第126回は、ロスター比較。自チームと自チーム

ウェスタン・カンファレンス サウスウェスト・ディヴィジョン



ご要望により、各チームの今シーズンでの補強について、シーズン前でドラフト後の2008年7月15日当時のロスターと、2009年2月26日現在のロスターを比較して、色々思うところを好き勝手、書いてみたいと思います。

チーム成績は去年のものは昨シーズンの、今年のものは2月26日時点でのものとなってます。
主な選手の出入りについて触れていますが、出て行った要因(トレード、FAなど)についてまではようカバーしきれませんので、ご了承ください。
上のものが昨年、下のものが今年のロスターとなってます。


ページが妙に重たくなるので、見るのと、作業するのとの両方の意味からディヴィジョンごとに分けました。


極めて主観的、2008-07.15〜2009.02.26補強5段階評価 導入

5 文句なし
4 お見事
3 現状維持
2 もう少しやりようがあった気もしないでもないかもしれない
1 いやいや、これはないわ


Dallas Mavericks

51-31, 4th Southwest

Roster
 No. Player Pos Ht Wt DOB Exp College
 30 Allen, Malik PF 6-10 255 6/27/78  7 Villanova
 11 Barea, Jose Juan G 6-0 175 6/26/84  2 Northeastern
 32 Bass, Brandon F 6-8 240 4/30/85  3 LSU
 25 Dampier, Erick C 6-11 265 7/14/75  12 Mississippi State
 14 Diop, DeSagana FC 7-0 280 1/30/82  7 None
  Foster, Shan GF 6-6 205 8/20/86  R Vanderbilt
 40 George, Devean GF 6-8 235 8/29/77  9 Augsburg
 25 Green, Gerald GF 6-8 200 1/26/86  3 None
 5 Howard, Josh GF 6-7 210 4/28/80  5 Wake Forest
 55 Howard, Juwan F 6-9 253 2/7/73  14 Michigan
 6 Jones, Eddie GF 6-6 200 10/20/71  14 Temple
 2 Kidd, Jason PG 6-4 210 3/23/73  14 California
 10 Lue, Tyronn PG 6-0 175 5/3/77  10 Nebraska
 20 Magloire, Jamaal C 6-11 265 5/21/78  8 Kentucky
 20 McLeod, Keith PG 6-2 190 11/5/79  5 Bowling Green
 41 Nowitzki, Dirk PF 7-0 245 6/19/78  10 None
 15 Singleton, James F 6-8 215 7/20/81  3 Murray State
 42 Stackhouse, Jerry GF 6-6 218 11/5/74  13 North Carolina
 31 Terry, Jason G 6-2 180 9/15/77  9 Arizona
 21 Wright, Antoine GF 6-7 215 2/6/84  3 Texas A&M

34-23, 4th Southwest

Roster
 No. Player Pos Ht Wt DOB Exp College
 11 Barea, Jose Juan G 6-0 175 6/26/84  2 Northeastern
 32 Bass, Brandon F 6-8 240 4/30/85  3 LSU
 13 Carroll, Matt GF 6-6 212 8/28/80  5 Notre Dame
 25 Dampier, Erick C 6-11 265 7/14/75  12 Mississippi State
 40 George, Devean GF 6-8 235 8/29/77  9 Augsburg
 8 Green, Gerald GF 6-8 200 1/26/86  3 None
 1 Hollins, Ryan FC 7-0 225 10/10/84  2 UCLA
 5 Howard, Josh GF 6-5 210 4/28/80  5 Wake Forest
 2 Kidd, Jason PG 6-4 210 3/23/73  14 California
 41 Nowitzki, Dirk PF 7-0 245 6/19/78  10 None
 33 Singleton, James F 6-8 230 7/20/81  3 Murray State
 42 Stackhouse, Jerry GF 6-6 218 11/5/74  13 North Carolina
 31 Terry, Jason   G 6-2 180 9/15/77  9 Arizona
 4 Williams, Shawne F 6-9 225 2/16/86  2 Memphis
 21 Wright, Antoine GF 6-7 215 2/6/84  3 Texas A&M

