ひと言解説         


2011年11月26日、暫定合意した新労使協定
(で、管理人が把握しているもの)

 バード例外条項下での最大契約期間は5年、バード例外条項下でない場合は4年。


 ルーキー契約、最低保証給の引き下げはなし。


 250万ドルの新たな例外条項ができたが、これを使用した場合、ミドル例外条項、バイアニュアル例外条項を使うことはできない。
(使用条件は250万ドルを加算するとサラリー総額がサラリーキャップを超えるチーム?)


 ミドルレベル例外条項については、サラリーキャップを超過しラグジュアリータックス課税ラインを下回っているチームは最大年500万ドルの4年契約が可能。ラグジュアリータックス課税ラインを越えているチームは年300万ドルの4年契約が可能となっている。


 バスケットボール関連収入の分配比率については、選手側が49〜51%(リーグの成績による?)。


 選手は労使協定で定められたバスケットボール関連収入の分配比率をサラリーと福利厚生費の総額が超えた場合、その額をオーナー側に返金する必要があり、サラリーの10%を預ける。超えなかった場合は選手に返金される。名称エスクローシステム。


 チームが使うべき最低サラリー総額は最初の2年はサラリーキャップの85%だが、その後は90%まで増加する。


 今回も前回同様、チームは誰か1選手を放出し、そのサラリーがサラリーキャップに含まれなくなる、もしくはラグジュアリータックスの支払いから免れるという特別ルールが設けられている。
 使用期限は現時点では不明。前回はそのシーズン後の8月15日まで期限となっていた。
 アムネスティ条項と呼ばれている。


 契約延長と同時にトレードすることを禁じるようオーナー側は求めていたが、取り下げた模様。
 (昨シーズン、そのトレードを行ったことからか、カーメロ・アンソニー・ルールと呼ばれていた模様)


 FA解禁とトレーニングキャンプ開始は既報通り12月9日スタート、シーズンは12月25日スタートとなる見込み。


 ・10年の協定終了時までに、現在の21.7億ドルから30億ドル以上に年のサラリー総額は上昇することが予想される

 ・コートでのプレイヤーの行動に対してのデイヴィッド・スターン氏の行動の中立性の調査

 ・シーズン中に選手に最低16日間の休養(12-13シーズンより)

 ・キャリア後の健康と福祉のために受けとれる資金がバスケットボール関連収入から提供される新たな仕組みの誕生

 ・スポンサーイベントへのプレイヤーの出演料の増加(最低3000ドル、8つ以上になると同4000ドル)

 ・海外から選手を獲得する際にチームが支払うことが出来るバイアウト負担額について1シーズンに25000ドルづつ増加する。11-12シーズンで525000ドル(これまでは50万ドル)。同ルールは海外でプレーするアメリカ人プレイヤーにも適応される

 ・11-12シーズンはサラリーの66/82を受け取る

 ・選手は10月1日までにサラリーの最高50%までを受け取ることができる

 ・NBAとNBPAは共同でドラフト、Dリーグの問題を検討する

 ・3年目以降のプレイヤーは選手の同意なしにDリーグへは送ることが出来ず、その場合もNBAの契約で支払いが行われる

 ・選手は1ヶ月に1ゲームの全国放送のテレビ、1ヶ月に1ゲームの地元放送のテレビ、1stラウンドで最高2ゲームについて、マイクの着用について同意することができます。ただ、その際の内容については懲戒の対象とならない。

 ・トレーニングキャンプの保証は週2000ドル、日当120ドルまで上昇

 ・トレードされた選手への住宅についての払戻金は3ヶ月間、月4500ドルまで増やされる


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