたが、ヒートとオドム側が契約を6年6000〜7000万ドルの
契約でほぼ合意し、この条件はクリッパーズが飲まないだろう、との見方で
契約に踏み切るようです。

(ここまでは8/12のニュースと一緒です)


しかし、ここまで大きな打開策を取れていない
ライリー・ヒート(この呼び名も最近聞きませんが・・・)ですが
いい方へ転べば、
「オールラウンド・プレイヤー」
悪く転べば
「器用貧乏」
ともなりかねない、しかもここまで大きな実績を残せていない
ラマー・オドムに年平均1000万ドルは、
どうもライリーの「焦り」を感じるのは私だけでしょうか?

これまで、ジョン・スタークスに始まり、
PJ・ブラウン、アイザック・オースティン、ブルース・ボーウェン、ヴォション・レナードなど
最近のアンソニー・カーターまで
どちらかと言うと「華やか」とは称しがたい才能の発掘と教育に
その手腕を大いに発揮してきたパット・ライリーHC。

しかしその反面、ジャマール・マッシュバーン、EJ、B・ブラントなど
「華やか」と言える才能の持ち主の教育には
どうも、その才能をライリーの基本とするオーソドックスなシステムが
持て余してしまっている気がします。
十分、成績は残せているんですがプレイヤー達を生かしきっているか、と言うと
疑問を感じます。
E・ハウスもどちらかと言うとそういったタイプの「成長株」ですが
チームでの役割と定着させることができずに、今オフ、チームを出て行ってしまいました。

今回のラマー・オドムの獲得がどう転ぶのか。
オドムは昨シーズン、薬物で問題を犯してからの今回が「再起」を賭ける
契約とシーズンとなるでしょう。
一方、ライリーもここ数年の成績は燦々たるもので、
かつてシーズン50勝を下回ったことが無かった「名将」とは
想像もつかないものです。
前回、EJ、B・グラントを大型契約で獲得し、優勝へ向けて邁進せんと挑んだシーズンで
アロンゾ・モーニングの肝臓疾患が発覚し、それ以来チームは好転の兆しさえ
見せていません。
もし、今オフ、大型補強に動くとしたらその失敗はライリーHCの失職さえ、
十分、考えられる結果ともなりえます。
この崖っぷちの両者が如何に来シーズン、踏ん張りを見せるか。
ライリーを高く買っている(表現がえらそうですが、他になくって・・・)私としては見守りたいと思います。

asua



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