主な出入り
出 サガナ・ジョップ ジュワン・ハワード エディ・ジョーンズ ジャマール・マグロア
入 マット・キャロル ライアン・ホリンズ

52-58-60-67と年々、勝利数ではステップアップしているものの、ファイナル進出の翌年に第1シードでプレイオフに進出しながら、1stラウンドで敗退する失態を演じたダラス・マーベリックス。
そこで昨シーズンは、ベテランを配し、「倒しにくいチーム」を目指したのかもしれないが、勝利数は51に落ち、結局プレイオフ1stラウンド敗退。
「ダラス・マーベリックスの時代は終わった」とも言われるなか、マブスの切った舵は大きくなかった。
ジョップを放出し、シュート力に実績はあるものの、契約残の長いキャロルを獲得。結果は、4月7日現在で46勝31敗。恐らくプレイオフ進出は果たすだろうが、それもギリギリ。この時点での46勝というのは、イースタン・カンファレンスであれば1stラウンドのホームコート・アドバンテージを獲得できるだけの勝利数なだけに、多少酷な状況とも言えるかもしれないが、言ったとしても優勝に近づけるわけではない以上、仕方のないこと。

本題の補強についてだが、ジョップを出して、キャロルとホリンズを得たわけだが、サラリー面では年100〜200万ドルぐらいのメリットはあった。契約年数の長さから見ると総額にすると1000万ドルほどのサラリーの削減につながったかもしれない。
だが、インサイドで化けるかもしれないジョップと、獲得からここまでろくに起用すらしていないキャロルとでは、あまりにも戦力的にマイナス面が大きすぎはしないだろうか。トレード当時、ジェリー・スタックハウスの放出の噂もあり、起用する方針であれば歓迎だった。しかし、スタックハウスは残り、起用もあまりに限定的な現状を考えると、チームのスターティングCを務めるダンピアーが今年で34歳なことも含め、ジョップは置いておくべきだったのではないだろうか。
ジョップには、タイソン・チャンドラー、とまではいかないまでも、値段相応の「1/2スケールバージョンのチャンドラー」ぐらいは期待していいのではないかと思っているのだが。

極めて主観的、2008-07.15〜2009.02.26補強5段階評価 そんなわけで、2


Houston Rockets

55-27, 3rd Southwest

Roster
 No. Player Pos Ht Wt DOB Exp College
 12 Alston, Rafer PG 6-2 175 7/24/76  9 Fresno State
 17 Barry, Brent G 6-7 210 12/31/71  13 Oregon State
 31 Battier, Shane SF 6-8 220 9/9/78  7 Duke
 0 Brooks, Aaron G 6-0 160 1/14/85  1 Oregon
  Dorsey, Joey PF 6-9 265 12/16/83  R Memphis
 3 Francis, Steve PG 6-3 195 2/21/77  9 Maryland
  Greene, Donte' SF 6-11 226 2/21/88  R Syracuse
 19 Harris, Mike F 6-6 240 6/15/83  1 Rice
 44 Hayes, Chuck F 6-6 238 6/11/83  3 Kentucky
 2 Head, Luther G 6-3 185 11/26/82  3 Illinois
 8 Jackson, Bobby PG 6-1 185 3/13/73  11 Minnesota
 14 Landry, Carl F 6-7 245 9/19/83  1 Purdue
  Leunen, Maarty F 6-9 220 9/3/85  R Oregon
 1 McGrady, Tracy GF 6-8 223 5/24/79  11 None
 11 Ming, Yao C 7-6 310 9/12/80  6 None
 55 Mutombo, Dikembe C 7-2 261 6/25/66  17 Georgetown
 20 Novak, Steve F 6-10 220 6/13/84  2 Marquette
 4 Scola, Luis FC 6-9 230 4/30/80  1 None
 33 Woods, Loren C 7-2 260 6/21/78  7 Arizona

