第127回は、ロスター比較。自チームと自チーム

ウェスタン・カンファレンス ノースウェスト・ディヴィジョン



ご要望により、各チームの今シーズンでの補強について、シーズン前でドラフト後の2008年7月15日当時のロスターと、2009年2月26日現在のロスターを比較して、色々思うところを好き勝手、書いてみたいと思います。

チーム成績は去年のものは昨シーズンの、今年のものは2月26日時点でのものとなってます。
主な選手の出入りについて触れていますが、出て行った要因(トレード、FAなど)についてまではようカバーしきれませんので、ご了承ください。
上のものが昨年、下のものが今年のロスターとなってます。


ページが妙に重たくなるので、見るのと、作業するのとの両方の意味からディヴィジョンごとに分けました。


極めて主観的、2008-07.15〜2009.02.26補強5段階評価 導入

5 文句なし
4 お見事
3 現状維持
2 もう少しやりようがあった気もしないでもないかもしれない
1 いやいや、これはないわ



Denver Nuggets

50-32, 2nd Northwest

Roster
 No. Player Pos Ht Wt DOB Exp College
 15 Anthony, Carmelo SF 6-8 230 5/29/84  5 Syracuse
 12 Atkins, Chucky PG 5-11 185 8/14/74  9 South Florida
 23 Camby, Marcus C 6-11 235 3/22/74  12 Massachusetts
 25 Carter, Anthony PG 6-2 195 6/16/75  9 Hawaii
 5 Diawara, Yakhouba GF 6-7 225 8/29/82  2 Pepperdine
 0 Green, Taurean G 6-0 177 11/28/85  1 Florida
 31 Hilario, Nene FC 6-11 268 9/13/82  6 None
 45 Hunter, Steven FC 7-0 240 10/31/81  7 DePaul
 3 Iverson, Allen G 6-0 165 6/7/75  12 Georgetown
 42 Jones, Bobby GF 6-7 215 1/9/84  2 Washington
 43 Kleiza, Linas GF 6-8 245 1/3/85  3 Missouri
 4 Martin, Kenyon PF 6-9 240 12/30/77  8 Cincinnati
 1 Smith, J.R. SG 6-6 220 11/9/85  4 None
  Weems, Sonny F 6-6 203 7/8/86  R Arkansas

53-27 4/13時点
Roster
 No. Player Pos Ht Wt DOB Exp College
 11 Andersen, Chris FC 6-10 230 7/7/78  7 Blinn College
 15 Anthony, Carmelo SF 6-8 230 5/29/84  5 Syracuse
 32 Balkman, Renaldo F 6-8 210 7/14/84  2 South Carolina
 7 Billups, Chauncey PG 6-3 202 9/25/76  11 Colorado
 25 Carter, Anthony PG 6-2 195 6/16/75  9 Hawaii
 6 Hart, Jason PG 6-3 180 4/29/78  8 Syracuse
 31 Hilario, Nene FC 6-11 250 9/13/82  6 None
 45 Hunter, Steven  + FC 7-0 240 10/31/81  7 DePaul
 30 Jones, Dahntay SG 6-6 210 12/27/80  5 Duke
 43 Kleiza, Linas GF 6-8 245 1/3/85  3 Missouri
 4 Martin, Kenyon  + PF 6-9 230 12/30/77  8 Cincinnati
 27 Petro, Johan C 7-0 247 1/27/86  3 None
 1 Smith, J.R. GF 6-6 220 9/9/85  4 None
 13 Weems, Sonny GF 6-6 203 7/8/86  R Arkansas

主な出入り
出 チャッキー・アトキンス マーカス・キャンビー アレン・アイヴァーソン ボビー・ジョーンズ
入 クリス・アンダーセン レナルド・バークマン チョウンシー・ビラップス ダンテ・ジョーンズ

