第36回は久々の試合評!

プレイオフ、ウェスタンカンファレンス・セミファイナル。
サンアントニオ・スパーズ vs ロサンゼルス・レイカーズ
Game 2


シリーズ成績をスパーズの1-0とリードして迎えたゲーム2。

4連覇を狙うレイカーズはSFのフォックスがシーズン絶望となり、
スターターに繰り上がったばかりのSF、デヴァン・ジョージが
左足首を捻挫し、今日のゲームを欠場と言うまさに非常事態。
そこでなんと、スターターにはなんと37歳のPG、ブライアン・ショウを加えた
デレク・フィッシャー、コービー・ブライアントと言う3ガードシステム。

ゲームは開始から終始スパーズペース。
スパーズはコービーにブルース・ボーウェンをつけ
コービーをスローダウンさせ(ボーウェン、3ブロック!)
オフェンスでもボーウェンは3P7/8を含む27得点と大活躍!
シャックに対し、3人4人と徹底的なディフェンスで
シャック自身の得点以上に
「シャック→他のメンバー」
と言うレイカーズのホットラインの封殺に成功。(シャック、1アシスト)
シャックへのディフェンスでの優位点はなんと言っても
ロビンソン、ダンカン、M・ローズ、K・ウィルスと
マークできるプレイヤーの多さ。
ファールトラブルを恐れ、アグレッシブにディフェンスできなくなり
そこにつけこまれ、圧倒的なインサイドプレーでやられると言う
シャックのパターンにはまることありませんでした。
ロビンソン、ローズが各4つ、ダンカンが3つと計11ファールを取られるも
レイカーズはそれに対し、シャックとコービーがファールトラブルに
見舞われると言う最悪の展開。
スパーズはインサイドで24ファールできるのに対して
レイカーズは6つ、しかもホームコートとなれば・・・。
(実際、ちと首をかしげるファールもありましたが、
しかし、それはホームコートアドバンテージを獲得した成果ですから)
コービーはボーウェン相手に攻めあぐね、
シャック、コービーで攻めきれず、
またそれを意識し「他のプレイヤーで攻める」と言う
選択枠を考慮する余裕さえなく、
結果二人で無理攻めを繰り返す結果となり、
周りもリズムを作れず、援護もできずという悪循環。

スパーズはダンカンが12得点、と言うかシュート試投数
(FGA、フィールド・ゴール・アテンプト。とも言います)
が10と少な目と言うか、少なくダンカンが得点することなく
勝てると言う恐ろしいまでの完璧なゲーム。
シャックに対し、いいDをしていたロビンソンも
出場時間を17分と抑えての圧勝。
ルーキー・ファーストチームにも選ばれたジノブリは
いいカットインを時折見せ、今日もFG・5/7と高確率で17得点と
こちらも文句ナシの活躍。

で、気になったのがレイカーズのディフェンス。
オーリーではダンカンとのマッチアップに無理があるのは明らか。
にも関わらず、なんの対策もされていないように見られました。


フォックス、ジョージを怪我で欠いていますが、
それでもどこか信じていたファンの方にも
今日のゲームを見た者としまして、
「警告」
を発したいと思います。

asua



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