36-21, 2nd Southwest

Roster
 No. Player Pos Ht Wt DOB Exp College
 96 Artest, Ron GF 6-7 246 11/13/79  9 St. John's
 17 Barry, Brent SG 6-7 210 12/31/71  13 Oregon State
 31 Battier, Shane SF 6-8 220 9/9/78  7 Duke
 0 Brooks, Aaron G 6-0 160 1/14/85  1 Oregon
 43 Cook, Brian PF 6-9 250 12/4/80  5 Illinois
 15 Dorsey, Joey PF 6-9 265 12/16/83  R Memphis
 44 Hayes, Chuck F 6-6 238 6/11/83  3 Kentucky
 2 Head, Luther G 6-3 185 11/26/82  3 Illinois
 14 Landry, Carl   F 6-7 245 9/19/83  1 Purdue
 7 Lowry, Kyle G 6-0 175 3/25/86  2 Villanova
 1 McGrady, Tracy   GF 6-8 223 5/24/79  11 None
 11 Ming, Yao C 7-6 310 9/12/80  6 None
 55 Mutombo, Dikembe C 7-2 261 6/25/66  17 Georgetown
 4 Scola, Luis FC 6-9 230 4/30/80  1 None
 13 Wafer, Von G 6-5 210 7/21/85  3 Florida State

主な出入り
出 レイファー・アルストン スティーヴ・フランシス ボビー・ジャクソン スティーヴ・ノヴァック
入 ロン・アーティスト ブライアン・クック ヴォン・ウェイファー

まず、なんと言ってもウェイファーだろう。
2005年に2巡目指名され、NBA入りを果たして以来、今シーズンを除くと4シーズンで46ゲームに出場しただけだったウェイファー。その彼を見つけ、見事に起用し、それに応えたといった一連の流れはまさにお見事。ディフェンスは決していいと言うわけではないが、そこらへんは今後に期待したい。無理やりケチを付けるとしたら、契約が今シーズンいっぱいでオフには再契約という新たな難問を抱えることになった、ということぐらいか。
他の点では、毎年のロケッツに対する疑問なのだが、何故ここは毎年極端なのか。
マグレディの怪我もあり、スウィングマンに層の厚さが欲しいと思えば、そこを無理をしてでもかき集め、PGにベテランが欲しいと思えばかき集め、そして今シーズンは「今はPGではない」とふんだのか、一斉にPGを大放出。現在、チームに残っているPGはカイル・ローリーとアーロン・ブルックスの若手2人だけ。しかも、アルストンを放出し、マグレディが怪我で離脱したことで、チーム内でのアシストリーダーは、3.5のローリー。チームのアシスト数はNBA19位の20.4となっている。
アーティストも17.2得点と期待に応えている。
補強で問題と言えば、先に言ったとおり、現在ベテランPG(バリーがその役をある程度担えるが)がいないこと、これは今シーズン狙おうと思わないのであれば、プレータイムを両若手PGに与えることができる状況で、それもありとも言えるのだが。
あとは、今シーズン、狙うつもりならばマグレディは出してしまうべきだったことだろう。マグレディ個人の能力に異議を申し立てるつもりは一切ないが、怪我で出場できなければ、どれだけのスタープレイヤーでも勝利に大きな貢献はできない。また、サラリーが1000万ドル以上のプレイヤーを怪我で欠いた状態で優勝できるほど、NBAもあまくない。
スコラ、ウェイファー、ヤオ、アーティスト、バリー、バティエ、ローリー、ブルックスといい選手が揃っているだけに、この点が惜しまれる。