まずは、なんといってもこの2つ。
 マーカス・キャンビーの放出
 アイヴァーソン ⇔ ビラップス のトレード
経費削減と、契約残を増やしての補強という、相反する2つの動きだが、批判はしにくい。
キャンビーの放出は、事実上、見返りのないサラリー削減だけが目的のトレード。だが、ラグジュアリータックス課税ラインを上回るサラリー総額のナゲッツとしては、今シーズンのキャンビーのサラリー1000万ドルを削減できることは実際には2000万ドルの支出削減になる。来シーズンも965万ドルのサラリーで、こちらも1930万ドルの効果で、計4000万ドルの支出を一発で減らせるとなれば、やはりその効果は大きい。
また、キャンビーは怪我の多い選手であることも、チームフロントの背中を押したのかもしれない。13シーズンのキャリアで出場が70ゲーム以上に達したのは3シーズンだけだ。

次にビラップスの獲得。
シーズン途中での獲得であったこと、契約残があまりにも大きかったこと(4年5000万ドル)を理由に私は反対だったが、結果は素晴らしいものだった。シーズン前の獲得であれば、もう少しの勝利数の上乗せと、ビラップスがMVP候補として名前が挙げられることも考えられたんじゃないかと思うほど。…それでも、契約残の長さに対する不安は多少残るが。

キャンビーを失った穴を埋めるべく、ディフェンスで期待のバークマン、アンダーセンも獲得。
アンダーセンは期待に応え、ブロックでリーグ2位の2.4.を記録。チームもリーグ2位の6.0を記録している。

キャンビー放出以降の動きとしては素晴らしいと言えると思う。
ただ、それだけのチームにできただけに、「キャンビーがいれば」と言いたくなるのも仕方のないところ。
インサイドで頼りにできるのがネネだけでは、上を狙うチームとしては厳しい。リバウンドでもチームハイがネネの7.8というのも寂しいところ。平均20分の出場時間にとどまっているアンダーセンが、プレイオフで安定した仕事を長時間できる、なんてことが起きれば、プレイオフでも楽しみなチームになるのだが。


オフにはクレイザが制限付きFA、アンダーセンにD・ジョーンズがFAとなるナゲッツ。
しかし、来シーズンのサラリーキャップは、今シーズンより下がるとされており、そう考えると現時点で既にラグジュアリータックスにひっかかりそうなナゲッツとしては、せめてクレイザかアンダーセンのどちらかを残せれば、といったところではないだろうか。
それこそ、キャンビーのようにマーティンを引き取ってくれるチームがいれば話は別だが、契約残が来シーズンとその次の2シーズンで3200万ドルもある11.7得点・6.0リバウンドのFを引き取ってくれるチームが現れるとも考えにくいのが現状か。

極めて主観的、2008-07.15〜2009.02.26補強5段階評価 4 アンダーセン獲得に踏み切ったのは、大きい。来シーズン以降も本人が踏ん張って、精進してくれれば楽しみな選手なのだが。




Minnesota Timberwolves

22-60, 4th Northwest

Roster
 No. Player Pos Ht Wt DOB Exp College
 52 Booth, Calvin C 6-11 250 5/7/76  9 Penn State
 22 Brewer, Corey GF 6-9 185 3/5/86  1 Florida
 35 Cardinal, Brian F 6-8 245 5/2/77  8 Purdue
 25 Carney, Rodney GF 6-6 204 4/5/84  2 Memphis
 34 Collins, Jason FC 7-0 260 12/2/78  7 Stanford
 51 Doleac, Michael C 6-11 262 6/15/77  10 Utah
 4 Foye, Randy G 6-4 213 9/24/83  2 Villanova
 8 Gomes, Ryan F 6-7 250 9/1/82  3 Providence
 25 Jefferson, Al FC 6-10 256 1/4/85  4 None
  Love, Kevin C 6-10 271 9/7/88  R UCLA
 35 Madsen, Mark FC 6-9 250 1/28/76  8 Stanford
 1 McCants, Rashad GF 6-4 226 9/25/84  3 North Carolina
 33 Miller, Mike GF 6-8 218 2/19/80  8 Florida
 14 Pekovic, Nikola C 6-11 265 1/3/86  R
 32 Richard, Chris FC 6-9 255 12/25/84  1 Florida
 5 Smith, Craig FC 6-7 272 11/10/83  2 Boston College
 30 Snyder, Kirk GF 6-6 225 6/5/83  4 Nevada
 3 Telfair, Sebastian PG 6-0 160 6/9/85  4 None

