第112回
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マイアミ・ヒートが敗れた。 シャックの動きも悪くなく、アントワン・ウォーカーもいい日で、ディフェンスにもチームとして頑張れたほうだと言える日のホームコートでのゲームを落とした。 昨年の覇者が1stラウンドで0-2とされるのは久しぶりのことだとTVで報じられ、今日はさすがに勝つだろうと思っていたのだが。 ゲームの流れを書こうかとも思ったが、恐らくは今シーズンの、このプレイオフのヒートの敗因は「あの場面で」という瞬間、瞬間のものではなく、「覇気」とでもいうべきものな気が、今日のゲームを見て思ったので控えさせていただく。 それでも一応、ゲームを見て…という形なんで気になった点をいくつか。 ウェイドが怪我の影響か、FTを外しまくり、ボールハンドリングも危なっかしい。 ライリーが序盤のファールトラブルもあったが、それ以上にジェイソン・カポーノを起用しなかった。(スターターもプレーは15分) ペイトンの怪我、EJの衰え、ユドニス・ハスレムの勇み足、微妙な判定。 ブルズ側ではカーク・ハインリックの要所での得点、ベン・ゴードンのチームオフェンスが行き詰った時の粘りのあるオフェンス、アウトサイド。まさに「好調」と呼ぶに相応しい内容だった。 ゲームで特に気になったのがウェイド。 シーズンで80.8%を決め、リーグで1番FTを投げていて、優勝経験もあるウェイドがこのゲームでFTが4/10。敗れた点差が8。ヒートが外したFTが19本。シャックが外した9本は諦めるとしても…。 また、昨シーズンのプレイオフで驚異的な威力を発揮したウェイドのミドルからのジャンパーも怪我の影響なのか、ほぼ封印したままでゲームを終えてしまった。 「負ける要素がない」とまでセミファイナル進出を疑っていなかったのだが、ウェイドもシャックも無事に出場しているにもかかわらず、勝てない。シャックの動きも悪くなかった。 ウェイドの不調もあったが、本当のことを言うとさほど目立って悪い!ということも感じなかった。だが、逆に目立っていいところも見受けられなかった。 やはり、「覇気」なのか。そう感じたゲームでした。 シリーズはこれでブルズが3勝0敗とイースタン・カンファレンス、セミ・ファイナル進出に王手をかけた。 ここから巻き返すのは容易ではもちろんないし、正直、管理人はムリだと思う。 だが、もしここから巻き返すことができれば、今再びパット・ライリーにスポットライトが当たる日が来るのかもしれない。 asua |