極めて主観的、2008-07.15〜2009.02.26補強5段階評価 3.5



Memphis Grizzlies

22-60, 5th Southwest

Roster
 No. Player Pos Ht Wt DOB Exp College
 00 Arthur, Darrell F 6-9 225 3/25/88  R Kansas
 44 Brown, Andre FC 6-9 245 5/12/81  2 DePaul
 54 Brown, Kwame FC 6-11 270 3/10/82  7 None
 7 Buckner, Greg GF 6-4 210 9/16/76  9 Clemson
 11 Conley, Mike G 6-1 180 10/11/87  1 Ohio State
 3 Crittenton, Javaris G 6-5 198 12/31/87  1 Georgia Tech
 33 Gasol, Marc C 7-0 280 1/29/85  R None
 22 Gay, Rudy GF 6-9 220 8/17/86  2 Connecticut
 23 Jacobsen, Casey GF 6-6 198 3/19/81  6 Stanford
 55 Jaric, Marko GF 6-7 224 10/12/78  6 None
 1 Lowry, Kyle G 6-0 175 3/25/86  2 Villanova
 32 Mayo, O.J. SG 6-5 200 11/5/87  R USC
 31 Milicic, Darko FC 7-0 275 6/20/85  5 None
 2 Navarro, Juan Carlos G 6-3 170 6/13/80  1 None
 24 Walker, Antoine F 6-9 245 8/12/76  12 Kentucky
 21 Warrick, Hakim F 6-9 219 7/8/82  3 Syracuse

15-42, 5th Southwest

Roster
 No. Player Pos Ht Wt DOB Exp College
 00 Arthur, Darrell FC 6-9 225 3/25/88  R Kansas
 7 Buckner, Greg GF 6-4 210 9/16/76  9 Clemson
 11 Conley, Mike PG 6-1 180 10/11/87  1 Ohio State
 30 Foyle, Adonal C 6-10 270 3/9/75  11 Colgate
 33 Gasol, Marc C 7-0 280 1/29/85  R None
 22 Gay, Rudy F 6-9 220 8/17/86  2 Connecticut
 15 Haddadi, Hamed C 7-2 254 5/19/85  R None
 55 Jaric, Marko GF 6-7 224 10/12/78  6 None
 32 Mayo, O.J. SG 6-5 200 11/5/87  R USC
 41 Mihm, Chris FC 7-0 265 7/16/79  8 Texas
 3 Miles, Darius SF 6-9 235 10/9/81  8 None
 31 Milicic, Darko FC 7-0 275 6/20/85  5 None
 13 Ross, Quinton GF 6-6 193 4/30/81  4 Southern Methodist
 21 Warrick, Hakim F 6-9 219 7/8/82  3 Syracuse
 29 Wilks, Mike PG 5-10 180 5/7/79  6 Rice

主な出入り
出 クワミ・ブラウン カイル・ローリー ホワン・カルロス・ナヴァロ アントワン・ウォーカー
入 エイドナル・フォイル ハメッド・ハダディ クリス・ミーム ダリウス・マイルス クイントン・ロス マイク・ウィルクス

三角トレードでカイル・ローリーを放出し、オーランド・マジックから1巡目指名権。イラン代表CのハダディをFAとして獲得。
戦力的には上記の2つぐらいだろうか、この間に行われた補強は。
マイルスはかつてほどの活躍を見せることなく、話題と言えばポートランド・トレイルブレイザーズが契約を見送るよう各チームに通達するという驚きの行動に出たことぐらい。
ミームに至ってはグリズリーズでは、1ゲームもプレーすることなく今シーズンを終了した。

ただ、チームは前進している。
多すぎたPGの中を整理しつつ、1巡目指名権を獲得。ガソルを無理のない時間(平均約30分)起用し育成。期待のマヨはそれに応え(18.4得点・3.2アシスト・3.8リバウンド)、ゲイもチームハイの18.9得点を記録している。
コンリーも、オールスター明けからは2ゲームで二桁アシストを記録し、4月は約40分平均の出場時間をこなし、平均アシスト数は7、得点も平均19得点近くあげている。
PG コンリー SG マヨ SF ゲイ C ガソル と4/5のスターターポジションは決まってきており、期待できる若手も多い。
問題は、このままいけば、「誰かが育って、次に誰かを指名。あとで入れた選手が育つころには、先に入った選手がチームを出て行く」というこれまでの流れを断ち切れるものではないこと。
勝率最下位争いから、プレイオフ進出争いを行ったり来たりはこのままでも可能だろうが、目標をもっと上に設定する場合では、やはり大きな動きが必要になる。が、それはまた別の話。