18-39, 4th Northwest

Roster
 No. Player Pos Ht Wt DOB Exp College
 22 Brewer, Corey   GF 6-9 188 3/5/86  1 Florida
 1 Brown, Bobby G 6-2 175 9/24/84  R Cal State Fullerton
 14 Cardinal, Brian F 6-8 241 5/2/77  8 Purdue
 10 Carney, Rodney GF 6-7 215 4/5/84  2 Memphis
 34 Collins, Jason FC 7-0 255 12/2/78  7 Stanford
 4 Foye, Randy G 6-4 210 9/24/83  2 Villanova
 8 Gomes, Ryan F 6-7 245 9/1/82  3 Providence
 25 Jefferson, Al   FC 6-10 265 1/4/85  4 None
 42 Love, Kevin FC 6-10 260 9/7/88  R UCLA
 35 Madsen, Mark FC 6-9 255 1/28/76  8 Stanford
 33 Miller, Mike GF 6-8 218 2/19/80  8 Florida
 12 Ollie, Kevin PG 6-2 195 12/27/72  11 Connecticut
 5 Smith, Craig FC 6-7 250 11/10/83  2 Boston College
 3 Telfair, Sebastian PG 6-0 175 6/9/85  4 None
 23 Williams, Shelden F 6-9 250 10/21/83  2 Duke

主な出入り
出 ラシャード・マッキャンツ
入 ケヴィン・オーリー

A・ジェファーソンの離脱後、10連敗、7連敗を含む7勝23敗。それまでが17勝33敗であったことを考えると、「怪我がなかった」と仮定してもプレイオフ進出は難しく、今シーズンの動きの少なさには不満が残る。
トレード市場で人気のシューター、M・ミラーを契約残2年1300万ドルの2.9得点・2.2リバウンドのカーディナルとセットで放出するとか、無理ならミラーとコリンズで放出し指名権を得るとか。
ミラーは貴重なシューターで置いておきたい気持ちもわかるが、必要なのはチームがプレイオフ進出をかけて戦えるところにまで行ってからの話で、現状では他の、チームとしての土台作り(安定したPGをとるとか、ディフェンス力を向上させるとか)を優先すべきではなかったのか。
ミラーとカーディナルが放出できていれば、オフにはいくらかサラリーキャップに空きが出来、ドラフト指名とで補強ができたはずだが、現状ではサラリーキャップは来シーズンも5000万ドルを越えており、補強はトレードか、ドラフトに限られる。
もちろん、オフに来シーズンへ向けて動けばいいわけだが、それなら今シーズンはいったいなんだったのか、という話になる。
フォイの育成、ジェファーソンの”期待の若手”から”チームのエース”への脱却、若手へのチャンスなど、いろいろ言い訳はできるが、シーズン中にフロントが動かなかった理由としては弱い。

ただ、1つ考えられるのは、経済状況にチームがプレイオフ進出を逃しそうなのサラリーが7000万ドル近い状況で、足元を見られ、いいオファーがなかったということ。
この場合、2010年問題を翌年に控え、サラリー的にもプレイヤー的にも価値のあるミラーに、サラリー的に価値のあるカーディナル、更には3つの1巡目指名権(自チームのもの、マイアミ・ヒート、ボストン・セルティックスから得たもの)を持つウルブズには、オフに今シーズン中に動かなかった分も含めた、素晴らしい働きを期待したい。

