第106回


「祝レギュラーシーズン開幕!
 開幕戦の感想など」

 レギュラーシーズンが開幕し、見れたゲームがフェニックス・サンズvsロサンゼルス・レイカーズ。だが、その前に流れたマイアミ・ヒートvsシカゴ・ブルズのあの結果はいったい・・・。正直、あちらのほうが気になりましたが、気を取り直してサンズvsレイカーズ、見てみました。

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 まず、ロサンゼルス・レイカーズの面々に謝らなければならない。
 「シーズン仮想、ウェスタン・カンファレンス パシフィック・ディヴィジョン編」でも書いたように、10/31の開幕戦ロサンゼルス・レイカーズvsフェニックス・サンズ戦は間違いなくサンズが勝つと思った。また、その思いはスターティング5を見て更に強まった。

  サンズ  S・ナッシュ R・ベル S・マリオン B・ディアウ K・トーマス
  レイカーズ  S・パーカー S・ブヤチッチ L・ウォルトン L・オドム A・バイナム

 スターターのうち3名を怪我で欠くレイカーズと、ベンチにA・スタウダマイヤーとL・バルボサ、M・バンクスが控えるサンズ。そして、この思いはきっと私一人のものではなかったんじゃないだろうか。

 ゲームがスタートし、いつもどおりのサンズに対し、オドムが意識して速い流れにチームを乗せて対抗しようとするレイカーズ。得点がお互い二桁にのるぐらいまではついていけたレイカーズもそこから失速し、1Qが終わると、41-26とサンズの大きなリードとなっていた。

 「見るのをやめようか」
 そうも思った。だが、見続けることにした。というのも、何も「レイカーズは負けない」なんてレイカーズファン泣かせな意識があってではなく、「こういう展開じゃないと見れないメンバーが見れるかも」という考えがあったからだ。

 だが、そこから予想外にもほどがあるほどの粘りをレイカーズがみせる。
 バイナムはインサイドで粘りのあるプレーをみせ、ウォルトンは要所でインサイドに入りこみ、オドムは終始ゲームをコントロールしオフェンス・ディフェンス両面でチームに大きな存在感を示した。B・クックはチームが苦しい時間帯をなんとか1on1で崩れるのをつなぎとめ、M・エヴァンスは終盤にショットを乱発するまでは自分の短いシュートレンジを守り高確率でショットを沈めてみせた。ラドマノヴィッチはまだチームオフェンスを完全には理解できていないがその中でベストを尽くし、J・ファーマーは良い所も悪い所もあったが秤にかけると「良い方」に傾く活躍でNBA初ゲームをクリアした。
 S・パーカーについてはひどい場面も多かった。悪く言えば独りよがりな、良く言えばコービー不在を自分が埋めるとの責任感とも見て取れた。ベンチメンバー(・・・どの場面もベンチメンバー、といった感じだったが)がメインの時は1on1を挑み、ポストアップでボールを要求し、なんとかしようとする様は見て取れた。だが、パーカーについては見た目(9得点&7アシスト&6リバウンド)ほど、今日の働きはいいほうには作用したとはいえなかった。

 サンズはサンズらしいオフェンスで満点に近いゲームを展開した。
 FG%は.519、3Pでは13/30で.433を記録し、106得点を記録した。
 だが、ディフェンスでは様々な問題を露呈した。インサイドでは特に。先に書いたウォルトンのゴール下のショットは1度や2度ではないし、バイナムがフックを打つのはいいとしても、オフェンスリバウンドを拾われそのままショットを許したり、ゴール下のショットを次々決められたり。バイナムがポストアップしてからの裏へ通したアシストパスは1度ではない。
 復活が期待されたA・スタウダマイヤーはベンチスタートで11分の出場、6得点&3リバウンド&2アシスト。しかし、スタウダマイヤーがいるといないとでは、ナッシュが切り込んだ時にインサイドでパスを受ける先があるのと、ないのと差になり、それは大きい。「流れを見て、投入」ではなく、スタウダマイヤーを下げている時間帯の心配だけをできる状況であれば、あるいは。

 次回のこのカードの対戦はシーズンも終盤、3月の4日。場所はフェニックスで行なわれる。
 それまでにはスタウダマイヤーにも、クワミにも、ミームにも、コービーにも今シーズンの答えが大まかながらでているだろう。今日の対決から4ヶ月でどちらがどれだけ前に進むことができるか。蓋を開けてみるまで誰にもわからないが、怪我だけはしっかり治し、新しい怪我を負わず、この日を迎えて欲しいものです。





主要スタッツリーダー 仮想

得点 コービー・ブライアント、ロサンゼルス・レイカーズ 35.4  2位 ラブロン・ジェームス、クリーブランド・キャバリアーズ 33.2
リバウンド ドワイト・ハワード、オーランド・マジック 12.6  2位 ケヴィン・ガーネット、ミネソタ・ティンバーウルブズ 11.9
アシスト スティーブ・ナッシュ、フェニックス・サンズ 10.9  2位 バロン・ディヴィス、ゴールデンスティト・ウォーリアーズ 10.1
スティール クリス・ポール、ニューオリンズ/オクラホマシティ・ホーネッツ 2.6  2位 ブレヴィン・ナイト、シャーロット・ボブキャッツ 2.1
ブロック アンドレイ・キリレンコ、ユタ・ジャズ 3.4  2位 ベン・ウォレス、シカゴ・ブルズ 2.6



まだ、頑張って欲しいので、どこかに獲得して欲しいFAリスト。数字は年齢と身長

ミルト・パラシオ 28 191
アンソニー・カーター 31 188
ハワード・アイズリー 35 188

デレク・アンダーソン 32 196 (バイアウト後のため、希望はプレータイムだけか)
デヴィン・ブラウン 28 196
クィンテル・ウッズ 25 203
ルーク・ジャクソン 25 201

ジャレン・ローズ 33 203 (バイアウト後のため、希望は優勝を狙えるチームか)
キース・ヴァン・ホーン 31 208 (引退も噂されているが、「引退した」とも聞かない)
シャンドン・アンダーソン 33 198 (マイアミ・ヒートと再契約と見られていたが、現在怪我で先送りに)
ラモンド・マレイ 33 201
ジム・ジャクソン 36 198
ウォルター・マッカティ 32 208

トニー・クーコッチ 38 211 (ミルウォーキー・バックスか、シカゴ・ブルズとしか契約するつもりはない模様)
アントニオ・ディヴィス 38 206 (以前に、「今シーズンの契約に興味なし」とのコメントを紹介)
ロバート・トレイラー 29 203 (健康面で問題あり?)

ママドゥ・エンディアヤ(N'diaye) 31 213
ジャヒディ・ホワイト 30 206
アーヴィン・ジョンソン 39 211 (年齢的に限界突破?)



 以上、レギュラーシーズン開幕を祝って、まとめるつもりもなく、いいたいこと言ってみました(笑)。
   管理人 asua











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