補強としては、間違いじゃないと思われ、現状維持+マジックの1巡目指名権ということで、

極めて主観的、2008-07.15〜2009.02.26補強5段階評価 3.2

マジックだから、上位指名権はありえないからねぇ




New Orleans Hornets

56-26, 1st Southwest

Roster
 No. Player Pos Ht Wt DOB Exp College
 1 Andersen, Chris FC 6-10 228 7/7/78  7 Blinn College
 12 Armstrong, Hilton FC 6-11 235 11/23/84  2 Connecticut
 40 Bowen, Ryan SF 6-9 220 11/20/75  9 Iowa
 45 Butler, Rasual GF 6-7 205 5/23/79  6 La Salle
 6 Chandler, Tyson C 7-1 235 10/2/82  7 None
 33 Ely, Melvin FC 6-10 261 5/2/78  6 Fresno State
 5 James, Mike PG 6-2 195 6/23/75  8 Duquesne
 2 Pargo, Jannero PG 6-1 175 9/22/79  6 Arkansas
 3 Paul, Chris PG 6-0 175 5/6/85  3 Wake Forest
 9 Peterson, Morris GF 6-7 220 8/26/77  8 Michigan State
 16 Stojakovic, Peja GF 6-10 229 6/9/77  10 None
 24 Wells, Bonzi SG 6-5 210 9/28/76  10 Ball State
 30 West, David PF 6-9 240 8/29/80  5 Xavier
 32 Wright, Julian F 6-8 225 5/20/87  1 Kansas

34-22, 3rd Southwest

Roster
 No. Player Pos Ht Wt DOB Exp College
 12 Armstrong, Hilton FC 6-11 235 11/23/84  2 Connecticut
 40 Bowen, Ryan SF 6-9 218 11/20/75  9 Iowa
 23 Brown, Devin GF 6-5 210 12/30/78  6 Texas-San Antonio
 45 Butler, Rasual GF 6-7 205 5/23/79  6 La Salle
 6 Chandler, Tyson C 7-1 245 10/2/82  7 None
 50 Daniels, Antonio PG 6-4 205 3/19/75  11 Bowling Green
 33 Ely, Melvin FC 6-10 261 5/2/78  6 Fresno State
 4 Marks, Sean FC 6-10 250 8/23/75  10 California
 3 Paul, Chris PG 6-0 175 5/6/85  3 Wake Forest
 9 Peterson, Morris   GF 6-7 220 8/26/77  8 Michigan State
 41 Posey, James GF 6-8 217 1/13/77  9 Xavier
 16 Stojakovic, Peja GF 6-10 229 6/9/77  10 None
 30 West, David PF 6-9 240 8/29/80  5 Xavier
 32 Wright, Julian F 6-8 225 5/20/87  1 Kansas

主な出入り
出 クリス・アンダーセン マイク・ジェイムス ジャネロ・パーゴ ボンジ・ウェルス
入 デヴィン・ブラウン アントニオ・ダニエルズ ジェイムス・ポージー

パーゴが出ていき、ポージーを獲得した、というのが大きな流れのホーネッツ。
ポージー獲得はあまりにも大きな一手だが、パーゴを失ったのもまた大きい。
シーズン後半にはそれに気付いてか、PGの補強を立て続けに行ったホーネッツだが、怪我もあり、苦しい戦いが続いている。せめて、チャンドラーのトレードが成立していれば、将来への布石にはなったかもしれないのだが。
ポージーを失いことになった時点で、せめてウェルスを確保しておけば、ベンチスタートで1人で得点で切る頼もしい存在を完全に失わずに済んだのだが。