しかし、「オフになってからGMを探す」などと、悠長な(と私は感じた)コメントをしているところからも、不安は拭いきれない。


極めて主観的、2008-07.15〜2009.02.26補強5段階評価 2




Seattle SuperSonics

20-62, 5th Northwest

Roster
 No. Player Pos Ht Wt DOB Exp College
 4 Collison, Nick FC 6-9 255 10/26/80  5 Kansas
 12 Dupree, Ronald SF 6-7 209 1/26/81  5 LSU
 35 Durant, Kevin GF 6-9 225 9/29/88  1 Texas
 16 Elson, Francisco FC 7-0 235 2/28/76  5 California
 15 Gelabale, Mickael F 6-7 215 5/22/83  2 None
 22 Green, Jeff F 6-9 235 8/8/86  1 Georgetown
 44 Griffin, Adrian GF 6-5 230 7/4/74  9 Seton Hall
  Hardin, DeVon C 6-11 250 8/7/86  R California
  Ibaka, Serge C 6-11 220 9/18/89  R
 42 Marshall, Donyell F 6-9 230 5/18/73  14 Connecticut
 27 Petro, Johan C 7-0 247 1/27/86  3 None
 8 Ridnour, Luke PG 6-2 167 2/13/81  5 Oregon
 18 Sene, Mouhamed C 6-11 230 5/12/86  2 None
 31 Swift, Robert C 7-0 245 12/3/85  4 None
 25 Watson, Earl PG 6-1 195 6/12/79  7 UCLA
  Westbrook, Russell PG 6-3 187 11/12/88  R UCLA
  White, D.J. PF 6-9 251 8/31/86  R Indiana
 54 Wilcox, Chris FC 6-10 235 9/3/82  6 Maryland
 21 Wilkins, Damien GF 6-6 225 1/11/80  4 Georgia

Oklahoma City Thunder

13-44, 5th Northwest

Roster
 No. Player Pos Ht Wt DOB Exp College
 8 Atkins, Chucky PG 5-11 185 8/14/74  9 South Florida
 4 Collison, Nick FC 6-9 255 10/26/80  5 Kansas
 35 Durant, Kevin GF 6-9 215 9/29/88  1 Texas
 22 Green, Jeff F 6-9 235 8/8/86  1 Georgetown
 12 Krstic, Nenad FC 7-0 260 7/25/83  4 None
 34 Mason, Desmond   GF 6-5 222 10/11/77  8 Oklahoma State
 33 Rose, Malik F 6-7 255 11/23/74  12 Drexel
 2 Sefolosha, Thabo GF 6-7 215 5/2/84  2 None
 7 Smith, Joe FC 6-10 225 7/26/75  13 Maryland
 31 Swift, Robert C 7-1 270 12/3/85  4 None
 25 Watson, Earl PG 6-1 185 6/12/79  7 UCLA
 5 Weaver, Kyle G 6-6 201 2/18/86  R Washington State
 0 Westbrook, Russell PG 6-3 190 11/12/88  R UCLA
 3 White, D.J.   PF 6-9 251 8/31/86  R Indiana
 21 Wilkins, Damien GF 6-6 225 1/11/80  4 Georgia

主な出入り
出 ドニエル・マーシャル ルーク・リドナー クリス・ウィルコックス
入 チャッキー・アトキンス ネナード・クリスティッチ デスモンド・メイソン マリーク・ローズ タボ・セホローシャ ジョー・スミス(後に放出) カイル・ウィーヴァー


ファンの方には申し訳ないが、ここほど「どうすればいいのか」が見えてこないチームは他にない。
デュラントを軸に、ウェストブルックにワトソンや若手がバックコートを築き、クリスティッチをほどよいサラリーで獲得し、本来なら「あと1枚、ドラフトかトレードでインサイドに大きな選手を加えることができれば」と言うところだが、正直なところ、そうしてもチームが上向くかは自信がない。

ただ、ここは昨オフにゴールデンスティト・ウォーリアーズがコーリー・マゲッティを高額で獲得したりしたような、負の遺産も少なく、動きようは大いにある。
選択枠は多いが、それだけにどこからどうしたものかといったところか。
ニューオリンズ・ホーネッツからタイソン・チャンドラーを獲得するも、身体検査の結果、キャンセルにするなど、慎重な姿勢は結果が出てみないとわからないが、個人的には好意的に見ている。

補強については、セホローシャを1巡目指名権(デンバー・ナゲッツから獲得したもの?)で獲得したのも悪くないトレードだと思うし、先のクリスティッチのもそうだが、現状を考えると決定力不足の感は否めない。

