第39回はトレードへのもの申す!

スプリー、ブランドン、G・ロビンソン、ヴァンホーン、トレード!


ニックス
放出 SG ラトレル・スプリューエル(ウルブズへ)
獲得 PF キース・ヴァンホーン(76ersより)

ウルブズ
放出 PG テレル・ブランドン(ホークスへ)
獲得 SG ラトレル・スプリューエル(ニックスより)

ホークス
放出 SF グレン・ロビンソン(76ersへ)
獲得 PG テレル・ブランドン(ウルブズより)

76ers
放出 PF キース・ヴァンホーン(ニックスへ)
獲得 SF グレン・ロビンソン(ホークスより)



今回のトレードは水曜日には確定すると見られていますが、
噂では上記の4チームに加え、「第5のチーム」があったそうです。

その噂と言うのがサクラメント・キングス。放出するプレイヤーはキオン・クラークと見られています。
ニックスがどうしてもクラークを欲したとのことですが、これは成立せず。
また、ウルブズはCのマーク・ジャクソンの放出と言う案もあったのですが、
こちらも今のところ成立していません。

ウルブズは今回のトレードで怪我で引退さえささやかれている
テレル・ブランドンの代わりにディフェンスにも一定の評価がありドライブインのできる
スコアラーのスプリューエルを獲得し、大きく補強を進めました。

ホークスは経営が苦しいとの話ですので、グレン・ロビンソン放出の変わりに
テレル・ブランドンを獲得し、彼が引退してくれればサラリーの8割は
保険で補われるそうなので、それによる実質的な人件費の抑制が目的かと。

76ersは昨シーズン、ディフェンスの砦ムトンボを放出してまでアイバーソンの相棒獲得に
乗り出したのです、その結果獲得したヴァンホーンはレギュラーシーズンこそ
それなりに働いたものの(平均15.9得点)、
プレイオフでは大きく期待外れに終わり(平均10.4得点)、
代わって獲得したのが安定した得点力のあるグレン・ロビンソン。
こちらも補強にはまず成功したと見ていいと思います。


さて、問題はニューヨーク・ニックス。

スプリューエルの放出は確かに噂がありました。
今回トレードされたグレン・ロビンソンとのトレードですとか、
ウルブズのウォーリー・ザービアックとのトレードなど様々・・・。

しかし、噂に反し今回獲得したキース・ヴァンホーンなるプレイヤーは
本来のポジションがPF。
数あるポジションの中でニックスが一番、層が厚いとされるポジションで
(と言うよりプレイヤーが余っているといってもいいほど・・・)

そこへまた一人・・・。

クレランス・ウェザースプーン、オセラ・ハリントン、アントニオ・マクダイス、
ルーキーのマイケル・スウィーティ、カート・トーマス、トラビス・ナイト、そして、ヴァンホーン・・・。
ルーキーを除いた6名のサラリー総額は約4126万ドル・・・。
PFとCの両ポジションで起用したとしても総出場時間は96分、
ルーキーを含めた7名での平均は14分未満・・・。

ニックスをアラン・ヒューストンのチームとすべく、スプリューエルをGMのスコット・レイデン氏が
放出したがっているとは聞いていましたが、それが成功した反面、
今回のヴァンホーン獲得はスピード的に苦しいヴァンホーンをSFで起用するつもりなんでしょうか?

ずっとファンから解任を言われ続けてきたブレイザーズGMが最近、辞任しました。
それ以前から言われているレイデンGMは一体いつまで?
今回のトレードで他3チームがそれなりの「成果」を得る中
その分のマイナスをしっかり引き受けている感じさえするニックスのトレード・・・。
ニックスファンの心中お察しします・・・。


asua




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