San Antonio Spurs

56-26, 2nd Southwest

Roster
 No. Player Pos Ht Wt DOB Exp College
 15 Bonner, Matt FC 6-10 240 4/5/80  4 Florida
 12 Bowen, Bruce SF 6-7 200 6/14/71  12 Cal State Fullerton
 21 Duncan, Tim FC 6-11 260 4/25/76  11 Wake Forest
 4 Finley, Michael GF 6-7 225 3/6/73  13 Wisconsin
 20 Ginobili, Manu SG 6-6 205 7/28/77  6 None
  Gist, James PF 6-9 235 10/26/86  R Maryland
  Hairston, Malik G 6-6 220 2/23/87  R Oregon
  Hill, George PG 6-2 180 5/4/86  R IUPUI
 25 Horry, Robert PF 6-10 240 8/25/70  16 Alabama
 8 Johnson, DerMarr GF 6-9 210 5/5/80  8 Cincinnati
 28 Mahinmi, Ian PF 6-10 230 11/5/86  1 None
 8 Mason, Roger PG 6-5 200 9/10/80  6 Virginia
 7 Oberto, Fabricio C 6-10 245 3/21/75  3 None
 9 Parker, Tony PG 6-2 180 5/17/82  7 None
 3 Stoudamire, Damon PG 5-10 174 9/3/73  13 Arizona
 40 Thomas, Kurt FC 6-9 235 10/4/72  13 TCU
 5 Udoka, Ime SF 6-6 215 8/9/77  5 Portland State
 11 Vaughn, Jacque PG 6-1 190 2/11/75  11 Kansas

39-17, 1st Southwest

Roster
 No. Player Pos Ht Wt DOB Exp College
 15 Bonner, Matt FC 6-10 235 4/5/80  4 Florida
 12 Bowen, Bruce SF 6-7 200 6/14/71  12 Cal State Fullerton
 21 Duncan, Tim   FC 6-11 255 4/25/76  11 Wake Forest
 4 Finley, Michael GF 6-7 220 3/6/73  13 Wisconsin
 20 Ginobili, Manu   SG 6-6 200 7/28/77  6 None
 1 Hairston, Malik GF 6-6 220 2/23/87  R Oregon
 3 Hill, George PG 6-2 190 5/4/86  R IUPUI
 28 Mahinmi, Ian   PF 6-10 250 11/5/86  1 None
 8 Mason, Roger G 6-5 210 9/10/80  6 Virginia
 54 Mensah-Bonsu, Pops F 6-9 240 9/7/83  2 George Washington
 7 Oberto, Fabricio C 6-10 250 3/21/75  3 None
 9 Parker, Tony PG 6-2 185 5/17/82  7 None
 40 Thomas, Kurt FC 6-9 240 10/4/72  13 TCU
 5 Udoka, Ime SF 6-6 215 8/9/77  5 Portland State
 11 Vaughn, Jacque PG 6-1 190 2/11/75  11 Kansas

主な出入り
出 ロバート・オーリー ダマー・ジョンソン デイモン・スタウダマイヤー 
入 ポップス・メンサー・ボンス ロスターには入ってませんが、この後にドリュー・グッデン

いつもどおりのマイナーチェンジ。
ただ、優勝に貢献したこともあるものの、そろそろ限界が見えてきたオーリーをすっぱり諦めるあたりは、さすが。
グッデン獲得もお見事。
ただ、オリンピック出場での怪我の悪化から、ジノビリが故障続きとなり、ダンカンもその負担がかかってか怪我に苦しんでいる。そのため、成績的には厳しいが、”補強”と言う面では軸を固定したチームとしてはいうことなし。メイソンにも期待。
オフについては、ジノビリの契約が来シーズンいっぱいで、チームが今後の方針をどうするかが注目。ダンカンは11-12シーズンまで、パーカーは10-11シーズンまで契約が残っている。ジノビリと契約延長を結ぶのか、そうせずに2010年オフにはサラリーキャップがある程度、空けることで、ジノビリの代わりを探すのか。それとも、ジノビリを出して契約残のある選手を獲得するのか。全く新しいチームへと舵を切るのか。
ただ、ボーウェン、フィンリー、K・トーマスなんかは契約が来シーズンいっぱいで、そこでの引退も考えられる。1ファンとしては、怪我に苦しんだ今シーズンのままではなく、来シーズン今一度、陣容を大きく変えずに戦って、一時代を築いたチームでの有終の美を飾って欲しいところ。

極めて主観的、2008-07.15〜2009.02.26補強5段階評価
 お見事だが、怪我の不安も拭いきれないグッデンが補強の目玉で、”方針を維持しての動き”としては高評価だが、リーグで見た場合、どでかい補強が行えたというわけではないので、3.5


inserted by FC2 system