ここ数シーズン、「動けそうなのに、あんまり動かない」といった感じのサンダー。オフはどうするのか、若いチームで1巡目指名権を2つ持つだけに、動きようはあるが。

極めて主観的、2008-07.15〜2009.02.26補強5段階評価 3.5





Portland Trail Blazers

41-41, 3rd Northwest

Roster
 No. Player Pos Ht Wt DOB Exp College
 12 Aldridge, LaMarcus FC 6-11 240 7/19/85  2 Texas
  Batum, Nicolas F 6-8 190 12/14/88  R
 0 Bayless, Jerryd PG 6-3 199 8/20/88  R Arizona
 2 Blake, Steve PG 6-3 172 2/26/80  5 Maryland
 1 Diogu, Ike FC 6-8 255 9/11/83  3 Arizona State
 5 Fernandez, Rudy G 6-5 185 4/4/85  R None
 44 Frye, Channing FC 6-11 245 5/17/83  3 Arizona
 9 LaFrentz, Raef FC 6-11 245 5/29/76  10 Kansas
 52 Oden, Greg C 7-0 250 1/22/88  1 Ohio State
 25 Outlaw, Travis F 6-9 215 9/18/84  5 None
 10 Przybilla, Joel C 7-1 255 10/10/79  8 Minnesota
 11 Rodriguez, Sergio G 6-3 168 6/12/86  2 None
 7 Roy, Brandon G 6-6 229 7/23/84  2 Washington
 24 Wafer, Von G 6-5 210 7/21/85  3 Florida State
 8 Webster, Martell GF 6-7 229 12/4/86  3 None

35-22, 2nd Northwest

Roster
 No. Player Pos Ht Wt DOB Exp College
 12 Aldridge, LaMarcus FC 6-11 240 7/19/85  2 Texas
 88 Batum, Nicolas GF 6-8 200 12/14/88  R None
 4 Bayless, Jerryd PG 6-3 200 8/20/88  R Arizona
 2 Blake, Steve PG 6-3 172 2/26/80  5 Maryland
 5 Fernandez, Rudy G 6-6 185 4/4/85  R None
 44 Frye, Channing FC 6-11 245 5/17/83  3 Arizona
 9 LaFrentz, Raef   FC 6-11 240 5/29/76  10 Kansas
 52 Oden, Greg   C 7-0 285 1/22/88  1 Ohio State
 25 Outlaw, Travis F 6-9 207 9/18/84  5 None
 10 Przybilla, Joel C 7-1 245 10/10/79  8 Minnesota
 42 Randolph, Shavlik F 6-10 240 11/24/83  3 Duke
 11 Rodriguez, Sergio PG 6-3 176 6/12/86  2 None
 7 Roy, Brandon G 6-6 211 7/23/84  2 Washington
 51 Ruffin, Michael PF 6-8 248 1/21/77  9 Tulsa
 8 Webster, Martell   GF 6-7 235 12/4/86  3 None

主な出入り
出 ヴォン・ウェイファー


噂は絶えなかったが、実際動きのなかったブレイザーズ。
動きと言えば、ヒューストン・ロケッツで才能を開花させたウェイファーがいなくなったぐらい。これも、ウェブスターがいたころから、自然な流れでやむを得なかったことだと思う。もちろん、ウェブスターの怪我が予想できていれば、違った動きになっていただろうか、それは無理な話だ。

チームは、4/13時点で52勝28敗と見事な躍進を遂げている。これも、「動くべきではない時に動かなかった」という功績だといえると思う。
サラリーで言うと、プリジビラなんかは出したかっただろうが、オデンの怪我に時間のかかりそうな様子から見ると、置いておいたのは正解といえるだろう。

極めて主観的、2008-07.15〜2009.02.26補強5段階評価 そんなわけで、現状維持だけと、結果が良かったので 3.5





Utah Jazz

54-28, 1st Northwest

Roster
 No. Player Pos Ht Wt DOB Exp College
 22 Almond, Morris GF 6-6 225 2/2/85  1 Rice
 5 Boozer, Carlos FC 6-9 266 11/20/81  6 Duke
 9 Brewer, Ronnie GF 6-7 223 3/20/85  2 Arkansas
 31 Collins, Jarron C 6-11 239 12/2/78  7 Stanford
  Dragicevic, Tadija PF 6-9 222   R
 44 Fesenko, Kyrylo C 7-1 288 12/24/86  1 None
 15 Harpring, Matt GF 6-7 230 5/31/76  10 Georgia Tech
 3 Hart, Jason PG 6-3 180 4/29/78  8 Syracuse
 47 Kirilenko, Andrei F 6-9 223 2/18/81  7 None
 26 Korver, Kyle SF 6-6 211 3/17/81  5 Creighton
  Koufos, Kosta FC 7-0 265 2/24/89  R Ohio State
 34 Miles, C.J. GF 6-6 220 3/18/87  3 None
 24 Millsap, Paul FC 6-8 258 2/10/85  2 Louisiana Tech
 13 Okur, Mehmet FC 6-11 263 5/26/79  6 None
 17 Price, Ronnie G 6-2 190 6/21/83  3 Utah Valley State
  Tomic, Ante C 7-1 225 2/17/87  R
 8 Williams, Deron PG 6-3 208 6/26/84  3 Illinois

35-23, 3rd Northwest

Roster
 No. Player Pos Ht Wt DOB Exp College
 22 Almond, Morris GF 6-6 225 2/2/85  1 Rice
 5 Boozer, Carlos FC 6-9 266 11/20/81  6 Duke
 9 Brewer, Ronnie GF 6-7 227 3/20/85  2 Arkansas
 31 Collins, Jarron C 6-11 249 12/2/78  7 Stanford
 44 Fesenko, Kyrylo C 7-1 300 12/24/86  1 None
 15 Harpring, Matt   GF 6-7 230 5/31/76  10 Georgia Tech
 47 Kirilenko, Andrei F 6-9 225 2/18/81  7 None
 2 Knight, Brevin PG 5-10 166 11/8/75  11 Stanford
 26 Korver, Kyle GF 6-7 212 3/17/81  5 Creighton
 41 Koufos, Kosta FC 7-0 265 2/24/89  R Ohio State
 34 Miles, C.J. GF 6-6 227 3/18/87  3 None
 24 Millsap, Paul F 6-8 250 2/10/85  2 Louisiana Tech
 13 Okur, Mehmet FC 6-11 263 5/26/79  6 None
 17 Price, Ronnie G 6-2 190 6/21/83  3 Utah Valley State
 8 Williams, Deron PG 6-3 208 6/26/84  3 Illinois

主な出入り
特になし

4/13時点で、D・ウィリアムスが66ゲーム、オクァが71、ブーザーが35、キリレンコが65と主力に怪我が相次いだジャズ。
しかし、それでもその場しのぎの補強することなく乗り切り、プレイオフ進出を決めているのはお見事。
ブーザーの怪我については、ミルサップの成長と、より高額なサラリーを要求していることもあり、”再契約しない口実”が得られたとプラスに考えることもできる。
また、2009年のドラフトにおいて、1巡目指名権が23位以下だった場合、指名権がミネソタ・ティンバーウルブズへ譲渡となる為(カイル・コーヴァー獲得の際にその条件で指名権をトレード。それがフィラデルフィア・76ersからウルブズへ再トレードされた)、ギリギリプレイオフ進出となったのも、マイナスばかりでもない。
もちろん、優勝候補の一角と目されたチームがウェスタン・カンファレンス8位でのプレイオフ進出は不本意なものだろうが。

オフには、先に述べたとおり、ブーザーがFAとなる見込みなのに加え、オクァ、コーヴァーもFAとなる権利を持ち、ミルサップはFAとなる。
この時点までに聞こえてきているのは、「ブーザーの代わりにミルサップを置くことになるだろう」ということのみ。

トレードを嫌うジェリー・スローンHCだが、オーナーも代わり、チームがこのオフをキッカケに動かないとの保証はどこにもない。

極めて主観的、2008-07.15〜2009.02.26補強5段階評価 1巡目指名権が保持できたというのをふまえ、3.2






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